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実に微笑ましい。

やったらやられるが道理。


従って、悪事、微悪の類を含め、もうやらない方がいい。


とはいえ、人間、善と悪の両方を表裏一体として持たされているのだから、ふと気を抜けば、悪が出てくる。


己、心当たりはないか?


人間社会における善悪は通用しない。


実相における善悪基準、これを悟らねばならぬ。


未熟な人間の善には、悪が見え隠れしている。


人間都合による善は、全宇宙、自然界における善ではない。



「え?そうなんですか?出来るだけ善いことを心掛けているつもりでも、知らず知らずのうちに悪を振り撒いていることもあるのですか?それはとても怖いこと。どうすれば、そのような中途半端な生き方を変えられるのでしょうか…」



「おまえさん、何言ってんだか。人間で本物の善人なんて居やしないんだよ。皆、多かれ少なかれ悪人。自分が勝手に善人だと思い込んでいるだけ。もっと謙虚にならなきゃな。人間は悪人なんだから、やっちまう。やっちまうから、またやられる。これの繰り返し。もううんざりだよ。だから、早く人間止めたいんだよ俺は…」



「確かに、私、いつも良いことをして生きていきたいと思ってはいるけど、親や姉妹と喧嘩しちゃったり、ぶつくさ頭の中で文句言ったり、時々、面倒なことは放ったりしてしまっているかも。ああ、人間でいるっていうことは、厳しいことなんですね…」



「そうだよ。お前さん、良く分かっているじゃねえか。だけど、俺なんかは、生まれる前は極悪人だったから、今、生きている間に清算しておかないとな。なんせひでえ人生だよ。苦しみや悲しみばかり。でも生きて改心出来たら、少しは上に昇れるって、親父が言ってたなあ。だけど、また駄目だな。全然、改心なんぞ出来やしねえ。またやり直し人生よ…」



「そうかあ。人間でいるということは、何かを求められているっていうことなのかなあ…。それに気付いて、がんばらないと。私、もっと良くなりたいです。今のままでは駄目なのは分かっています。どうすればもっと善い人間になれるのでしょうか…」



「俺にも分からねえよ。でもな、本当に変わりたいんなら、本当のことを知りたいんなら、頭の中にあるものは入れ替えんといかんかもな。人間社会のアレは、大概、悪が紛れ込んでいるからな。その分別を付けられるようになるには、余程の修行が必要かもな」



「滝に打たれるとか?座禅を組むとか?」



「違うな。日々の生活の中で、懸命に心を磨くしかねえ。心がぴかぴかになったら、本当のことを教えてもらえるようになるよ。俺は全然だめだ。毎日、自分勝手で、いい加減で怠けてばかりいるからなあ…」



「分かりました!まだ、良く分からないけど、心磨きをしてみます!有難う御座います!!!」




…このようなやり取りは、実に微笑ましい。





やったらやられるのが道理なのだから、良くやれば良く成るということだ。





そのことを肝に銘じ、心磨きに専念し、真実を理解できるよう精進致します。





有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者