放射線医学 泌尿器系
前立腺癌
根治的治療
体外照射:X線、粒子線
小線源:ヨウ素
併用:二つを共に用いる
投与線量が増えると再燃率が抑えられるが当然有害事象も増えるので、前立腺への線量を保ちつつ周囲臓器の線量を下げる必要がある
→強度変調放射線治療
一般に72グレイ以上の照射で外科手術とほぼ同様の治療成績が得られる
リスク因子
臨床病期
PSA値
グリソンスコア(組織悪性度)
これらの値により治療方針を決定
低リスク→放射線治療単独
中リスク→放射線+ホルモン療法4~6か月
高リスク→放射線+ホルモン療法4~6か月+ホルモン療法1.5年
有害事象
急性期:膀胱炎、尿道炎、直腸炎
晩期:不可逆的な膀胱炎、尿道炎、直腸炎(出血伴う)
膀胱がん
治療
①筋層浸潤性膀胱がん:膀胱温存のための根治療法
②骨転移や局所浸潤に伴う痛みなどの症状改善目的とする緩和療法
放射線単独では五年生存率T1:60~80%
T2:30~60%
T3:20~40%
有害事象
急性期:頻尿、排尿痛、下痢
晩期:頻尿、血尿、直腸出血
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