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大学院(博士号: Ph.D.)について①

まず初めに、私は博士号を持っていません。(なのに、語ります)
その上で、博士号について少しお話ししたいと思います。

博士号とは

大学を卒業した後、大学院に入り研究をして一定の成果が認められると大学から博士号が授与されます。
最短4年間です(修士2年+博士3年のコースもあるようですが、医師に於いてはまとめて4年間が多いです)。

この博士号は、Ph.D. (Doctor of Philosophy)とも言われ、世界で通用する学位です。
Doctorとも呼ばれますが、医師(ドクター)と紛らわしく医師の場合はMedical Doctor (M.D.)と呼び区別されます。

日本でのPh.D.取得状況は?

日本では、博士号(Ph.D.)の取得は減っているようです。
これは医師に限らず他の学部卒業でも同様で、理由は「博士号を取得しても、その後のポジション(働き場所)が無いから」という事のようです。

確かに、苦労して時間とお金をかけて取得しても、その後のキャリアにつながらないなら、デメリットになるばかりですよね。
面白い研究ができる(かもしれない)メリットはあるかもしれませんが、その後のポジションが無ければ研究も続けられなくなります。

私の場合も「取得するメリットが無く、時間とお金を無駄にする」と思ったから大学院へは進学せず、整形外科医としての知識・技術磨きを頑張りました。

同期では大学院に進学した人と、しなかった人との割合は、約半分ずつでした。
「何を求めるか」によって、個人で価値が違うため、それぞれが自分の価値観で判断するべきかと思いますが、海外はまた状況が違うようです。

そのうち、海外の状況なども書きたいと思います。

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