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【新人ナース必見】朝の指導者さんとのあの時間をどう乗り切るか


こんにちは!看護師ねこです!


4月から看護師としてデビューしたみなさん!


患者さんを受け持つにあたって、朝に先輩といろいろ調整する場面があると思います。


病態のこと、業務のこと、手技のこと。


朝早く出勤し、受け持ち患者を確認し、自分についてもらう先輩が誰か確認し、その先輩が来たらいつ声掛けようか、何を調整してもらえばいいのか、何から突っ込まれるんだろうか、、、



始業前のこの時間って、すごくストレスじゃないですか!?


まだ勤務開始前なのに・・・( ゚Д゚)!!



私も新人のころ同じ思いでした。指導者側の立場になった今、あの頃を振り返りながら記事を書いてみようと思います。




新人ナースが怯える朝のあの瞬間


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その① 出勤時の挨拶


最初の頃は、マンツーマンで指導者がついていると思います。その先輩に、いつどのタイミングで挨拶に行くか、これめっちゃ悩むんですよね。(思い出しただけで緊張してきました。。)



先輩が病棟にきていきなり声掛けていいのかな

先輩が情報取り始めてしまったら、今言うなよって思われるかな

申し送り前に声掛けたら、遅いわって思われるかな


・・・・全部マイナス思考!!!めっちゃわかります!!!私も毎朝この瞬間が苦痛でした!!!


どの戦略でいけばよいか。新人時代を乗り越え、指導者側になってみて、私的にこれがベストかなと思うものを紹介します。



まず、先輩が出勤してきたタイミングで


「おはようございます。今日○○さん(患者さん)を受け持たせてもらいます○○です。ご指導宜しくお願いします。後ほど目標や行動計画の調整をお願いします。」

と簡単に挨拶する。


そして、先輩が情報取り終わったころ改めて調整をお願いしにいく。


この流れが一番スムーズな気がします。



もちろん、先輩のキャラやその場の空気感にもよるし、一概にはいえません。



この作戦における最悪のパターンは、最初の挨拶の時点で、


「ああ、今聞いとくわ。」


って言われてしまうこと。


「(まだ情報整理できてねえ・・・!!)」


と、汗だくになります(笑)


でも、その時は、


「すみません。まだ情報収集が不十分なのでもう少し時間を頂いてもよろしいですか」「あと何分待っていただけますか」


と正直に言えばいいです。



それで怒ったりグチグチ言ってくる先輩はそもそも指導者としてどうかと思うので気にしないようにしましょう!!


※これは実体験です。私は慌ててそのままグダグダの内容を披露して、内容が無さ過ぎて結果怒られました。いや今聞くなよって思いました。でも、強行突破してしまった私が悪かったです。(笑)



とりあえず、怯えずにハキハキとした言葉遣いで正直に対応すればそれだけでかなり好印象だと思います!!



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その② 先輩と何を調整すればいいのか


1年目のときって、本当に何も分からないし何が分からないのかも分からないっていう感じだと思います。(私はそうでした!)



でも、自分なりに患者さんの情報を整理して、患者さんが必要としているケアをしていかなければなりません。間違っていてもいいんです。なぜなら新人だから!それをフォローするのが、指導についてる先輩の仕事ですからね!



そんな中で、新人として絶対にしなければならないことがあります。


それは、自分はどこまでできて、何が未経験でフォローしてほしいのかをしっかり自己申告することです。


出来ない事って言いにくいんですが、指導者側からすると、後になって出来ませんって言われても指導する時間も取りづらいし、患者さんに迷惑がかかってしまうことがあるんです。(待たせてしまう、不安にさせてしまう、とか)


なので、出来ないことを引け目に感じず、早めに申告するようにしましょう。


そして、今日自分はなにが出来るようにしたいのかを、明確にしましょう。



たとえば


・清拭時の事前準備をしっかりしてから始める

・ひとつひとつの手技で、患者さんへの声掛けをおこなう

・指差し確認を徹底する

・点滴作成を正しい手順でおこなう

・吸引手技の自立

・検査搬送の手順を踏まえ、実践する


などです。



このような具体的な目標を設定しておくと、それに合わせて先輩も指導してくれるし、1日の成果を評価しやすいです。


気を付けたいのが、「○○に注意する」「○○を心がける」という目標の書き方。


もちろん、注意したり心がけるのは大切なのですが、他者から評価しづらいです。上の例のような具体性があったほうが、よりベターかなと思います。




そして、本来これらの「業務調整」は、患者さんの情報から状態把握をした上でのお話になります


・患者さんの疾患、今の状態
・今日の患者さんの目標
・検査や処置の予定
・必要なケア


を把握した上で、自分がするべき事、出来ること、出来ないこと(フォローが必要なこと)を整理し、先輩と調整していきます。



そのためには、しっかりと情報収集をしておく必要があります。


※情報収集の仕方や病態整理については、また別の記事でお話しようと思います☆



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さいごに



今日は、主に始業前(患者さんのところに行く前)の指導者さんとのやりとりについてお話しました。


とても緊張する場面のひとつだと思いますが、朝一番の新人さんの印象ってとても大事だなと、指導者側になって改めて思うんですよね。


分からないこと、できないことがあるのは当たり前です。それを新人さん自身が自覚しているということが大切であり、その方が指導者さんも安心してくれるんですよ。


あとは、おどおどせず、しっかりとした言葉遣いを心がけてみるだけで、印象はぐんと良くなると思います。怖い指導者も一応人間ですから、こういう簡単な印象操作も大切ですよ!(笑)


少しでも参考になれば嬉しいです☆

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