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トコジラミ(ベッドバグ)の恐怖

ども、カニカマです。カナダでアプリを作ったりしています。

今日はトコジラミを経験したぼくの体験談と、どうして対処したかを書きたいと思います。

世界中で流行中

先日、ものすごく嫌なニュースを見つけてしまった。トコジラミが世界中増えていますよってニュース

例えば韓国やフランスでもトコジラミが大量発生し、政府や鉄道会社が対応に追われているよう。

こいつらマジで大変!超厄介!
マジで気をつけてほしい!
もうホテルとか別の場所で泊まるのが怖いんだが。

そしてそれが海外だけじゃなく、とうとう日本にも上陸しているよう。しかも耐性をつけているから駆除ができないという。

海外との行き来が増えて一緒に持ち込む、あるいは持って帰ってきてるのが原因とされている。
最近若者に人気の某中国激安のブランド通販のパッケージの中にも開けてみたら入っていたという報告もX(Twitter)では見かけた。
人、物が簡単に行き交える現代ではなかなか防ぎようがないのがつらい。

トコジラミ、ベッドバグ、南京虫

そもそも日本ではあんまり聞き馴染みがない、トコジラミ。通称、南京虫。
それもそのはず、日本では1970年代には絶滅したといわれていた。
なので50歳より下の世代にはあんまり聞き馴染みがないはず。

サイズとしては蟻くらいかちょい大きめ。
夜中2~3時の暗いところで活動。
寝ていると噛まれる。
噛まれたら激烈に痒い。

という特徴がある。

ちなみにカナダではベッドバグと呼ばれ結構一般的にいるみたいです。
有名なホテルでもベットとかにいる場合がある。なのでホテルに泊まる時はベッドの裏とか隅を確認することをオススメします。

厄介なのは駆除がとても難しいということ。
業者が来ても巣などを特定するのがかなり難しい。ましてや業者がくる普通の時間に1〜2時間の調査ではわからないことがほとんどだ。

そしてかなりタフで長らく生きて、すぐに繁殖してしまう。
飛ばないので行動範囲は狭いが、人や荷物の移動にくっついて移動する。
なので家に絶対に持ち込ませないことが必要だ。
特に汚いから出てくるとかそういうのではないのも厄介である。

我が家にもやつがきた話

ぼくの数年前の体験談をします。

ある日家でくつろいでいると、なんか痒みを感じました。
みると2つぐらい虫に噛まれたようなあとがあり、最初は蚊にでもさされたのかなと考えてました。夏前だったので変な時期だなとは思いましたが、まぁそんあこともあるかと気にしていませんでした。

数日経つと、どんどんと痒さがまして結構な痒さに。
1週間ほどしてやっとかゆみも引いてきた時、また別の場所に噛まれたあとが・・・。もしかしたらこれは蚊ではないかも

ということを奥様に伝えたところ、奥様にも噛まれたあとが。
もしかしたらダニがいるのか?

とか考えているある日、ついに奥様がソファーにくつろいでいると足に引っ付いている虫を発見しました。
虫の動きはノロかったので捕獲に成功。

見たことない虫。ダニっぽい。
インターネットで調べてみて初めてベッドバグだということを知りました。

恐怖はそこから始まりました。

捕まえた虫をマンションの管理人に見せて対応してほしいことを伝えたら、すぐにペストコントロールという害虫駆除業者を用意してくれました。カナダではよくあることだと。

害虫駆除業者がうちに来て、家の壁の隙間やベッドやソファーを調べてみましたが、もちろん見つかるはずもなく。
うちの場合はそこまで繁殖が進んでいなかったというのもあります。
業者はソファーや家の隅に殺虫剤みたいなものを散布し、様子をみてほしいとのことでそれで帰っていきました。

まぁこれで一安心かなと2週間くらいは安心して生活していました。
ところがどっこい!また奥様に噛まれた痕があるではないか!
いや駆除したからそんなはずはないと1日様子をみてたら、自分も噛まれているやないかい!

だめだもう一回来てもらわないと、ということで管理人に相談。
1週間後に業者がまたくると。

もうその業者が来るまでの間は、かなり不安な夜を過ごしました。目をつぶってても体になにか這っている感じがする。ゆっくり眠れない。

やつらは基本夜中2〜3時にしか出てこないので見つけることがかなり困難なのである。

後日、業者がきてまた同じように殺虫剤を入念に撒いてもらいました。

もう流石にこれで大丈夫だろう。2回も殺虫剤を撒いてくれたのだから。
だがしかし。。。

その3週間後、再度刺されたところを発見した時は気が狂いそうになりました。ほぼ絶望に近かったと思います。

無理だ。。。。2度も業者にやってもらっても改善されない。
1週間に一回くらい定期的に噛まれてしまう夫婦。
噛まれた所はめちゃくちゃ痒いので気が狂いそう。
夜はベッドバグが来てるのではないかという恐怖でゆっくり寝れずどんどんノイローゼになっていく。引っ越しもすぐにはできない。

カナダに来て3年目。英語がうまくいかないとかビザの問題とかお金がないとかいろいろ困難はありましたけどなんとか乗り越えて来ました。
ただ今回は初めてカナダからの帰国を真剣に考えました
これが続くなら奥様の気が狂ってしまうのではと思ったからです。

そしてラストもう一回業者を呼びました。
そしてできることは全部やろうと決めました。

やったこと

①まず全ての衣類を高温で洗濯、乾燥。
ベッドバグは高温で死ぬので、衣類についていた場合を考えて、高温のお湯か乾燥機にいれて駆除。プラススチームアイロンを買ってきて全部の衣類にアイロンをかける。

②高温にかけた衣類は全てゴミ袋にいれて密封。
ベッドバグが入ってこれないようにします。その他のスーツケースや荷物などもゴミ袋で密閉。

③次は布製のソファーを処分。
このソファーは人からの貰い物で結構気に入ってましたが、ソファーで噛まれたこともあることから処分を決定。粗大ごみへ。

④続いてクッションも処分。
奥様お気に入りのクッションやぬいぐるみみたいなものが合計10個ぐらいあったって迷ったんですが、そのうちの1つを開けてみたら中にベッドバグいるではないか!!すべて処分決定。

⑤それからベッドにベッドバグ用のカバー。
ベッドバグというぐらいなのでベッドに生息している可能性が高い。フレームが無くマットレスだけだったのでマットレスを完璧に密封するベッドバグ対策のカバーを購入。これでマットレスにいても出てこれないし、入ってもいけない。

⑥古いもらい物の家具は処分。
そういったところのスキマにも潜んでいる可能性があるかもしれないので絶対に必要な物以外は処分。

これで駆除業者にもう一度殺虫剤を撒いてもらって祈るように様子をみることにしました。
この段階ではかなり夫婦とも疲弊しております。
これでダメなら無理やり引っ越しか帰国を考えることになります。

その後・・・

それから質素になった部屋で、半年間無事噛まれることもベッドバグに遭遇することもなく生活できるようになりました。
そして無事違う場所へ引っ越しし、ベッドバグとの戦いに終止符を打つことができたのでした。

いやー大変でした。
たった小さい虫1つでなにをギャーギャーと大袈裟にと思われるかもしれませんが、これは経験したらいかに厄介であるか分かります。
痒さがハンパないのと夜が怖いという状況に神経を削り取られます。

もう二度とゴメンです。
なので日本に増えているニュースを見ると恐ろしいなと思うわけです。

というわけで

トコジラミは小さいくせに怖いです。普通の殺虫剤ではなかなか死にません。万が一お家で見つけてしまったり噛まれたら、専門家がいろいろ記事を書いてくれていますので検索して実践するのをオススメします。
業者もぱっと見で駆除ができないので、まず自分で可能性がありそうなところを探してできることをやった方がいいでしょう。

なんか今日の記事はなんかイヤな記事になってしまいました。
これ以上流行らないことを祈ってます。

ではでは。

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