今日のアウトテイク#154(土曜無料版)「公民館のしあさってにコワーキングがある、はず」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-20)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。

しあさっては明々後日、さきおとついは先一昨日、と書く。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"良い教師は自分の影響から教え子を守るものだ。"
(ブルース・リー)

#公民館のしあさってにコワーキングがある、はず

公民館を「自分たちのコワーキング=インディー・コワーキング」に使えないかと考えていて、先日、この本を買った。

まだ全部読んでいないけれど、冒頭に出てくる那覇の繁多川公民館は「自分たちの公民館」を実践しているとしてよく耳にする。

そのカツドウ内容も非常にユニークかつ刺激的。というか、楽しそうだ。

で、館長の南信乃介さんに対する一問一答のページあったので拾い読みしてたら、こんな一節に出会した。

Q:失敗したなという講座はありますか?

A:ありますね。募集したのに当日一人も来なかった。自然環境の啓発型の講座でしたが、「今、必要だからこれをやるべきだ」、と自分で思い込んでいました。企画しておいて誰が何のために来るのかはイメージできないまま当日を迎えました。今は経験豊富な市民に対して、私が私の視点だけで何かを学ばせようなんて、こんな失礼な対応はないなと思います。

ぼくにも身に覚えがある。カフーツのオープン当初、毎週、最低1本はイベントをやってたが、その中に「誰に?」「なんで?」がまるで考えられていない企画もあって、案の定、ウケなかった。当たり前ですね。

イベント開催はコワーキングにいろんな意味で有効だけれど、ここを疎かにすると逆効果。そういえば、昨日、コワーキングの運営の相談に来られた方もそう言ってた。「誰も来なかったんです」。

熱意と思い込みは違う。まず「誰」を特定して、その人が求めているものを徹底的にヒアリングすること。プロファイルはマーケティングの基本だ。その上でテーマを決め、講師をアサインし、スケジューリングして告知する。

ぼくは条件さえ許せば、公民館とコワーキングが合体することで、「自分たちのコワーキング=インディー・コワーキング」が実現する可能性は高いと思ってる。

これはちょっと、繁多川公民館、行っとかないとアカンですね。

で、いつ?

#セルフ・クラウドファンディングのすすめ

先日の屋久島からMIckeyさんが来られた話には後日談がある。

神戸から屋久島に帰る途中、その時にも話に出た鹿児島市内の居酒屋「あかね」に寄った模様。で、こんな画像を送って来られた。眼の前のボトルに注目。

「エアコンを買い替えするので、クラウドファンディングをご支援ください。あなたの志をお待ちしております」

と書いてる。すごい。セルフでクラウドファンディングやってる。こういう発想にぼくなんかはシビレル。ここが地域のお客さんに愛されているということが判る。

だから、以前、ブログに書いたように、店とお客が一体となって、その時間を楽しく過ごすように自然にアタマとカラダが動く。

そういう空気を持ってるのは、ただ安い、量が多い、というだけでなく、ここがひとつのコミュニティとして機能しているということ。店とお客との会話も楽しい。そこに、我々のようなよそ者が入っても、スッと受け入れてもらえる気安さがある。もうカルチャーと言ってもいい。

とか言ってたら、ルポ記事があった。最後にビデオもついてる。女将さんは登場しないが、これを見たら行きたくなると思う。←既になってる。

で、そのクラファンの話だが、これをコワーキングでやったらどうか、と思ったわけで。

もちろん、開業のときにクラファン・サービスを使って、オンラインで寄付を募ることはよくある。特に、自分たちの町にこうこうこういう目的でコワーキングを作りたい、という思いの丈を語って熱意が伝わり首尾よく開業資金を調達できるぐらい、コワーキングもある程度、知られるようになってきた。

それを敢えて、オフラインで実行するということ。正直、地味で地道なやり方だし一気に集まらないだろうと思うが、むしろ、そうであるが故に、本当に強いつながりの中から「浄財」を得るという、そのこと自体がそのコワーキングの存在価値を語っているように思える。面倒くさいけど。

ここ、ちょっと、例のニュージーランドのEnspiralの共同出資に通じるものがあると思うのだが。

英国の人類学者ロビン・ダンバーが1993年に行った研究では、「人がスムーズかつ安定的に関係を維持することができる人数は150人が限界」としている。いわゆる「ダンバー数」だ。霊長類の脳の大きさと関係があるらしいが、言われてみれば、そんな気がする。

インターネットの登場のお陰で、その数は劇的に増えたはずだと異論を唱える学者もいるようだが、生身の人間が身体性を伴って日常的に付き合いのできる人間の数は、やっぱりそれぐらいが限度ではないかと思う。

ま、手数料も徴収されないから、試しにやってみてもいいかも。

ただし、これをAmazonの「欲しいものリスト」を公開して、もしよかったら買ってくださいな、とやるのではなく、このボトルに手ずから入れてもらうのがキモ。

ところで、MIckeyさんのメッセージによると、ここの女将さんはなんと「日替わり」なんだそう。

あれ?昨日もそんな話してなかったっけ?

ますます、コワーキングのお手本じゃないか。ここもまた行っとかないとアカンですね。

さて、5月は雨が多いと聞く。
だったら、いつ?

ということで、今日のところはこの辺で。


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