今日のアウトテイク#52「カトリック教会とコワーキングの共存 ほか」【メンバーシップ特典】(2024-01-09)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。

※読んで面白かったらぜひシェアくださいまし。

今夜は23時から「深夜コワーキング」です。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"日々をどれだけ収穫を得たかではなく、どれだけ種を蒔いたかで評価しよう。"
(ロバート・ルイス・スティーヴンソン)

Quote of the day. #qotd

Posted by Forbes on Saturday, January 6, 2024

#深夜コワーキングVol.2は今夜23時から(告知)

今夜、23時から明日の朝6時まで、「深夜コワーキング」やります。

いつ来ても、いつ帰ってもOK。
夜型のあなた、よかったら参加ください。

#コワーキングデイ 「110(イトー)の日」(告知)

「深夜コワーキング」に引き続いて、「110の日」があります。

「深夜コワーキング」からは、こんな構成。

(第1部:深夜コワーキング)
2024年1月9日(火)23時〜1月10日(水)6時

(第2部:110の日の出&えべっさん詣で)
2024年1月10日(水)6時30分〜8時ごろ

(第3部・第4部:生配信番組&間借りコワーキング)
2024年1月10日(水)13時〜20時

第3部からは生配信もあるようです(何するんでしょ?)。
これも、いつ来て、いつ帰ってもOKです。
よろしければ〜。

#帯じゃなくてカバーのカバー

本屋さんで視線を感じたので振り向いたらこれがあった。そういえば、読んでない。別に暇でも退屈でもないが(むしろ真逆だが)、面白そうなので買った。

といって、2冊買ったのではない。

いつも帯は外すし、東大・京大はどうでもいいから外そうとしたら、これ、帯じゃなくて、カバーの上からカバーだった。左が本で、右がカバーのカバー。

帯にすると著者の名前が見えなくなるからか。それなら帯を立てに短くすればよかったんじゃないのか、いや、そうするとインパクトに欠ける。いっそカバーにしよう、となったのかしら。いろいろ考えますね〜。

#カトリック教会とコワーキングの共存

今後、ハイブリッドワークが常態化するに連れて、わざわざ都市圏のワークスペースに行くまでもなく、自宅から近い、生活圏内にあるコワーキングを利用するようになるのは当たり前の話で、そのことは過去にも何回か書いている。
古いところでこれ。

次いで、コロナ禍が本格化し、通勤しない働き方が世界中で模索される中でこれ。

ここでは、スーパーマーケットの中のコワーキングの話を取り上げているが、併せて「図書館」「病院」「大学」「駅」あたり、あるいは「銭湯」にあってもいいかも、と書いた。とりわけ「公民館」が最も可能性ありだと考えている。(銭湯は一部で復活の動きがある。実は神戸にも)

ついでにこれ。

郊外の住宅地にある自宅をワークスペースに提供することで、仕事と地域コミュニティへの参加を両立させている例を上げている。ぼくは、このAirbnbのオフィス版が、日本でもスタートしないかなと期待している。空き家問題で頭を抱えている地方自治体にもいいアイデアだと思う。

で、「もっと他にも生活圏内にある施設とコラボしてワークスペースはできそうだ。たとえ、グローバル企業の資本がなくとも、地域のプレイヤーが共同で企画して、あるいは行政主導で官民協働型のコワーキングの運営は十分に可能だろう」という考えは変わっていない。

そこで、教会だ。

日頃、教会にあまり馴染みがないので、教会でコワーキングを開設するというアイデアに、まったく気づいていなかった。

なぜかOGPが出ないので画像を貼ってURLをリンクしておく。

Catholic Coworking: Office Spaces That Combine Work and Prayer

教会は、生活圏内にあって、地域のプレイヤーが共同で企画して、運営できるという条件が揃っている。

"自宅から2ブロック離れたカトリックのコワーキング・スペースにオフィスを借りることで、コリンズは家族の近くにいながら、仕事に集中するのに十分な距離を保つ方法を見つけた。"

理想的。このコワーキングの名前は「Ora et Labora」というが、これはベネディクト会のモットーである「祈りながら働け(ora et labora)」という言葉から付けたんだそう。スバラシイ。

Forbesによると、2023年に、米国のフルタイム従業員の約13%がリモートで働き、約28%が「ハイブリッド」(リモートと雇用者の拠点で勤務時間を分ける)で働いている。

一方、Zippiaの報告によると、2022年には100万人以上が6,200以上のコワーキングスペースで働き、2017年から55%増加している。

その中には、当然、カトリックの信者もいるし、カトリックにはカトリックの行動様式がある。

"カトリック信者は、自宅や喫茶店での孤立を避け、気晴らししながら、フレキシブルに仕事をし、ネットワークを広げるだけでなく、祈り、親睦を楽しみ、しばしばカトリックの同僚とミサに参加するために、遠く離れたフランスのリヨンでもコワーキング・スペースを見つけている。"

こういうことは、自身が信者でなければ判らないだろう。だが、信者ならではのニーズは確かにあるわけで、そこを解決する方法としてコワーキングがうまく活用されている。

生活圏内では、すでにあるものを活用する。前述、「図書館」「病院」「大学」「駅」がそれに該当するが、そうだった、「教会」もそのひとつだ。

利用者は「働く分野は違っても、従業員たちは信仰について語り合うために集まっている」と言う。「信仰」は「趣味」「嗜好」とは違うが、同じベクトルを向いている者同士が場所を共用(共有ではない)するのは理に適っているし、それこそが人と人をつなげるコワーキングの存在理由でもある。

前述のフランスのリヨン教区は、コワーキングだけでなく瞑想の場を提供することで、リヨンのビジネス街にある「パルヴィス・パルデュー(パルデュー広場)」で経済と宗教の対話を生み出そうとしているとか。

2022年にオープンしたこの施設では、コワーカーはミサや祈り、イベントに定期的に参加し、告解を受け、食事を共にすることができる。

で、さらにいいなと思ったのが、このコワーキングスペースはカトリック信者だけでなく、すべての人に開かれている、ということ。それでこそ、コワーキング。

で、ちょっと調べてみた。

文化庁の令和4年の宗教統計調査によると、日本の宗教法人数は、神道系が 84,316 法人、仏教系が 76,774 法人、キリスト教系は 4,765法人ある。

ちなみに、一番多いのが大阪府で2550教会(2020年現在)。へ〜、と思ったのが3位の兵庫県で2053教会。そんなにあるんですね。

また、Wikipediaによると、2019年12月現在で、「961のカトリック教会、746の修道院があり、これらが41の医療施設、639の社会福祉施設、833の教育施設(ミッションスクール、特別支援学校等)を運営」している。

この961のカトリック教会のうちいくつかが、医療施設やミッションスクールなどのように、地域のワーカーのためのコワーキングスペースを運営しても不思議ではないように思える。いや、もしかしたらすでにあるかも、と思って検索してみたが、残念ながら見当たらない。(一部、旧教会をリノベーションしてコワーキングとした事例はある)

既存の施設で、人の集まりやすいところにあるとしたら、ぜひ、その地域のコワーキングとして活用いただきたいと(信者ではないのだが、勝手に)思う。

で、これ、なにもカトリック教会に限らない。事実、神社やお寺にコワーキングを開設するという事例もある。以前、「コワーキングプレス」で紹介したここもお寺だ。

蛇足だが、大学もコワーキングを積極的に設置すべきだと思う。それも、学内だけに閉じこもるのではなく、広く門戸を開いて、地域住民はもちろんのこと、地理的に遠くとも外部からの「知の流入」を誘発するよう設計、運営されることが望ましい。

そこで、仲間とコラボを組んでプロジェクトを草案、実行する鍛錬を積み、自分の仕事を自分で作る人がたくさん巣立ってほしい。

もし、自分たちの町にもコワーキングが必要だと考えるのなら、「図書館」「病院」「大学」「駅」「公民館」それと「銭湯」、このへんをじっくり観察して、相談してみるのも方法だ。

あるいは、まだ見過ごしている施設があるかも。

ということで、今日はこのへんで。

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