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鈍感なことに気づかないくらい鈍感だった私

私が大学生のときの話。

当時、大学の研究室がおんなじ同期の彼氏がおった。3回生のときくらいから、何となく気があってよくしゃべるようになって、たまたまおんなじ研究室になって。毎日しゃべってるうちに付き合うことになってん。

彼は結構敏感なところがあって、研究に対しても真面目で悩むことも多かった。私が悩みや愚痴をいっつも聞く感じやったかな。私は元々おしゃべりな方でもないし、人の話を聞くほうが好きで、しかもポジティブに打ち返すのが結構得意やから、全然良かった。

喧嘩とかもたまにしかせえへんかってんけど、あるときに彼に言われた言葉を今でも思い出すことが何度もある。何のときかは忘れたけど。

「みんながみんなJコみたいに強いわけちゃうねんで!」

これ、めっちゃ衝撃やった。

え…?私って他の人より強いん?

私は敏感とは違うかなって自覚はあった。でもそれによって人を傷つけることがあるって意識は欠けてた。でも、私が強いのか鈍感なのかはわからんけど、そのせいで確実に彼は傷ついてた。私の発言によって。

そう、そっから自分の性格を見つめ直した。どう考えても敏感な方ではないし、気づかないことも多い気がする。それはもちろんいいところもあるんやけど、主に自分が楽に生きられるってだけで、敏感な人からしたら地獄に感じるときもあると気づいた。

そう、そして今、私にはHSP(簡単に言うと人より敏感・繊細な人)の夫がいる。この気付きは今、夫との会話のときに生かされている。

まだまだ言動に失敗することもあるけど、いつもあの会話を思い出す。


#あの会話をきっかけに

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