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「相性が良い」と「わかりあっている」と「相乗効果を発揮できる」が、全くの別物な理由。


誰の言葉も信じちゃいけません。
あるのは真実のみです。

おはようございます。鑑姓です。


一緒にいるとラクな人っていますよね。
でも、そうでもない人もいます。
何故、このような違いがあるのでしょうか。

人付き合いのケースは、3つに分けられます。


まず、「相性が良い」関係です。
似た者同士という事です。

例えるなら、○は○同士、△は△同士と、
「相性が良い」のです。

「昼飯はラーメン」と決まっている間柄は
「相性が良い」関係になります。


次に、「わかりあっている」関係です。
お互いの扱いに精通しているという事です。

Aは○であり、Bは△である、と認知しあえば、
AもBも「わかりあっている」のです。

「昼飯は、Aのラーメンで、Bは牛めし」と、
お互いがお互いに分別つけられるのなら、
「わかりあっている」関係になります。


最後に、「相乗効果を発揮できる」関係です。
お互いの違いを理解した上で、
更に生産性や発展性があるという事です。

○のAに△の良さを、△のBに○の良さを、
それぞれプラスできる関係が、
「相乗効果を発揮できる」関係になります。


「相性の良さ」は、いわばレッテルです。
表面の接点が一致する事を望む状態です。
つまり、マイナスがない事を求めています。
一番エネルギーが少なくて済む関係です。
しかし、レッテルが剥がれると辛いです。

お互いの個性をわかりあえていないので、
新しくレッテルを貼る事でしか、
関係のほころびを修復する事ができません。

どんどん新しいレッテルが増えていくと、
レッテルを覚えておくのが苦痛になります。
貼られたレッテルも、貼ったレッテルも、
お互いをどんどん不自由にしていくのです。

「相性の良い」関係は、表面的なので、
長期間一緒に居たり、深く関わる事には、
あんまり適していません。
絶縁して別れたり、関わりを減らす事で、
苦痛を減らす対応が必要になります。


「わかりあっている」関係は、理性的です。
わかりあう為に会議をした後に、
対応方法を提案するので、
長期の関係に適しています。

でも、やっている事は表面的な、
「相性が良い」関係と同じなんです。
お互いに能動的に進んでレッテルを貼り、
レッテルと生きる事で、安定しています。

わかりあっているだけでは、
結局はレッテルの張り合いなんです。


「相乗効果を発揮できる」関係は、
「わかりあっている」関係でないと、
まずできません。
しかし、わかりあったからといって、
できるものではありません。

「相乗効果を発揮できる」関係は、
内面の一番奥深くを曝け出す事でしか、
実現できません。
心からそれを望みあった時のみ、
可能となるのです。

その生物の、コアとなる動機や情熱と、
別のコアとなる動機や情熱がぶつかった時、
日常では起こり得ない現象が起こります。
それが相乗効果です。


この3つは、
どれが一番いいというわけではありませんが、
スタイルが一致しないと修羅場となります。

自分や相手がどんな人間関係を求めているのか、
一度ふりかえって整理してみると、
新しい発見があるかもしれません。

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