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「MADE IN JAPANのものづくりを世界に発信プロジェクト」-2019年度インターンシッププログラムの紹介

KANMAKIでは、昨年に引き続き、大学コンソーシアム京都の「インターンシッププログラム」に2022年度も受入企業として参加します。

長期プロジェクトコースでは、企業と学生さんとが歩み寄りながら課題解決を行うプログラムとなります。

6月〜11月の5ヶ月間、学生の皆さんには「“つくる”דつたえる”で、なりたい自分を見つける!」というテーマで、自分たちが大切にしているコトをどうやってカタチにしていくか、どうすれば人のココロに響くかを、KANMAKIの顔料箔を通して一緒に考え、取り組んでいただきたいと考えています。

今回は過去にKANMAKIで実施した「インターンシッププログラム」についてご紹介します。
参加する学生さんと面談後に、皆さんの適正を考慮して実習内容はアレンジするため、当社のプログラムに決まった形はありません。

2019年度には、「MADE IN JAPANのものづくりを世界に発信プロジェクト」として、留学生を含む計5名の学生さんが、KANMAKIの箔を国内外に発信することをテーマに、フライヤーや5秒間の企業PR動画を作成くださいました。

・本のシェア会
初めに、それぞれが一冊の本を読み、一週間後に他のメンバーに自分が読んだ本の内容を共有する「本のシェア会」を実施しました。
この「本のシェア会」を経験することは、内容を知らない人に対し、簡潔かつ限られた時間内で説明するプレゼンの練習にもなります。
また、相手の話を聴いたり、お互いに共有することで、チームワークを意識するきっかけにも繋がりました。

・フライヤー作成
フライヤーデザインは、インスタレーションアーティストとして活躍する山元ゆり子さんにご協力いただきました。
山元さんには、インターン生の皆さんが撮り集めた写真から3種類のフライヤーデザインを依頼し、そのフライヤーを“キャンバス”として、KANMAKIの顔料箔を使ってコラージュするワークショップも合わせて実施しました。
作成したデザインを光沢紙とマット紙で印刷をして、一枚ずつ熱転写の箔押しを施し、18×18cmサイズのフライヤーが完成!

完成したフライヤーは、京都中央信用金庫さん主催のイベント中信ビジネスフェア2019」で来場者に配布をしたり、ブースの展示資料としても採用されました。

・5秒間の企業PR動画
映像デザインの指導は、ユリイカ百貨店主宰たみおさんにご担当いただきました。
「しる/ならべる/ものがたる」と題して、「私が何を愛しいと思うのか」をテーマに、3回のワークショップを実施し、
・自分の中にある「愛しい」を深掘るリサーチ
・その要素を元にテーマをシンプルに立てること
・完成した動画をプレゼンをするための文章の組み立て方
について学びました。

また、ワークショップと並行しながら、撮影した写真を見返し、選び、構想を練り、メンバーや社員との会話の中で新たなアイデアや発見を何度も推敲しながら、動画の作成も進めます。
最終的には学生さんたち個人の個性が反映された、それぞれの動画が完成
5秒間という限られた時間の中でも、個々の伝えたいテーマが描かれた動画に仕上がりました。

2019年度に参加した5名のインターン生の皆さんは全員が女性だったこともあり、ランチや座談会の場では20年以上に渡り表現者として活動をされてきた山元さんやたみおさんと、
・パーソナルブランディングやキャリアについて
・自分がやりたいこと
・結婚や子育てをどう融合させているか
など、学生さんにとっても興味深い内容の話題で一緒に盛り上がっている場面も見受けられました。

なお、このインターン期間中には「留学生スタディ京都ネットワーク」より、留学生対象インターンシッププログラムとして香港からの留学生も同時に参加していました。
KANMAKIでは、留学生のインターンも積極的に受け入れています。

香港からの留学生リンダさんと

留学生スタディ京都ネットワーク(Study Kyoto)の留学生対象インターンシッププログラムで、三週間の実習に参加しました。
実習ではワークショップの形態で留学生の私と日本人学生が実習チームになって、それぞれ5秒映像を作成しました。実習担当の社員さん、ワークショップで指導くださったアートディレクターさんのおかげで、日本の製造業や広告宣伝について理解を深めることができました。
また、実習生はお互いに協調して、刺激し合い、活性化し合い、チームワークの大切さがわかりました。もともと動画の編集は好きで、作った作品が認められるととても満足感が得られました。今後の就職でも自分が好きなことをやりたいという意識を強く持つようになりました。
この実習で新しい分野にも挑戦できて、さらに、いいチームメンバーと出会って、知識のみならず、「仲間」も増えました。
このような貴重な機会をいただき感謝しています。

「インターンシップ体験談」
京都ノートルダム女子大学 リンダさん

今回ご紹介した「インターンシッププログラム」は、就職活動の一環ではなく、社会経験と大学教育プログラムを融合させている教育プログラムです。
特に、「長期プロジェクトコース」は、企業が提示するプロジェクトに取り組み、課題解決の経験を積むことができます。
このプログラムを終えた時に、残りの大学生活をどのように送るべきなのか、自分の強みや克服するべき点など、ぜひインターンシップを通して考えるきっかけにしてみてください。ご応募お待ちしています。


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