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映画はしご〜「真夏の夜のジャズ」と「ジョーンの秘密」

映画ハシゴをした♪
一本目はスタンプで無料。

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一本目は
「真夏の夜のジャズ」。


ネットで伝説の映画と見かけては、どんな映画なのだろうと何年も気になってきたのが修復され4Kで見られた。

「ニューポート・ジャズ
・フェスティバル」のドキュメンタリー映画。
調べると
1958年に開催された第5回のフェスティバルを記録したものらしい。

ジャズは詳しくは無いが私も名前を聞いた事のあるミュージシャンが次々と出てくる。

ただ、ミュージシャン達の演奏を映すだけならライブ映像と変わらないが、この映画は観客達の様子も映される。

黒のチェックのシャツに羽織った赤いカーディガンとリンクした赤いリボンの付いた帽子の女性。

青いワンピースにベージュのハイヒール、補色の黄色の帽子の女性。

…当時の観客のファッションにも見惚れた。

リズムを取る人、踊る人。カメラを構える人。

練習風景。ヨット。

…時折入る別のショットもリズムになる。

「ジャズとはこんな音」と、地方にいると固定概念を持ちそうになるところだけど、この映画を見て思ったのは
「ジャズとは自由に表現すること」
だった。
フェスティバルはジャズだけど、ジャズの中にクラッシックの音もロックの音もブルースの音も感じる。

歌い踊り、抱き合いキスし、笑い合う。
感じた気持ちを自然と身体で表現する。
私だってハタチくらいの時は今よりもっとそうしていたはず。

今年はコロナ禍で、誰かと会って嬉しくても、ハグどころか握手すら手を出すのをためらわれ、もどかしい様だけど。

かしこまらず、躊躇なく表現する気持ちを取り戻したいと思った。

(今週はかなり仕事がハードだったせいか、映画最後は見るのでは無く、半分眠りながら音楽だけ聴いていて、せっかく行ったのに少し後悔)

***

映画が終わり帰りかけると、すぐ次の上映があるのか、沢山の人がなだれ込む様に映画館に入っていく。
何があるのかと見ると「ジョーンの秘密」。

ネットで調べると面白そうだったから私も入ってみた。

全くノーチェックだったけれど、これは見逃さなくて良かった、良い映画だった!


80代になり、平和に暮らしていたところをスパイ容疑で逮捕された女性の実話。

映画は若い頃の回想シーンが中心になる。

あまりネタバレしてはいけないかもだけど、第二次世界大戦前後、原爆の開発に関わったイギリス人女性が、ソ連に情報を流したのだ。

なぜそんな事をしたのか…
全く知らずに育った弁護士の息子の葛藤も交えながら見どころ。

若き日の女優さんの演じる、真っ直ぐで聡明で意思が強い女性は、私自身の若い頃の海外生活を思い出し…
(同時に女優さんは可愛らしい人だった!)

私でも同じ状況なら同じ判断をし、そうするかもしれないと思いながら見ていた。

夏にNHKで亡くなった三浦春馬も出演の「太陽の子」という、原爆を開発していた若き科学者達のドラマがあったが、
それとリンクする様な映画。
(太陽の子

)

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