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コロナのせいで身に着いたスキルを汎用化する

コロナの始まりは、2019年12月1日
- 新型コロナ感染症の最初の患者が中国の武漢で原因不明の肺炎を発症した日とされています。
また、日本での発症は、2020年1月20日
-横浜港を出港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客で, 1月25日に香港で下船した80代男性が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患していたことが2月1日確認されています。

ここから今までの大学生活から一変していきました。


過去に例を見ない感染拡大ということもあり、国家試験を控えていた大学も急遽通学自粛という判断となりました。
国家試験まであと1か月でしたが、スパートをかけられずに自粛となり、大学教職員との交流もできず、各自勉強となってしまった学年でした。

学生は、通学せず自宅での勉強をしていたため、国家試験本番が近づいていましたが、焦りもなかなか感じずに何をすればよいかわからない状態だった様です。
そのような状況では、例年と比較して合格率も下がってしまった大学も多くあると思います。
最後の最後にアドバイスや直前授業をすることが出来ず、合格に導くことができなかったこともあり悔いが残ってしまいましたね。

新年度となった直後には「緊急事態宣言」が発出されました。
ここでオンライン授業への切り替えを行うべく、すぐにzoom契約をしました。
教育機関ではとても速い切り替えが出来ていたと思っています。

オンライン授業での弊害は多くありました。

教育者側のPCスキルが必要でした。
やはり、オンライン授業に切り替えてすぐに対応できる教職員は少なく、若者に頼りきり、システム課に頼りきりという面が多くみられました。
こちらで授業に戸惑っていれば、学生も不満を覚えます。
学生はただでさえ自宅でデバイスとにらめっこをするような、慣れない状況でしたので、少しでもお互いの不安要素は減らせるように考え抜きました。
操作マニュアルを急いで作成し、科目別で差異が出ないように学内でのルールの統一化を図っていました。

操作マニュアルの作成は、使用者が必要な部分のみを入れ込むように

全ての科目で、運営の方法に差異が出ないように
オンライン授業の方法を統一化する

この2点は大事ですね。
オンラインルームのURLの通知方法や配布資料データの通知についても同様の方法でなければ学生は混乱します。
可能な限り混乱が避けられるような進め方をしなければなりませんでした。

授業方法の検討

大学では座学のみの授業であれば全てオンラインでも問題ありません。
ただ、医療系の大学であれば実験や実習が付き物です。また、保育や栄養の大学、専門であれば調理の実習もあります。

人と人が触れ合うことが多い実習
距離が近くなる実験
マスクを外さなければいけない調理実習

これらは全てオンラインへの切り替えがかなり難しいです。
全てオンラインにしたところで、学生は技術が身に着かず、現場で使い物にならない人材になってしまいます。
そのため、座学以外の実験実習・演習授業の進め方を検討しなければいけません。
本当にコロナはやってくれますよね。


感染対策を進めつつ学生の技術が身につくように


そんなものは存在しませんでした。
やはり、大学に来て対面で実習を行うのが一番ですし、学生からの文句も出ません。

オンラインでデモンストレーションを行い、それを参考に自宅で実習を行うということも経験しましたが、材料費や機器類を各自で用意するため、個人間で差異が出てしまいます。

通常通りの運営が出来ないってここまで大変なのか・・

と死に物狂いでその時々の状況についていきました。

その結果、今の私がいます。
この期間で大きく成長できたと自負しています。

対応力が抜群に伸び、学科のマネジメント力がつきました。
年度内での緊急事態宣言や感染状況の悪化をもって、文科省や経営側の方針が転々とするため、それに合わせた対応をしていたので、大変でしたがプラスになりました。

恐慌時代とまでなり得るこの状況、本当にどの企業も苦労している中、何とか喰らいついているんでしょうね。

これから、別の職に就いたとしてもこの経験はそこでしか使えないスキルとせずに、どこでも使える汎用的スキルとして応用していきたいと思います。


そこでしか使えないスキルも使い方や考え方次第で汎用的スキルに変化していきます。
それを変化させるのは自分次第ですね。
今までの苦労は絶対に無駄にせず、どこでも使えるスキルに変えていきたいと思います。

では、この辺で。

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