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京急の街「追浜」|昭和の盛り場の匂いを感じた街

京浜急行の駅、追浜の街を撮影してきました。

夕日が強く射す日で、屋根のある商店街が横から照らされて、昭和レトロな雰囲気をより一層引き立てていたのが印象的です。

お店の横のゴミ捨て場?のようなところにいた猫を撮っていたら、

「食べてるとこ、撮れば?」

とおばさんがいきなり話しかけてきました。その瞬間、おばさんのバックからなぜかペットフードが。。。

その猫の前にささっと置いて

「この辺、猫多いのよ!」

と言いながら去っていきました。

追浜から感じた空気

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歩いていて、とても独特な雰囲気を感じたんです。

ただ単に古いだけではない。ちょっと失礼な言い方ですが、未だにちょっと危ういところもあるというか。

完全に古びてしまっている街にはきっとそういうものは感じないと思うんです。

酒の匂い、店から聞こえる大きな声、駅前の賑わい、路頭に迷う人。

まだ、何かが動いていて、でもそれは渋谷とも違うし、横浜とも違う、もう少し小さな他の街とも違う、なにかちょっと人間臭い昭和の匂いと言うんでしょうか。そんなものを感じました。


追浜の歴史

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追浜の歴史はこちらのwikipediaを見ていただくのがわかりやすいのではないかと思います。僕が感じた印象に近いのです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%BD%E6%B5%9C%E5%95%86%E7%9B%9B%E4%BC%9A

曰く

追浜の街の歴史は1929年(昭和5年)に追浜駅が開設されたことに始まる。その4年後には、駅の周辺で営業を始めた商店をまとめる組織(追濱商盛會)が設立される。これが追浜商盛会のルーツのひとつである。
1960年代に入ると、大企業の工場が追浜に進出を開始した。開設や工場労働者の大量移住、宅地開発が進んだ。この頃の追浜の街も活気に満ち溢れ、映画館やボウリング施設などの娯楽施設や沢山の酒場が営業していたという。しかし時代が下るにつれて、工場の人員削減、モータリゼーションの発展、少子高齢化などの複合的な悪因が重なり、かつてほどの勢いはなくなってしまった。現在は商店街の活性化を模索している。

近くには今でも日産の工場を始めとする工場地帯があって、たぶんかつてはそこの方たちの暮らしの場であり、盛りの場であったのでしょう。

そんな余韻を感じて、僕は「人間臭い」と思ったのだと思います。

駅前に少し古めな印象の商業ビルがあり、その下や階段でおじさんたちがたむろしていました。(お酒を飲んでいたのかも。)

きっとこの雰囲気が(もっと若く、活力もある状態で)街全体に広がり、栄えていたんでしょう。僕は正直ちょっと苦手な雰囲気なのですが、きっと娯楽がたくさんあって楽しい街だったのだと思います。

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赤い大きな看板?が駅前の商業ビル。街の至るところから見えます。
少し路地に入ると、昔の町並み。

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裏路地にもお店は色々あります。

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これが商店街組合?のようなものみたいです。今は使われているのかわからないのですが。。。

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商店街の横に川が流れているのですが、ちょっと汚い。。。

湘南病院

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追浜駅を挟んで片方は商店街、もう片方は総合病院という、なんとも珍しい街です。湘南病院という、これまた外観は古い建物で、なんとも雰囲気があります。病院の写真は撮れませんでしたが。。。

上の写真は病院側から駅前の商業ビルを見た写真。

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駅から病院側へ続く通路はちょっとまた雰囲気が違います。

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京急の架線。

「HAPPY」が見える

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パチンコ?なのかわからないのですが、「HAPPY」というお店が結構でかくて、商店街からも、裏路地からも目立つんです。

店の前で写真を撮っていたら、すごいジロジロ見られてしまい、少しこわいな、、、と思ってしまいました。。。

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僕が撮りたいもの

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今回歩いてみて一番の発見(かもしれないもの)があります。

それは、「僕は京急線の街を撮りたいのかもしれない」ということです。

別に京急線に思い入れがあるわけでないし、なんなら全然使ったことがありません。

ただ、京急線というのは、街がとても独特だと思うんです。歴史がある。そこに駅がある理由がある。

そんな気がしてならないのです。

この直感を信じて、少し撮り続けてみようと思い、「京急の街」というタイトルにしてみました。

この感覚なんでしょう。

コメントお待ちしています。

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