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リウマチ膠原病学 関節リウマチのリハビリ

リハビリの目的

関節の変形進行の防止

二次的な廃用の防止

補助具などにより日常生活動作能力の向上

あくまで治療の一環であり、薬物療法なども並行して行っていくことに留意

関節炎症の病態

滑膜炎症→骨萎縮→肉芽形成→軟骨破壊、骨破壊

ステージ分類

ステージ1:骨の軽度萎縮

ステージ2:関節裂隙が狭小化

ステージ3:関節破壊と変形

ステージ4:破壊された骨が癒合、骨性強直

また、ムチランス変形という症状もある

ムチランス変形:関節が消失し指がアコーディオンのようにぐにゃぐにゃになる

クラス分類

クラス1:正常

クラス2:多少の障害があるが普通の生活ができる

クラス3:身の回りのことはなんとかできるが、外出時には介助要する

クラス4:ほぼ寝たきり

リハビリテーション療法の種類

①患者教育:関節保護法、労力の節約指導

②物理療法:温熱療法・・・関節炎急性期には禁忌

③運動療法:関節可動域訓練

     筋力増強訓練

     歩行訓練

④作業療法:上肢可動域訓練

     日常生活動作訓練

     自助具導入・・・生活に必要な道具を関節負荷なしで使えるようにする器具 ドアノブエイド、蛇口エイドなど

⑤装具療法:杖

      関節保護装具

      頸椎装具 など

温熱療法

超音波、マイクロウェーブ→深部温熱

ホットパック、パラフィン浴→表在温熱

炎症反応低値、関節液貯留少ないことが前提条件

運動療法

ゴムバンドによる筋力維持、アイソメトリックス


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