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【読書レビュー】オーデュボンの祈り│伊坂幸太郎を読んだ感想

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【 おすすめ度 ★★★★★ 】

▼ あらすじ ▼
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)

▼ 感想 ▼
江戸時代から世界を遮断されている〖 荻島 〗での様々な人達のお話。オーデュボンとは、実際に存在した鳥類研究家であり画家です。

非現実的な世界観ですが、どんどん引き込まれます。島に欠けているものは何なのか。些細なことでも最後には伏線回収し、意味を持つものとなる。感動とともに、不思議なストーリーを読破した爽快感がありました。

ちょっとビックリしたのがこれが伊坂さんのデビュー作だということ。ここが原点だったのかぁとしみじみ。

伊坂幸太郎の作品にはなんだか独特のテンポがあり好きなんですが、今のところ読んだ伊坂作品の中で1番好きです。

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