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【読書感想】 邪宗館の惨劇

邪宗館じゃしゅうかんの惨劇 阿泉来堂



最後の最後まで目が離せない‼️

那々木悠志郎シリーズ第4弾❗️

ホラー作家・那々木悠志郎、最大の危機!ループから抜け出せるのか!?

一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へと向かう途中にバスが事故を起こし、山道で立ち往生してしまう。
雨風をしのぐため他の乗客らと共に近くの廃墟へと避難するが、そこはかつてある宗教団体の信者が集団死したといういわくつきの建物だった。
その夜、乗客たちが次々に殺害される事件が発生。建物からの脱出を試みた耕平は、恐ろしい姿をした怪物に遭遇し意識を失う。
目を覚ました時、耕平は事故を起こしたはずのバスに乗っていた。その後、まったく同じ流れで繰り返される殺人事件を体験し、耕平は自分がこの夜を『繰り返している』ことに気づく。
「俺は、タイムループに陥ってしまったのか……」
何度『繰り返し』を経験しても誰も救えず、『繰り返し』からの脱出もできない耕平の前に現れたのは、怪異譚蒐集のため、この地を訪れたホラー作家、那々木悠志郎であった。

Amazon 内容紹介より




天田耕平と恋人の真由子は、1年前の火災事故の慰霊祭へ向かう。

途中、バスの事故で立ち往生し、近くにひっそりと佇む白無館はくむかんへ避難する。

通称『邪宗館じゃしゅうかん』と呼ばれるこの廃墟は、宗教団体『人宝教じんぽうきょう』の施設であった。

大量殺人事件のあったこの廃墟施設内で、また殺人事件が起こる——。


『ナキメサマ』『ぬばたまの黒女』『忌木のマジナイ』に続く『邪宗館の惨劇』は、全ての作品の繋がりが重要なポイントとなります。

きちんと順番に読んだ方が良いです。


神道、邪教、密教、新興宗教……絶対おもしろいやつ!゚+.゚(´▽`人)゚+.゚


しかもそれだけじゃない。

タイムループしてる❗️SF(°д° )⁉️


自分がループしている事を真由子に説明している場面。

「『タイムループ』だよ。ほら、同じ時間を何度も繰り返すってやつさ。そういう映画、前に一緒に見たことあったよな」
「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな?」
「いや、厳密には『恋はデジャ・ブ』なんだけど……まあいいか。とにかくそういうことだよ。わかるだろ?」

本文より


『恋はデジャ・ブ』‼️

懐かしい💕

阿泉先生、きっと同世代や……笑


那々木悠志郎& 浦辺コンビが相変わらず微笑ましいやり取りで好き💕

著作に絶対の自信をもつ小説家、那々木の偉そうな態度笑(*´˘`*)


宗教モノの作品は多いが、人宝教は中でもグロテスクな宗教だ。

ある意味で、夢が詰まっている。


話の構成がよく考えられていて、最後の最後まで何が起きるか油断禁物です。

これはどの作品にも共通して言える。


これだからホラーミステリーはやめられない。


さすがです‼️(º﹃º )

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