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鹿児島の「狂った老舗」に入らない? #採用募集note

人材募集をするにあたり、採用noteを書いて欲しいということになった。wantedlyの募集を読んでみたり、indeedの文面を読んでみて、採用チームの素晴らしい努力の結果でちゃんとまとまっているんだけど、今、うちの会社にある、壮大な実験の中にあるような、嵐の中にいるような、グルーブ感みたいなものを伝えてみたい。そして、「そのグルーブはめちゃくちゃに面白いのでこの田舎の鹿児島で一緒に乗ってみない?」ということを伝えたい、と思って書いてみる。

小平社はポスト資本主義的なことをやろうとしている

うちの会社は、1昨年、シャッター温泉街にハマポケという無料のカフェを作り、今度は同じ場所に本社を移す。今後はカフェだけでなく、キッチンも作りたいし、バーも作りたいし、交通も作りたいし、オフィスも学びの場にもしたいと思う。全部無料で構わないと思ってる。

それは、得られた利益の一部で街のCommons (コミュニティの中の共通の財産)を整備して、それを地域に無料で使ってもらう = 「贈与する」という取り組みとも言える。それはCommonsの整理をし、コミュニティを再生させることを目的にしている。

こんなふうに地域に見返りのない投資をするのは利益は株主に還元するという資本主義の基本ルールから外れている。ただ自分達は、企業の未来の姿を作ろうと思っているから、そんな普通の会社だと絶対に通らないような資金の使い方をしている。これって、ポスト資本主義的なあり方の模索でもあると思ってる。そんな会社が鹿児島にあるのを知ってほしい。

スタートアップをしていた京大と東大の二人が創業110年の老舗を経営している

そしてもう一つの特徴は、自分もCHROの池田くんもスタートアップの出身だ(ちなみにファーストキャリアはコンサルというのも共通)。スタートアップの世界の急激な成長を求められるヒリヒリする感じも大好きだ。でも体を壊したりする同僚もたくさんいるし、合わない人もいると思う。色々あって、自分は家業だった110年の老舗企業を継がせてもらった。今の明日のキャッシュに困らない、長期的な目線で100年先を見据えて経営できる今の経営スタイルもとても気に入ってる。自分の会社は、ちょっとスタートアップと自分の感性が合わないかもしれないけど、優秀で面白い人たちの溜まり場になって欲しいと思ってる。

二人の学歴は飾りに過ぎないが、ネットワークの証明でもある。地域に根ざすという蟻の目と、俯瞰してメタ的にみる鳥の目は持てていると思う。

誰も搾取されない、だけどただヌルいだけではない「納得と成長」の同居する組織を作ろうとしている

組織に関しては、かなり先進的な取り組みをしようとしている。CHROの池田くんがリンクアンドモチベーション出身だったりすることもあり、入社して1年でMVVの策定からDXからいろんなことを一気に爆速で整えた。人事ポリシーの中で、重要視しているのは、「社員のウェルビーイング」、「会社へのエンゲージメント」、そして「持続的に結果を出し続けていけるチーム」だ。その中でこの会社はブラック企業のように人を搾取しない。その代わりに納得と成長の上で最高の人材に育ってもらう。そうありたいと思っている。

エネルギーの仕事は地域の最前線の仕事だ。

今回、募集しているエネルギーの仕事は一見、LPガスを運ぶだけに思えるけど、そんな浅いものではない。エネルギーは地域のインフラであり、その設計は、これからの社会のあり方に大きな影響を与える。最初は知識も技術もなければ確かに配送だけになるかもしれない。

ただ、うちの会社のエネルギー担当者の成長のゴールは、全てのこと、配送も工事も電気も再エネも全てのエネルギーのマスターになってもらう事だ。最終的には、自分自身のもつ技術を使って、地域の形そのものを設計できる仕事になり、循環的な地域を作ることにも貢献できる。未経験でもしっかり教育するのでそこに興味のある人は、話を聞いてみるだけでも、応募してみてほしい。その手にリアルなエネルギー技術を手に入れることは、これからの世の中でどれほど最高に自由でいられるか少し想像もしてほしい。

indeedでのエネルギー事業募集のリンク

DXは地域の人々とデジタルジャーニーを共に走る伴走者

地域の中小企業はDXもITもよく分かってない。だから素晴らしい職人の技術や製品があっても非効率的な経営とかで次世代に繋ぐことができないことがある。地域を持続的(sustainable)にし、それを超えてさらに再生(regeneration)するのがDXチームの役割だと思う。

今回の一つ目のポジションは、コミュニケーションできるSEの募集だ。事業領域は保育園や障がい者施設、老人ホームなどになる。4人ほどのエンジニアチームのリーダーを探している。大きな現場ではないから、直接顧客と話せるし、自分の創意工夫や新しいサービスも作成できる。大きな企業などで歯車的に働いているSEの方などで「なんか思ってんのと違うなー」という方がいたらピッタリかもしれない。リモートでもOKなので相談して欲しい。

二つ目のポジションは、エネルギー業界向けのサービスのカスタマーサポート。地域のエネルギーをデジタルで支える仕事になる。前にも書いたように地域でエネルギー業社は頑張っている。彼らをサポートすることで、地域の持続性に寄与することができる。この仕事は、未経験者もOKなので、挑戦してほしい。

キャリアもQoLも諦めない、そんな人生になると思う

給与は東京の会社ほどは払えない。ただ、鹿児島は食と住が圧倒的に安い。昔、自分は月10万円で中目黒のワンルームに住んでたが、同じ値段で繁華街の3LDK賃貸も借りることができる。自分は企業は社員のウェルビーイング(幸せ)に責任を持っていると思うので、6割の住宅補助や、子育て手当、KOBIRA奨学金、などなど色々と頑張ってみた。スモールチームで機動的に動き、成長する。地域だからこそできる、新しい人生にチャレンジしてもらいたい。いつでも待ってます。

一番右が自分

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