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MMT理論(借金しまくっていい理論)とは何か

こんにちは!かのです!

今日は現代貨幣理論についてです。


MMT理論が実装されて国の借金を返さないで良くなったら良くないですか?


馬鹿げた話に聞こえますが、MMT理論は本当に理論として提唱されているうものなのです。私は経済学部に通っているのですが、そういえば卒論で同じ学部の人がMMT(現代貨幣理論)について書いていたのを思い出しました。

そこでMMTについて話を聞いたのですが、当時はさっぱりわかりませんでした笑

私はこの話を聞いて「借金がなくなるならすぐにやれば良いじゃん」と浅はかに考えていましたが、案外そうでもないらしいです。

やっぱり国を動かすって難しいですよね。特に上層部の人たちは自分たちの権威を保護するのに夢中なので、日本が変わっていく余地は今の所感じていないです。

少し話が逸れましたが、今回はMMT理論についてです。


MMT理論(現代貨幣理論)とは?

めちゃくちゃ簡単にいうと「いくらでも国債(借金)を発行しても良い」という理論です。

そしてこのMMT理論はある条件を適用しないと当てはまらないといえます。その条件とは

・自国通貨を自国の中央銀行が発行できる日本やアメリカにしか適用できない
・過剰なインフレに陥らない限り国債をいくら発行しても構わない

日本は中央銀行を設けていますし、政府が抱える「インフレ率2%」すら達成していない状態なので、今日本でMMT理論を適用しても全く問題ないといえます。


財政政策は何をしているのか

一体政府は中央銀行から借金をして何をしているのでしょうか。実は公共事業に使ったり、社会福祉を充実させたり、補助金などを出すことで、経済を刺激する財政政策を行なっています。

例えば政府が公共の建物を作るのに予算をつぎ込んだとします。するとその建物を建設するために建築の仕事、中の家具たちを設計するインテリアの仕事、建物を広報する広告の仕事など様々業種の人たちが働けるようににあります。

そして、国民は働いて稼いだ分を税金という形で政府に返しています。政府は帰ってきたお金を再び財政政策に回し、足りない分を国債を発行して資金を作っています。

日本ではこのようにお金が流れています。

中央銀行→政府→国民→政府→中央銀行

この循環を加速させるのが今回のMMT理論ですね。


批判が相次いでいる

しかし、このとんでも理論は批判も相次いでいます。今回は2つの批判を紹介します。

「自国通貨で借りられる国にとっては、赤字は問題にならないという考えは全く誤っている(just wrong)と思う。米国の債務は国内総生産(GDP)比でかなり高い水準にある。もっと重要なのは、債務がGDPよりも速いペースで増加している点だ。本当にかなり速いペースだ。歳出削減と歳入拡 大が必要となるだろう。」
「パウエル議長が(議会証言で)受けた質問にMMTについてのものがあって、これは最近出てきたスローガンだ。もしも大衆が望むなら、政府はどこまでも財政赤字を無限に続けられるというものだと思うが、これはこのタイミングで出てきた悪いスローガンだと思う。一部の人々にとって政治的には有用なものだ。」

私には良くわからなかったのですが、政界に通じている人の意見なので、裏付けの根拠があっての話なのでしょうね。

どんな意見にも批判はつきものなので、自分で勉強して真偽を確かめていくことが大切ですね。


ひとこと

もう少しインフレになって欲しい

コロナでお金が止まっている

資本主義が貧富の差拡大させる


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