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なぜいろんな経験や知識を蓄える必要があるのか

ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。

なぜいろんな経験や知識を蓄えとかいないかっていう話です。

すべてが釘に見える問題

先日、エンジニアの同僚と1つのプログラミング言語や専門性を高める方がいいか、他もいろいろと経験したり習得していた方がいいかの話をしていました。

僕としては1つの専門性を高めて自分の価値を磨き、独自性を高めたほうがいいのではって最近は思っていたんですが、同僚の一言で「確かにそうかも」ってなりました。

それは、

If all you have is a hammer, Everything looks like a nail

これは英語のことわざで、日本語にすると、

「ハンマーしか持ってない人は、すべてが釘にみえてしまう」

っていう意味になります。出典はアメリカの心理学者、欲求5段階説で有名なマズローさんが書いた本から有名になったみたいです。

これは1つしか手段や方法を知らなければ、それを使うことしか考えられなくなってしまうってことです。

確かにハンマーしか持ってなかったら、たとえ目の前の問題が釘とは関係なくても、すべての問題をハンマーでなんとかしようとするかもしれません。

たとえば新しい技術を覚えたら、それを使いたくなってしまうのが技術者の性。特に必要ないのに無理やり新しい技術をぶち込んでしまうってのは技術者あるあるだと思います。
この瞬間、すべてが釘に見えてしまっているってことです。

確かにそうだよね。

1つのことしか知らなければ、それを通してしか解決策が見えなくなります。だからこそエンジニアも専門性とは別に、幅広い知識が必要になってくるんだろうと思います。

いろんなプログラミング言語だけではなく、デザインやビジネス、マーケティング、営業など、知っているだけで見え方や解決方法が変わってくる可能性があります。


これっていろんなことに当てはまるなぁと。


たとえば転職する時も、今までやってきたことをベースに考えがちですが、実は全然違うジャンルの方が得意かもしれませんし上手くいくこともありえます。
実はある人は事務よりマーケティングの方がセンスがあるかもしれません。
それの方が今ある働き方や人生の問題を解決できるかもしれません。

僕も経験として、接客・セールス・営業っぽいところからエンジニアになりました。最初はエンジニアなんて絶対に無理って思ってましたが、やってみると結構自分に合っていたってのが分かりました。

海外に出てみたことも僕にとっては新しい試みでしたが、新しい道具を手に入れたようです。人生の解決方法が増えました。


自分の強みや成功体験がある人は、実はその経験による思い込みで考え方が狭くなるかもしれません。
たまにはその強みや成功体験を捨てないと問題の根本的な解決が難しくなるかもしれません。

ということで

まぁ何が言いたいかっていうと、自分の選択肢を増やすためにいろんな知識と経験をしておきましょうってことです。

そしてできるだけバラバラの知識や経験の方がよかったりします。

同じハンマーをずーっと大事に持ってたって釘以外は解決できないんだから。

いろんな人に出会って、いろんな話を聞いて、いろんな本を読んで、道具を増やしていかないといけないと思った話でした。

ではでは。



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