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読書記録『「ちゃんとしなきゃ!」をやめれば二度と散らからない部屋になる』

こんにちは、神崎翼です。

日本で大掃除と言えば冬の行事ですが、欧米では『スプリング・クリーニング』といって、春の行事なのだそうです。窓を開けても過ごしやすく、冷たい水であかぎれになることもないので、師走で大掃除をやり損ねたという方は今やるとちょうどいいかもしれませんね。

というわけで、今日の一冊はこちら。

『「ちゃんとしなきゃ!」をやめれば二度と散らからない部屋になる』
(なぎまゆ著/2020.9/KADOKAWA)

本書は、「元 片付けられなかった人」である著者が「自身にあった収納法を見つけることこそが整理整頓された状態を長くキープできる方法」を写真やイラストによる解説付きで教えます。(商品説明より引用)

雑誌やインスタのオシャレな部屋作りに憧れ、紹介された片付け方法を忠実に実践しても数日たてば元通り。そんな経験ありませんか? そういう人は、そもそも自分に合っていない部屋作りをしてしまっているのかも!

ということをまとめた実践片付けノウハウ本です。
やることは大きく三つ。

①全部出す
②要らない物を徹底的に手放す
③再収納をする

「全部ってどこまで?」と思った方、全部といえば全部です。

服を片付けたいなら家中にある服を徹底的に全部、
本を片付けたいなら家中にある本を徹底的に全部、
家の中の物全部を片付けたければ家の中の物徹底的に全部、

全部出して、要る要らないの判定を全てのものに施し、そうして再収納するというのが、こちらの本が提案する片付け方法です。

うん、無茶苦茶きついです。実はやったことあります。

私は趣味の都合で本に対する思い入れがひときわ強いので、じゃあ本以外のものにやってみようと実践しました。丸三日かかりました。

「え……これほんとに終わる? 本当に終わる?」と慄き続けた三日間でした。二日ぐらいは②をやっていた気がします。本気で疲れたので二度とやりたくない。ですが、おかげさまで本以外の物は今もなんとなく片付いています。部屋中に散らばっていた文房具は一か所にまとまっているし、半日かかっていた衣替えは毎回一時間以内に終わるようになりました。足りないものがすぐわかるようになったので、「今日はあれを買ってこないと」と買い物の判断もストレスなくできるように。無駄遣いも減ったんじゃないでしょうか。

本はそのままなのでめちゃめちゃ散らかってるんですがね!!
実践済みとそうでないものの落差が分かりやすすぎて笑うしかない。いずれ、いずれはやります……はい……。

まあそれはさておき。実はこちらの本、漫画家である著者がこの本より前に出した片付けエッセイ漫画の内容をまとめた本でもあります。

「モノであふれた友人たちの部屋を、著者が二度と散らからない部屋にするべく手助けする」という内容のエッセイ漫画で、個人的にはこっちの方がストーリーがあって面白く、わかりやすかったです。文字より漫画がいい、という方はこちらをおすすめします。三巻まで出ていますが、ひとまず第一巻だけ買えば片付けの実践はできます。

正直言って、手間なく簡単に、という内容ではありません。実践には相当の覚悟と努力が必要です。でも、実践すれば確実に前よりもよくなります。それだけは保証します。片付けたい方、おすすめです。

それでは今日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました!


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