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『Outer Wilds』の太陽系に起こったことを時系列整理する

宇宙を飛び回りながら、謎を解くアドベンチャー『Outer Wilds』
このDLCである「Echoes of the Eye」が発売された。

これは、単なる追加コンテンツではなく、『Outer Wilds』の世界に組み込まれていた、もうひとつの大きな物語だった。

本編で「宇宙の目」の謎として残っていた部分を見事に補完し、奇蹟のような物語をより奇蹟の物語として彩ってくれた。

ここでは、“あの宇宙”で起こったことの時系列を、最初から最後まで簡潔にまとめていく。
もちろん、最初からネタバレ前回なので、未プレイの方は下記の記事を読んで、本編とDLCをプレイしてほしい。





【WARNING】
ここからネタバレです






●“彼ら”が宇宙の目の信号をキャッチ


“流れ者”の住人(仮称:シーカー)が宇宙の目からの信号を受信。宇宙の目が偉大なものであると知る。
シーカーたちは宇宙の目へと飛び立つため、母星の自然を破壊してまで、宇宙船(巨大環状天体)を作り上げる。

シーカーたち、宇宙の目付近へとやってくる。
ビジョントーチで宇宙の目の目を読み込むと、宇宙の崩壊、種族の破滅、死と再生が映し出される。宇宙の目を信仰していたシーカーたちだが、破滅の未来を知り、激怒する。宇宙の目の神殿を焼き払う。

宇宙の目が発する信号を遮断する装置を作り、打ち上げる。宇宙の目はエネルギーに覆われ、信号が隠される。
環状天体にクローキングフィールドを施し、エネルギーを得るために太陽付近に停船する(塔は太陽エネルギーによる発電装置?)。

宇宙の目に絶望し、すでに荒廃してしまった母星を嘆くシーカーたち。
彼らは故郷を模した仮想世界を作り上げる。
仮想世界へと入るための装置の開発に着手。緑色の炎の前で装置を持ち、眠ることで精神を仮想世界へとダイブさせる仕組み。二番目の装置がエラーを起こして爆発。外壁に穴が開く。三番目の装置で、仮想世界への精神転移に成功。

シーカーたちは地下施設に集まって眠り、仮想世界で暮らしはじめる。

シーカーの中のひとり、片方の角が折れた者(囚人)が目覚め、宇宙の目の封印を解く。彼は種族が行っている宇宙の目の隠匿に疑問を抱いていた。しかしすぐに捕らえられてしまう。
牢獄が作られ、厳重に封印される。保管庫は貯水池に沈められ、仮想世界にも運び込まれ、地下へと移送される。

シーカーたちは記録を隠すために、スライドリールをスキャンして仮想世界へと送る。現実のスライドリールは火炎放射器で焼き払った(この燃料が残っていたのでジェットパックの補給ができた)。

封印の解除コードは、それぞれの地区の仮想世界の奥地へと隠される。
その解除コードすらも焼いている徹底ぶり。

そうして、シーカーたちは仮想世界で暮らし続ける。肉体はミイラ化し、環状天体の内部も朽ちていく……。


●ノマイ、宇宙の目の信号をキャッチ


太陽系の第5惑星が闇のイバラに浸食され、崩壊する。

片角の囚人が解き放った宇宙の目の信号が、遠い宇宙を航行していたノマイの船に感知される。
一瞬のタイミングを逃さず、ノマイの船は宇宙の目の信号の方向へとワープする。
運悪く、船は闇イバラの内部へワープしてきてしまう。
ノマイたちは三つのグループ分れ、脱出艇に乗り込んだ。

ひとつのグループは闇のイバラ内部に囚われる。不可思議な空間に閉じ込められ、全滅する。
ふたつめのグループは脆い空洞に不時着。空洞内部に街を作る。
みっつめのグループは燃え盛る双子星に不時着。洞窟内に街を作る。

第一世代のノマイは街を発展させ、お互いに再会する。
宇宙の目を探すため、観測所を建造。それでも宇宙の目が見つからない。
観測の中で、「さまよう月」――量子の月を発見する。
量子の月を見つけ、そこへ行く方法を確立する。以降、量子の月は巡礼の場となる。量子の月は宇宙の目に最も近づける天体だった。

第二世代はブラックホールによるワープ機構を再現することに成功。そして、ワープの際に、ほんの僅かだけ過去に遡行していることを発見。超高エネルギーを注ぎ込めば、22分の過去にデータを送信できることがわかる。
ここから「灰の双子星プロジェクト」が計画される。

「灰の双子星プロジェクト」の準備がほぼ完了。しかし、必要なエネルギーである人為的な太陽の超新星爆発に失敗。これではループが起動できない。
第三世代のソラナムは量子の月の巡礼のための準備を終え、飛び立つ。
太陽系外から彗星(侵入者)が飛来。ノマイたちは調査に向かう。彗星内部に圧縮されていた幽霊物質が瞬時に太陽系全体を覆い、ノマイが滅亡する。

10分間のユーザーコマンドがないため、太陽ステーションがスリープモードに入る。

幽霊物質は水の中では無効化されるため、のちにハーシアンに進化する生物は生き残る。
そして、281,042年後……。


●ハーシアン、宇宙へ


進化したハーシアンは、木の炉辺を発展させ、宇宙へ飛び立つことができるようになった。
アウターワイルズベンチャーズはアトルロックへ降り立ち、宇宙探索の第一歩を踏み出す。
創設者のひとりで優秀なパイロット、フェルドスパーが行方不明になる。
先輩宇宙飛行士たちが、惑星へ調査に向かう。

ハルとその友人のハーシアン(主人公)が、ノマイの言語の翻訳装置を開発。
主人公が初の胆道宇宙探査へ出発することになる。

・22分後の超新星爆発により「灰の双子星プロジェクト」が起動
・ノマイの石像が起動。

・931万8054番目の探査機が宇宙の目の座標を特定。

観測所へ発射コードを訊きに行った際、ノマイの石像が起動。主人公は22分間のループに閉じ込められる(ガブロも)。


●22分間のループ開始


0秒
・軌道探査砲に22後からのデータが届く。探査機が発射される。
・出力が限界値なので軌道探査砲が崩壊。モジュールが巨人の大海へと墜落。

数分後
・脆い空洞が崩壊を開始。
・灰の双子星から燃え盛る双子星へ砂が落ち始める。

6分30秒くらい
・太陽活動が活性化。
・太陽ステーションが非常口を閉鎖。
・流れ者の環状天体が航行モードに移行。太陽系を離れはじめる。

13分ごろ
・流れ者の環状天体内部のダムが決壊。

22分
・太陽が超新星爆発を起こす。


●????


ハーシアンの新米宇宙飛行士が、宇宙の目を観測する。
宇宙は消滅し、爆発によって新たな宇宙が生まれる。
そして、143億年後……


■参考資料

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