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カンファレンス(会議)で決まったというけれど、実際はトップダウン

医師は各診療科内で、「情報共有&より良い検査・治療をするために」医師たちがカンファレンス(会議)を毎週実施している科(あるいはグループ)が多いです。
会社の部署内で会議を実施されている組織も多いのではないでしょうか?
それと似たものだと思います。

頻度はその科によって異なり、週1回~毎日と様々です。

私が大学医局に所属し複数の病院へ派遣勤務していた時も、医局を辞めて病院に就職をしてからもカンファレンスは週2~3回、どの病院でも行われ参加しました。

そこで感じていたことは

「より良い検査・治療をするため」と、民主主義的な雰囲気を漂わせているが、結局はボスの判断で決まる

という事です。

これはそのボスの考え次第なので「俺が決めるより、若い人たちで最新の知識を駆使してくれ」というボスがいれば科学的な話し合いになりますが、そのようなボス医師に会った事はありません。

恐らく、そのような民主主義志向の医師はボスにならない(なれない?)傾向があるのでしょう。

若い医師が「最近の海外の論文では・・・」と発言しても、『俺の経験では・・』と自分の経験論を語ります。

外科系ではこの傾向が強い印象があり、内科はもっと科学的な議論がされている気がします。

ですので、患者さんに「整形外科内で話し合いをした結果、○○が最善の治療との結論になりました」と言っても、それはボスだけの考えの場合が結構あります。


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