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腫瘍学 がん薬物療法 肺がん・乳がん編

乳がん

症状:しこり、乳房痛、乳頭異常

診断:マンモグラフィー、自己検診→早期発見

   超音波検査、MRI

           生検

骨転移が好発

乳がんの薬物療法

経過観察またはホルモン療法→低リスク

抗がん剤+ホルモン療法→高リスク

骨転移にはビスフォスフォネート製剤

術後補助化学療法:再発の予防

アントラサイクリン系など

術後ホルモン療法:乳がんでは約六割でホルモン受容体が陽性である

エストロゲン抑制によりがん細胞のコントロール

閉経前にはゴセレリン酢酸塩

閉経後には選択的アロマターゼ阻害剤

一般に術後5年投与

HER2陽性転移・再発癌の薬物療法

トラスツズマブ、ペルツズマブ、ドセタキセルの併用

非小細胞肺がんの治療

ⅢA期までは手術可能(もちろん集学的に薬物も使う)

早期→テガフール・ウラシル配合剤

晩期(Ⅱ~ⅢA期)→シスプラチン併用化学療法

薬物療法:抗がん剤・・・シスプラチン、パクリタキセル、イリノテカンなど

分子標的薬・・・チロシンキナーゼ阻害薬など、ドライバー遺伝子の阻害が目的

免疫チェックポイント阻害剤・・・PD-1抗体など

なお、放射線単独治療は効きが悪く推奨されない

小細胞肺がんの治療

リンパ節転移の範囲により限局型(LD)と進展型(ED)に分かれる

LDには化学療法と胸部放射線の併用

EDには化学療法・・・シスプラチン+エトポシドまたはイリノテカン

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