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A商店の長男とB商店の次女が結婚したら、どんな未来が描けるか?


こんにちは。ライターKANIKOです。

「働き方って、本当にいろいろあるよね~」

夫婦で話し合うようになったのは半年くらい前から。

お互い、都内に実家と自営の商店を構え、エリアも業種も別々です。

そのふたりが家業を継ぐことなく、企業で働きながら、縁あって社内結婚。

新卒で就職して早10年以上。転職もせず、ごく普通の一般的な社会人コースを歩んできました。

そんな私たち夫婦が、安定の会社員一本の人生から、家業を継いでみる?と考え始めたお話です。


ものすごく単純なきっかけが重なっただけ

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会社の人からは結婚の祝福の言葉をいただく度に、

家業継がないのー?

お家のことはどうするのー?

とたくさん言われてきました。

まあ、社内結婚なので仲良い人は良かれと思って、「それぞれの家業をコラボさせちゃえばおもしろそうじゃん!」なんて言ってくれます。

もー。人ごとだと思ってー、簡単に言うよねー。

なんて、笑い話をしてきました。昨年までは。


家業を継ぐなんて全く考えてなかった私たち。

でも、現在は

私:昨年会社を辞め、手に職を付けようと勉強中。

夫:会社勤めを続けながら、今年から家業の勉強を始める予定。


ここに至るまでに、真剣に“家業を継ぐかどうか問題”と向き合い始めたきっかけは、いくつかあって、こんなところです。

きっかけ
その1 家業を継いだ友達の話に、夫が触発されたから
その2 副業という選択肢が身近な社会になってきたから
その3 私が会社を辞めて手に職を付けたいと思ったから
その4 私の父が今年胃ガン手術をしたから

親が亡くなったからとか、家業を継ぐために勉強を始めたとか、物理的な理由はないんです。親は70歳近くですけど、結構元気。

よっしゃ!継ごう!とかそんな決意表明は今のところありません。

自然の流れに身を委ねてみた。みたいなことかもしれません。


きっかけ その1とその2

その1 家業を継いだ友達の話に、夫が触発されたから
その2 副業という選択肢が身近な社会になってきたから

夫が友人の結婚式に参加した時のこと。

家業を継いだ次期社長の友人が数名テーブルにいて、家業を継がないのは勿体ないと力説されたと帰ってきました。

また触発されてるよー。流されやすいんだからー。

と、私はいつもの世間話程度に思っていました。

それが案外、夫の中では何か感じることがあったらしいのです。


遡ること数ヶ月前。

夫は長男なので実家の土地をどうするだとかの話があるため、私たち夫婦が家を買う買わないの話を親に相談した時がありました。

その時に、義父が夫に家業を継がせなかったワケ

好きなことをして良いと言ってサラリーマンになることを応援したワケ

を初めて本音ベースで知ることになります。

家業は昔に比べて縮小しているし苦労させたくないから継がなくて良いと言った。だけど、自営業は何も同じ事業をしなくたって良い、事業権を継ぐってこともできる。だからやりたいことがあるなら継いでも良い。

ちょっと難しい話もあって、簡単に書いたんですが、要は夫の中でこの話が頭の隅に残っていて、友人の結婚式での次期社長達の力説話と結びついたらしいのです。

しかも、きっかけその2 が後押しもしていて。

その2 副業という選択肢が身近な社会になってきたから

サラリーマン全員が事業を継げる権利を持っているなんてことはなく、自営の子どもの特権だということに気づいてしまったという感じ。

有難いことに、夫の会社は副業OKの会社なので、まずは生業として生計を立てられるのか、家業のいろはを学んでみよう!となったわけですね。

起業と違うのは、良くも悪くも土台があるってこと。

歴史、人脈、顧客、ノウハウ、借金(資金)など。


きっかけ その3とその4

その3 私が会社を辞めて手に職を付けたいと思ったから
その4 私の父が今年胃ガン手術をしたから

たまたま、いろんな理由があって、私は仕事を辞めたわけですが(※ご興味あれば前投稿参照)、手に職を付けたいと思ったら、家業も手伝えそうじゃん?と、閃きました。(ちなみに、営業職一筋 → ライターやWEBデザインスキルを学び中)

父は胃がん手術後も元気ですが、初めて親の死を身近なものとして感じた時に、夫の家業だけでなく私の実家の家業もどうするんだろう?と考えが過ぎったわけです。

私は姉がひとりで姉も結婚をしています。家族全体が古い考え方でいくと継ぐ人がいないという選択肢しかありませんでした。

ここにきて、古い考え方はどうでもよくなって、現在赤字ではない家業を継がないっていう選択肢が勿体ないんじゃないか?と思うようになってきたのです。

(そもそも事業を廃業すること自体、お金がかかるそう……。だったら尚更勿体ない)

しかも、会社員ではない今。時間に縛られることがない分、学びどき!と考えるように。


まずは動いてみること

子どもの頃、手伝ったことはたくさんありますが、家業といっても何ひとつわかりません。

いざ経営のノウハウを学ぼうとしても、大企業ではないので、システム化されていることなんてほとんどないだろうし、完全に手取り足取り学んでいくしかありません。

そうなると、継ぐにしても継がないにしても、

学ぶなら親が生きているうちにだな!と考えるようになりました。


案外少数派?

試しに、何から学ぼうか?と本屋さんに知恵を借りに行ってみると、

家業継承、自営業の本って、なんと少ないことでしょう!

起業、独立の本はたくさんあるんですね!

これにビックリした私たち夫婦。

本屋を諦め、ネット検索でいくつか良い本に出会ったので気が向いたら今度紹介します。

メディアでも家業継承系の情報が気になり始め、

「セブンルール」とか「ガイアの夜明け」とか「カンブリア宮殿」とか

夫婦でハマるように観ています。

なかなか楽しいひとときです。余談ですけど。


2020年に夫婦でやること

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とにかく、今年は行動してみる事が目標です。

・毎週1日は家業の手伝いをする(夫)
・家業に役立つスキルを身に付ける(妻)
・新事業に結びつくようなアイディアを思いついたら書き留める!口に出す!
・気になる場所、事があったら行ってみる!触れてみる!


しばらくは、ぬるま湯につかりながらかもしれませんが

この時代に生きているからこそ、考えついた将来の形。

修行の1年がスタートです!

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