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老舗格闘求道の世界にも”ウチの子”を連れ行ける奇蹟 -昨今の諸々におけるマイキャラクター需要の御話/ストリートファイター6発売に添えて-

あなたは何かのゲームをプレイする際、元々用意されたキャラクター以外に自身で所謂”アバター”を自由にキャラメイク出来るならどちらを選ぶ派でしょうか。

嘗て一世を風靡した対戦格闘ゲーム『ストリートファイターⅡ』。実はこのシリーズは派生も含め脈々と現在も新タイトルが続いており、先日ナンバリング最新作『6』が発売となったのですが
個人的に一番プレイしていた『Ⅲ』を最後にもう長らく離れていた私が今作に強く惹かれた要素がありました。
それが正に”アバター”を主人公としたストーリーモードやそのアバターで挑むゲーム内筐体対戦の存在だったのです。

アバターというと主にデジタル世界での自身の分身を指すものに思われがちですが、それは単に”デジタル世界での自分自身”ではなく、そこに”自分だけの主人公”を置く人も少なくありません。私もそうなのでした。
まず少しこれまでどんな風に”ウチの子”顕現を経て来ていたかに触れさせて頂きつつ、今回は主にそのスト6の御話をしたいと思います。


様々な世界へ行く”ウチの子”

キャラメイク可能作品に目が無い私。ずっと大切にしている創作のマイキャラクター、所謂”ウチの子”を様々なゲーム等に連れゆけるというのがその理由でして。

例えば最近はポケモントレーナーとして沢山の冒険の旅路を重ねてくれたりもしました。

『ソード/シールド』
『レジェンズアルセウス』
最新作『スカーレット/バイオレット』

名前を自由に付けられるくらいは昔のポケモンでもありましたが、今時はキャラメイクから弄れて3Dで自由に動かせて、作中のムービーまでもが全部この子が主人公な訳です。。

”かほう”はこの子の名前です。作中の登場人物もこの子と絡み話し、この子が育てた手持ちのポケモン達と共に”この子の物語”として進んでいくのを見届けられる尋常でない体験を沢山経てきました

また例えば

どうぶつ達と島やキャンプ場を開拓しながら暮らしたり(『どうぶつの森』シリーズ
今年12周年の蓄積による多彩なコロニー&インテリア構築とコーディネート、そして自律型で感情豊かに動き回り生活するウチの子の様子を愛でながら他ユーザーと交流したり(『ポケコロ』
ホームで起こしてくれるランダムアクションに驚きながらその躍動するクオリティを楽しませてもらえたり(『カスタムキャスト』

..何か前フリのつもりがむしろこの辺りを掘り下げ詳しく書き綴りたい気持ちにもなってきましたがそういえば今回はスト6中心の記事なのでした。
特にポケコロもまた老舗タイトルでユーザー数もアプリの育ち方も凄まじく..と、あの世界での体験だけで無限に語れそうなので一旦置きまして今回のメインと参ります。

ウチの子をスト6に連れて行くための準備

スト6で「アバターで筐体対戦可能」といった初報が出た時、とはいってもおまけ程度で何種類かの見た目と色変えを選べる程度かなとそこまでの期待はしていなかったのですが
体験版PVでそれは一転しました

キャラメイクパラメータある..! 存外弄れそう..?!

そして配信された体験版をDLし、ここから製品版に引継げる仕様のためもう延々キャラメイクに取り組んでいたのですが、ご覧の通りスト6のグラフィックは相当リアル寄りのタイプとなっており、正直ウチの子顕現に大分苦戦をしてはおりました。
特に目をグッと大きく出来ないのが難点で、なのに体型に関してはどれほど人間離れさせる事も可能なのでこの辺の線引なによと難儀しつつ落し所を探りつつ
この後発売前に通信対戦を体験出来るオープンβテストが来た際にも別途アバターメイクから始まったため更に頑張り
βから製品へは連動が無いためレシピを記録し引継ぎ準備をし、本発売時には仕事の休みも取って日付変更と同時にまず更に微調整を続け、いよいよウチの子がストリートファイターの世界に踏み込んだのでした。

まだもっと行ける気はしつつ現状最適解としてこんな感じに(目のサイズ自体はこれ以上大きく出来ないものの瞳孔と虹彩を弄る事で大分印象を変えられる事に気付き。後は鼻とかお口をもう少し小さく出来たら

リアル系統にしては見た目だけでも全体的な雰囲気はなかなかのもので
特にリアビュー時の印象が存外ウチの子でして。。例えばカバー画像にも使ったこちら

立ち姿もかわいい

こうしてキャラメイク中の衣装試着に道着もあり、この姿にグッと”ストリートファイターの世界に”の実感を増したのでした。

因みに
スト6のアバタークリエイターで弄れる要素というのは顔や体型の見た目だけでなく、上の画像にもあるように体の性別以外にもアイデンティティ つまり簡易的ながら”性自認”までも設定出来るのです。
※ノンバイナリー等の細々した項目がある訳ではなく、”体の性別””心の性別”をそれぞれ設定出来るに過ぎません。
とはいえ非常に今時且つこうした仕様はアバターを”自身の分身”としている人にとって、これだけでもかなり重要な事のはずよねえと(もっと様々必要ではありましょうけどこうした実装があるだけでも相当なこと


余談ですが
機会あって最近初めてプレイした古き名作ポケットモンスタープラチナでは最初の主人公性別選択が見た目だけで選ぶ仕様で”どちらがどちらか”全く触れられておらず個人的にちょっと衝撃だったんですよね。
(※2006年の作品にだからどうこうはないです念の為。。(プラチナほんと名作です今プレイしても凄く楽しい

あえて今時のジェンダー感で言うなら
コウキくん(青い上着の子)の見た目で女の子、ヒカリちゃん(白い🧣の子)の見た目で男の子って事も普通にあり得るんじゃない..?などとはやっぱり思っちゃって。
そしてこの時代だって現実にそうした子も存在していたはずで とかね。
(逆に暗にそれを示唆していたのかも..?と捉えてみる考え方も可能ながら、実際にはそのまま”見た目の通り”の性別が割当られます。重ねて2006年当時は勿論全てに於いてそういうものだったのですよね(余談おわり

レジェンドファイターとの”夢”の共演

さて
記事冒頭でも触れていたアバター主人公のストーリーモード。『ワールドツアー』と名付けられたそれが個人的にこのスト6の肝となる新要素です。

これまでもリュウや春麗といった使用キャラを選んで各々が主役での簡単な物語を追いながら勝ち抜いていくプレイモードというのはありました。
これもそんな感じかもと思っていたらとんでもない、これだけで一本発売出来る程のたっぷりボリュウムで..!(現在もプレイ続行中

強さとは何かを求めて求道の門をくぐったウチの子は
ワールドツアーの名の通り、世界を巡りながら出逢う様々なファイター達に弟子入りをしていきます。

(※画像の台詞は少し先のバレ注意ですが、リュウがウチの子にこのひとの話をしてくれる.…

それはただ物語を重ねていけるだけではなく
実際に対戦格闘ゲームのプレイヤーキャラとしてアバターのバトルスタイルを構成し育てていける仕組みにもなっていたのでした。

Ⅳ・Ⅴ・6からのキャラや技は個人的に馴染みがないものの、逆に古い歴代も全キャラ使い込んだりしていた訳でもなく
一人の師を完コピし追求するもよし、様々な流派を混ぜて闘うもよし、その辺りは自在吸収、出逢った中で学んだ事は自身でカスタマイズしていける形です。
メインとなる師匠の型のスタイルを決め、どんな必殺技やスーパーアーツ(※ゲージを消費する超必殺技)を使えるようにするかはコマンド被りを避ける範囲内で自由に設定可能。
衣装やアクセサリーも装備によってステイタスが変わったりもし、得たポイントを選択性の強化項目に使ったり、見た目だけでない”あなただけのストリートファイター”を育てていけるのです。

そして新たな技を教えてもらったりするその過程で師匠達との交流もあり(好感度を上げる為に🎁まで出来たり❣)。
私は”ウチの子”が主人公として彼らの世界に存在し交流してくれる事に胸一杯なタイプですが
これだけ長いシリーズだと、ご自身と登場人物との関係性を想像する所謂”夢”属性のファンも多くおいでなのではと思う訳でして
そうした方にとっても今回は正に夢も夢なのではと感じるのですが如何ですか(彼方の方面へ問いを投げおく📨

さてさて、勿論劇中で皆からウチの子は名前を呼ばれる訳なのですが
名前を入力する際いつも通り”かほう”にした処どういう制限か4文字以上でないと駄目な仕様で、えーと思いつつ今回”かほうちゃん”としており
これが怪我の功名と申しますか

こうしたLINE的なメッセージアプリで様々な人とやりとりが出来ます

こんな感じで皆にちゃん付けで呼んでもらえるので何ともにこにこしてしまうのでした☻

因みにリーフェンこれつまり本来は主人公を呼び捨てにしてる子なのでしょうけど、ウチの子をちゃん付けにしてるのがすごくしっくり来てて。。(劇中でも仲良くなって共闘するような流れもあったりで

🐼
処でシリーズに賢明な方はピンと来られたやも知れません
リーフェン、この子はストⅢ3rd(※私個人が最後に触ったストリートファイター)の春麗エンディングで彼女に師事してた少女なんですよ..!
その子があれからこうして春麗の元で学びながら成長していて、公式で同門となったウチの子と共闘して。
何このエモさ。。。。ってたまらない気持ちになる訳なのです。

因みにマイファイターを実際に動かすとこんな感じですよーの参考までに、その春麗師匠とウチの子の手合わせ動画など(※これ撮った時はある程度序盤でまだレベルも高くなく、ほぼ春麗スタイルでバトルしています

ウチの子が青い光で春麗の攻撃を受け止めているのは今作のドライブパリィというシステムなのですが、これが見た目もストⅢで私が大好きだったシステム”ブロッキング”を物凄く彷彿とさせて、ここも6を楽しんでる大きなポイントです。
(ブロッキングは相手の攻撃に合わせて”相手の方向にレバーを入れる(※下段は下に入れます)”という背水の行動で起こせる”基本システム”で、多段ヒットの技にはそのタイミングで何度も入れ続ける事で例えばスーパーアーツも全部取り切ってしまうような事まで出来てとてもアツい要素だったのですが
ドライブパリィはゲージ消費システムで見切ってボタン押す操作になり、浪漫的な魅力はブロッキングとはかなり違うものではあります。

でもですね
擬似的にでもウチの子がブロッキングを。。と、昔と今がこの子で繋がる感覚にもまた何ともときめいてしまうのでした。


全世界のマイファイターとの通信対戦

この子が活躍出来るのはワールドツアーだけではありません。
もう一つのスト6の肝、通信対戦モード『バトルハブ』が存在します。

これがまた素敵な発想のモードで、
普通通信対戦というとサーバーにアクセスして文字やアイコンで表示された他ユーザーとマッチングしたりするものですが
スト6では仮想世界に丸ごとゲームセンターを構築してしまったのです..!

スト6筐体以外にも懐かしいカプコンのアーケードゲーム(ファイナルファイト等)も置かれており、これも実際に筐体前に座り普通にプレイ可能です

そこをうろうろしながら、向かい合った筐体で既に対戦している人達のプレイを観戦したり、空いている椅子があれば相手の様子を見つつ向い側に実際に座り対戦開始するという、あの頃の対戦体験が再現されており
よく考えたものだなぁと。。

そして筐体ではスト6のキャラを使って対戦を楽しむ訳なのですが
このバトルハブ空間の中央には直接アバターバトルを楽しめる広場も存在しています(※他の人のアバターやお名前写っちゃうので画像なし)。

さてここで
リュウ師匠の元で集中的に修行していたウチの子がとうとう到達した凄まじい技がありました。
ストⅢでの想い出深い奥義
リュウが自身の代名詞とも言える技を更に極めた
その名も【真・昇龍拳】です..!

この動画はお題を出してくれる指南役キャラとの組手で自在に放てる状態でぽんぽん撃って当てておりますが
これを先述のアバターバトルの実戦でばっちり相手にキメた事があってですね..!!
もうそれだけで勝った気持ちにもなったものでした(*˘︶˘*).。.:*
(ウチの子が真昇龍出せる世界線なんて想像もしていなかった上に、それを実際に対人戦で当てられるなんてっていうね。。

例えば自分の漫画で勝手にそんな状況を描いてしまうなんてのもやろうと思えば幾らでも出来る訳ですが、そうでなく公式で、公式の世界で自然と積み上げ更にその先に何かに至る事の大きさと申しますか..。
これは 話すととてもとても長くなるので控えますが
これまでに経てきたこの子の諸々について同様の事なのでした。

願わくば

私が昔強く触れていた『ストリートファイターⅢ』というタイトルは、当初リュウとケン以外全員新キャラクターという意欲に満ちた新作として始まりました。
私自身もメインで使用していたのはⅢから登場のネクロというキャラで、自身のプレイスタイルにマッチしたトリッキーさとキャラクター性、そして彼のパートナーであるエフィーに惹かれたのもあって1stから3rdまで長い付き合いとなっておりました。

昔描いた二人。自身の絵に落とし込んでデザインをアレンジ、この当時描いた二次創作漫画の御話用に衣装もオリジナルですが、スキンヘッドの男がネクロ、目の隈と棘が特徴的な少女がエフィーです。 この頃の方が絵が上手い..!(

スト6には、現状にも今後1年目に予定されている追加DLCキャラにもネクロは居ません。
もし追加されたとして、追加キャラを含めた新規のワールドツアーは予定されているのかもまだ分からない訳でして..

でも
こんな世界があるなら欲が出てしまう。
私は 願わくば
ウチの子をネクロとエフィーに巡り会わせたい。。

ストⅢでのラスボスのギル様の秘書だったコーリンが、ストⅤでプレイヤーキャラ化していたなんてのを最近知ってびっくりしまして。
そんな風に今度はエフィーが使えたらなんて思ったりもするのですが、あんまり言うとかえってネタ潰しになりかねないので具体的にこんな感じでとかは考えつつも黙っておきます🎀

若かった私はストⅢにストⅡのキャラが追加される事に物凄く抵抗があり
とはいえ振り返ってみれば3rdで春麗と豪鬼が来ただけでその純度は保たれており
それでも当時はその事だけで正直春麗がすごく嫌いになってしまっていた程で..(豪鬼に関しては個人的にゲームの妨害キャラとして元々あれなのでまぁその)。
でも年月が経った事に加えウチの子との今回スト6での公式邂逅でもう今は「春麗師匠..!」って感じになっておりまして☻
こんな風に、あれ程思い入れて使っていたネクロとそしてエフィーとウチの子のやりとりが出来たらどれ程に。。って、思っちゃうんですよね。。。。


今時のアバター事情

私はこんな風にウチの子第一過ぎてですね。
5月には待望のゼルダの伝説最新作が発売され、あちらも発売日からゼルダ休暇取って延々プレイしていた程でしたが
スト6発売後はまぁずっとこっちでして。

シリーズタイトルとしての思い入れはゼルダには本当に長年のものがあって、今回も凄まじい作りで、既に所持していたSwitch本体を新調すべく特別仕様本体まで迷わず購入して

ハイラルのやまを登るたぴおかとざっそうちゃんを添えて(すみっコぐらし

にも関わらずですよ。
兎に角何をおいてもウチの子でプレイ出来るという事には抗えないのでした。。(ずっとずっと”リンクとゼルダ姫の伝説”なので難しいやもですが、ゼルダでもマイ英雄実装してあの世界で信じられない姿勢で作り込まれた謎解きをウチの子に挑ませちゃもらえませんかしらね..?!

🍀今度の『ピクミン4』がまさかの「主人公はあなた(※PV見るにそこまで自由度高くなくウチの子顕現は難しそうなのが残念ですが..一応キャラメイク可能なのです!)」なので
いつかゼルダでも有り得なくもないやも知れません

アプリの『ピクミンブルーム』もMii流用でちゃんとウチの子でプレイ&お着替えも出来るのにまず惹かれて始めたんですよね実は。。

歩いてるシーンの方がお花も沢山咲いてて綺麗なのですが、位置情報ゲームで地図が出ちゃうのでキノコチャレンジの手を振ってくれてるとこで

最近のこういう流れって、実はマイキャラ需要って潜在的にかなり強いものがあったりするのかしらと思わざるを得ないのですがどうなんでしょうね..?
勿論様々な技術面の進歩によって、ユーザーがカスタマイズしたキャラクターの保存だけでなくゲーム中メインで動かせて成り立つという状態を提供出来るようになったというのもあるのでしょうが、それが”可能”な事と”需要がある”ことってまた別ですからね。

”あなただけの主人公”の需要と供給がこれからもどんどん革新を続け
ウチの子を更に沢山の世界に連れ行ける事が叶うなら
こんなに幸せなことはないのでした。。

スト6切掛ながら切り口としてはウチの子中心の記事となり、”スト6の記事”を求めて来られた方には申し訳なくも
同様にアバタープレイを楽しまれている方や、それ以前の様々な”ウチの子”について響いて下さる方に届く記事になっているとよいなと思いつつ。

処で

今回改めて”アバター”の定義を検索してみたところ、その意味合いの前にそういえばサンスクリット語だった事に奇遇なものを感じまして。
と申しますのも、私の先日書いた記事がつい先日終映になった映画『シン・仮面ライダー』のおすすめ記事だったのですが
あの映画で扱われた概念”プラーナ”も同様にサンスクリット語のものでして。

何かほんとこうして色んなことに巡り合わせを感じながら生きております。

インフォメーション.。.:*

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