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【書店員のすヽめpresents】勝手に『マンガ大賞2022』ノミネート22作品


ごきげんよう〜♬かんたーです♬

年に200冊程度コミックスを購入して読み漁っている私が
書店員という肩書きを引っ提げて
勝手にマンガ大賞を行いたいと思います!


「やっちゃえ。かんたー!」と言われたわけではないですけど
独断と偏見で…
勝手にマンガ大賞を贈ろうという新企画です。


多くの方に見ていただければ幸いですし、
漫画家さんに見て頂ければ嬉しい限りです。

今回はノミネート作品を公開していきます。


それでは行ってみよう〜♬



【勝手にマンガ大賞2022】独断と偏見の”ノミネート22作品”


私なりに選考基準を設けます。

⒈数多あるマンガ大賞の受賞作品・ノミネート作品を省く
⒉連載中作品に限る
⒊自身が購入した作品限定で選定
⒋連載中でも5巻までの作品に限る


・『かけあうつきひ』

現在3巻まで発売中

若手お笑い芸人「400倍」ボケ担当の”月”とツッコミ担当の”陽”が織りなす心温まるハートフルコメディ作品。
笑いの追求という作品ではなく、日常からボケまくる”月”とそれに反応する”陽”の生活感が垣間見える姿が作品の見どころ。

何も考えなくていい。ただ作品をニヤニヤ、クスクスするだけで満たされます。
「みんなが笑顔になれるように」
「お笑いだけで食べていけるように」
「大好きな相方と…」
 


・『服福人々』

現在3巻まで発売中

次回にこの作品をもとにレビューしようと思うのですが、簡潔に。
ファッション入門作品として、わかりやすく物語に落とし込んでくれています。
ファッションに興味がある。でもロジックがわからない。
こういった方に響く作品かと思われます。

読み込んでいても感情を揺さぶられることもありますし、ファッションを漫画で具現化した作品でいろんな方に読んでいただきたいと切に願う私なのでした。

(※3巻は電子版のみで販売されておりますのでご注意ください)



・『ショーハショーテン』

現在1巻が発売中

先程の「かけあうつきひ」とは少しテイスティングが変わる作品。所々、笑いはあるのですが、この作品は”笑いの追求”や”てっぺんを獲る”に重きを置いた作品であると感じました。
1巻を読み終わり、続きを早く読みたい衝動はあります。それくらい熱くなれる物語。


・『PPPPPP』

現在1巻発売中

6人の天才と1人の凡才。
ピアニスト一家に生まれ他の6人は天才だった。自分以外を除いて。
自分のせいで母には苦労をかけ、ひとりぼっちになり。
「自分はピアノを弾いちゃダメなんだ」
その母からの応援で発起してピアノと向き合い、音楽学校の入学試験に。
彼の演奏は”凡”。
しかし特定の方に伝わった印象は全くの別物。
「彼は天才じゃない。化け物だ…」

そんな夢を与えてくれる作品です。


・『私の息子が異世界転生したっぽい』

現在1巻発売中

学生時代の同級生から連絡が。
「息子が異世界に転生したっぽい。どうやったら行ける?」
意味不明である。
精神を病んでいるのだろうか。
ただ頼りにしてきた理由は一つ。
彼は息子と同じく”ライトノベルが好き”だったのだ。

息子の遺品をみて彼を思い出し、訪ねてきた。それから日常の非現実的な日々が幕を開けた。
息子の元へ行くための片道切符を求めて。



・『ギャルの背後に霊がいる』

現在3巻まで発売中

こんなに可愛い幽霊作品見たことない!
癒し!
コメディ作品で大人向けな作品ではないかも知れない。
でもそれが非日常を味合わせてくれますし
「このくらい、ゆるい作品でいいんだよ!マンガって!」と感じさせてくれる。


・『双生遊戯』

現在2巻まで発売中

闇の世界の物語。
組長の息子にして双子の兄弟。
どちらにも魅力があり、ついてきてくれる人間は多い。
しかし二人の中は最悪だった。常に反発し合い、そして強烈に惹かれあっているのだ。
その描写が美しいと感じてしまうほど。
大人な作品で、題材も私が苦手なジャンル。
けれども読み進めるうちに作品に引き込まれ、今や虜になっている。
インパクトが大きい作品!


・『左手のための二重奏』

現在5巻まで発売中

同級生をピアノ会場まで送り届けた矢先、2人は事故に遭う。天才ピアニストだけこの世から去ってしまった。
後悔してはしきれぬ思いでピアノの前に座る。
次の瞬間、左手が勝手にピアノを弾き始める。彼女の音色だ。そして語りかけ、彼は彼女のためにピアノを弾くことを決意。
”天使の左手”と”素人の右手”
2人奏でる音はいつしか周囲を驚かせていく。


・『江戸前エルフ』

現在5巻まで発売中

奉られたる御神体は現代に染まったダメダメなエルフ!
VRやエナジードリンクを捧げられ、有頂天に。

そんなエルフをしっかりと管理する巫女。
彼女はダメなエルフと思いながらも憎めなかったり、自分も一緒に遊んだりと平和な世界が延々と続きます。

時に心温まるエピソードも盛り込まれ、私好みの作品であります。
正直すぐに連載が終わるだろうなんて感じていましたが、一定数ファンが多い作品でここまで5巻まで続いています。


・『矢野くんの普通の日々』

現在1巻発売中

なんとなく”和山やま”先生風のタッチの作画が気になり購入してみました。

常に怪我をしている”矢野くん”の日常を覗ける1冊。
”なぜそうなった?”
”どこで怪我をした?”

ほっこりとキュンが連続で襲いかかる物語は、女性向け作品であろうと感じたものの大人男性でも十分に楽しめます。


・『スイカ』

現在1巻発売中

ギャグというよりお笑いのネタを見せられてる感じが好き♫
前振りをしてフラグを立て、しっかりと回収するあたりが最高!
ただ「???」となる場面も多少あったりするのですが、この良い意味での雑さが秀逸に感じます。

オチの場面が何故かアメコミ風なところもGood!

神作品かも知れません!



・『今日のさんぽんた』

現在3巻まで発売中

日常系の作品で女の子と、その飼い犬”ポン太”のお話。
散歩中に独り言を言ったり、ポン太に問いかけたり。
それに対し吠えることもなく、すました顔でポン太の思っていることをセリフに乗せている作品。
ポン太可愛い!というより
女の子、ポンコツだな!と感じるww

異種漫才に似た感じの作品。


・『紙一重りんちゃん』

現在1巻まで発売中

「りんちゃん…」

紙一重というか
その発言・行動…半分はアウトww


・『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』

現在6巻まで発売中

アニメ化が待ち遠しい!22年4月から放送なので楽しみです♫
物語は…夜遅くまで仕事をしていた”社畜さん”のもとに出てきた幽霊の女の子。
「たちされ〜たちされ〜」
この天使のような可愛さに、社畜さんは毎晩遅くまで頑張れるようにww

1話だけ…1話だけ読んだだけで続きが読みたくなること必至!

可愛いとキュンが渋滞中!

(恐らく来月か再来月あたりKindle Unlimitedで読めるでしょう)


・『晴れ晴れ日和』

現在2巻まで発売中

ひとりぼっちになった”ルイくん”
そんな”ルイくん”の遠い親戚のお姉さん。
”ルイくん”を引き取って二人暮らしすることに。二人だから癒される。二人だから頑張れる。心温まる作品です。


・『週末ツーリング』

現在2巻まで発売中

荒廃した日本。その何もない地へツーリングをすることに。
危険な場面も悲しい場面にも遭遇して。
終末作品は没頭できるのでオススメです!


・『黄昏星のスイとネリ』

現在2巻まで発売中

その日暮らしもままならぬ生活。そんな中でもほっこりさせてくれます。
少しだけ終末感があり、人間ではない喋れる生き物がいたり、どこかファンタジーも。
夢の中で生活している感じを味わえます。


・『しかのこのこのここしたんたん』

現在2巻まで発売中

タイトルが強烈!
内容も強烈!
作品の落とし所も掴めない!
なんなんだ!この作品!

このカオス感が堪らなく好きで
シュールを再現してくれています。

意味を理解しようとしたり、追い求める作品ではありません!
読み終わった後、
「今のはなんだったんだ!」という衝撃。

その感覚が病みつきになる作品。


・『私のジャンルに神がいます』

現在2巻まで発売中

2次創作の物語。そのジャンルに神と呼ばれる人たちがいた。
自分もその作品が好きで、2次創作として作品を書き上げていくのだが、反応がすこぶる悪い。
悔しい!負けたくない!でも神の作品は偉大であった。

そんなコミケで神と出会い、実は…。

こういった作品は未知な部分が多く、だからこそ私も興味が湧いた作品。
「こんな世界があるんだ〜」と感じましたし、いつかコミケにも行ってみたいですね!


・『ミューズの真髄』

現在1巻が発売中

目標だった美大を落ちてしまい、その後は何者にもなれず、ずっと親の言いなり。同僚などからも嫌われ…。そんな自分に正直になるべく、家を飛び出しもう一度、絵の世界へ戻ることを決心。

人生リセット・ストーリーの開幕である。

何かに囚われていたり、迷いがあったり、将来が不安なあなたへ贈る作品です。


・『シメジシミュレーション』

現在3巻まで発売中

私は”つくみず”先生の大ファンであります。
そんな私でもこの作品は何を伝えたいのか理解できない。
じゃあ何故、この作品を推すのか。

”カオスであること”

それこそが作品の魅力である。どこか夢見心地で、どこかファンタジーも感じ、今自分がどこに存在しているのか。自分は何者なのか。

理解できないセリフや、常人では描けない描写であったり、私をいつも虜にしてくれる作品。


【購入作品記事】



【レビュー記事】



最後に


まずもって、私が読みたい!と思わせて頂いた作品の数々。優劣など本当はつけられる訳もなく。この他にもノミネートさせたい作品が数多あることは、想像に難くないでしょう。

そして昨今のマンガ大賞ノミネート作品は、売れる作品に特化している気がします。当たり前ですけど。商業的な香りがプンプンするのです!

YouTubeなどで紹介する作品も

どれもこれも

万人が好むであろう作品ばかり。

だから私は苦手なのです!読んでいるからこそ売れる作品の匂いを嗅ぎわける。わかる…わかるけれども…。
そうじゃない。そうじゃないんだ。
(私にも最近その能力が備わってきた背景があるから、なおさら苦手感が強くなっています)

マンガってどれも非日常を絵とセリフで没頭させてくれるところが良い!
その非日常を“有意義で無駄な時間”として私は楽しんでいるのであります。
漫画家さんの偏った思想をふんだんに盛り込んで1人でも伝わればいい。そう言った作品も多いはず。

だからこその”独断と偏見”。
私の選定作品はどれも…商業的な香りは殆どありません。
“作品を続けてほしい!”という気持ちと“メジャー作品でなくてもマンガは面白い!”
そのワクワク感を堪能して頂きたいと切に願っています。

私がオススメしたところで、売上に影響はないでしょうけど…

こうして少しでも発信することで認知して頂ければ、書店員冥利に尽きます!


結果発表は…忘れた頃にしますww

期待しないで待っていてください!


〜それではまた〜





”あなたの応援“が『私の支え』になります♬