見出し画像

お金は使うと増えていく、という仕組み


このお坊さん、毎日のように新宿駅西口地下のこの場所で、「托鉢」をしています。


画像1


私が知っているだけでも10数年立ち続けていますね。
最初はなんて生産性の低いことしてるのだろう、もっと僧侶として違う働きをすればいいのに、と思っていました。坊主丸儲けって言言いますから。

何度も托鉢させて貰っているけど、器の中にはいつみても数百円ほど。お寺の収入源としてやっているとは思えないですし、修行だとしても何時間も立ち続けるのは過酷すぎます。でも表情はいつも「静か」な佇まいです。

それで不思議に思い前に調べてみました。

「托鉢」のことを


始まりは「ブッダ」の教え、

ある日ブッダが弟子たちに貧しい村に行って、托鉢をするように諭したと言いいます。

当然弟子たちは「なぜ?」と疑問に思い、お金が必要なら裕福層の住んでる街に行く方がいいのでは?、と言ったそうですが、


ブッダはそれでは意味がないと諭したそうです。

「貧しい人たちがなぜ貧しいのか?
それは「お金」を使うことをしないからだ」
と、

「お金は使ってはじめて社会の中で循環し、そしてお金が巡ってくる、その循環の中で現実生活も豊かになって行く」と言う教え。

貧しい人たちが豊かになるように、金額に関係なく、 お金を使うきっかけを創るのが「托鉢」の本来の意義だそうだ。


画像2


その教えは今風に言えば「お金の循環法則」

無駄にお金を使うことではなく、必要に応じて自分も相手もハッピーになる「生きたお金の使い方」を気持ちよくしていくことで、お金が巡ってくる循環の法則。


画像3


新宿の西口に寄ったら、そんな歴史と風習を感じて、 托鉢してみるのもいいですよ。

凛とした鐘の音を鳴らして、小さな声で真言を唱えてくれます。

新宿にいるとは思えない、
静けさを感じる瞬間を味わえますから。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?