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読書記録『時間をもっと大切にするための小さいノート活用術』

こんにちは、神崎翼です。
手帳術や文房具ブームが訪れてから久しいですが、いざノートを活用しようしようとしてもいまいち使い方がわからないことってありませんか?

ということで、本日の本はこちら。

時間をもっと大切にするための小さいノート活用術
(2020.1/髙橋拓也著/玄光社)

世界で1番“気楽な”ノート術
年間100万PVを達成するウェブマガジン『毎日、文房具。』の編集長・髙橋拓也が持ち歩いている小さいノート。
スマホのような感覚でいつでもどこでも開き、日々のログを書き留めれば毎日が整理され新しい可能性が見えてくる。
あなたも小さいノートを味方につけて、自分の時間を取り戻しましょう!

honto商品説明より引用

時間活用術として、小さいノートに書きつけることを提案している本です。活用術、といっても、やることは簡単かつシンプル。小さいノートを準備して、常に持ち歩き、自分の好きな時に書きつけるだけ。タイミングも内容も自由、使うノートやペンも好きなものを。

 小さいノートの使い方を教えてほしい、使いやすいのはどんなタイプのノート?こんな風に聞かれると、私は決まってこう答えます。ルールは、何もありません。自由に、思いきり、好きなものを好きなように使い倒してください!と。

P.26 Chapter1 小さいノートのある暮らし より引用

ちなみにこの本を読んでから私が準備したのは、100均で購入した方眼罫のリングノート。ペンは手元で余っていた黒ペン。主に仕事の指示を書き留めるのに使っていますが、頭がもやもやしているときはそれを書き出したり、買い物に行く前は買い物リストをざかざか書いていたり、適当に使っています。1冊で完結できるし、書き分ける必要も、美しくデコレーションする必要もなし。

 小さいノートは、誰かに見せるためのものではありません。
 SNSで、芸術的なほどに美しく綴られた個人ノートを目にすることがありますが、他人の鑑賞に耐えうるノートを作るのって、実はすごくスキルと時間を要するのです。(中略)
 小さいノートは、あくまで自分のためだけのもの。ですので、「映え」は、完全に無視してください。文字が汚くても、問題なし。その都度その都度で、不揃いに余白があっても構いません。人に見られるからちょっとカッコいいことを書いてみよう、なんて気張るのも、もってのほかです。その瞬間の気づきやアイデアを書き留めることが、目的なのですから。

P.30 Chapter1 小さいノートのある暮らし より引用

正直同じことは、スマホでもできます。でもスマホを開くと、スマホの向こう側にはたくさんの情報があって、ひとたび開けばその情報に飲み込まれる危険性が。でもノートなら、ノートと自分、1対1で向き合うことが可能です。情報氾濫社会の中、書きつけるときも時間を無駄にせず、自分の頭の中だけをすくいあげることができる。コスパ・タイパともに最高の時間活用術でした。

個人的には、特にADHDの人にはこのノート活用術が役立つのではないかなぁと。ADHDの人は、常に頭の中が忙しないです。思考がとっちらかり、思考が思考を呼んでずっと考え事をしている状態の人も。思いついた矢先から他のことを思いついていつの間にか忘れてしまう、ということも多々あります。けれどノートに一度書きつけてしまえば忘れませんし、書きつけるという行為によって、思考そのものが整理されていきます。

 小さなあれこれが頭に残っていると、混乱を招きかねないので頭の中から追い出したい。しかし完全に忘れるのはまずいというジレンマ。
 なので私は、どんな些細なことでも、どんどんノートに書いていきます。言い換えてみればやりたいことに向き合えるように、小さなことをいったんノートに預かってもらうのです。ノートに書き留めた瞬間にアウトプットができて、頭がすっきりする。小さいノートのおかげで、今この瞬間必要ないことを、ちょっと傍らに置いておくことができるのです。

P.35 Chapter1 小さいノートのある暮らし より引用

手軽に、シンプルに、難しいこと一切なく自分の時間を取り戻す手段、小さなノート。ノートの使い方のヒントや、おすすめのノートやペンなども紹介されているので、ぜひ一読どうぞ。

それでは今日はこの辺で。
また次の記事でお会いしましょう。

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