27歳男性恋愛を諦める①

はじめまして

 今年で27歳になり人生の1つの区切りにしている30歳が見えてきた。それまでに結婚をしたいと思っているけれど、どうにも難しそうだ。女性を異性として好きになるのが怖いから。そして恋愛をする能力がないから。1人で悶々としていても埒が明かないので、そう思った経緯とこれまでの恋愛遍歴を文章にして吐き出そうと思う。長文拙文だが大目に見てほしい。

きっかけ

 8月頭に地元・九州で友人の結婚式があったので参列がてら帰省した。学生時代、一緒にふざけあっていた仲間の人生のイベントに立ち会えたことを嬉しく思う反面、このまま独身で良いのかと将来に不安を感じる自分もいた。翌日には高校時代の友人2人と会った。2人とも家庭を持ち、親になっていた。傍から見ると、ともに幸せそうで2人が高校時代に話していた順調な人生を歩んでいるように見えた。
 周りを見渡すと結婚、出産、育児と着実にステップアップをしている。恋人がいないという漠然とした悩みを持つ僕だけが取り残されているような気がした。

~中学時代

 恋愛に対して興味が全くなかったわけではないと思う。小学生の頃から何となく好きだなと思う女の子はいたし、誰と誰が付き合っているという話も好きだった。実家には母親が集めていた少女漫画が置いてあり、読むたびに恋愛は素敵なんだろうなと思っていた。
それでも中学生までは友達と遊ぶことの方が楽しかったし、部活動に打ち込んでいたから彼女が欲しいという欲はそこまで強くなかった気がする。

高校時代

 初めて交際したいと思ったのは高校2年生の時だった。同じ部活の女の子だったが、高校2年生の時にクラスも同じになった。元気で頭がよく、クラスの中心人物だった。時間をかけるにつれてどんどん仲が深まっていった。学校外で会うことはなかったが電話をする仲にはなっていた。好きという感情に気付いてからは同じ部活の友人に相談した。付き合っている人はいないというので、覚悟を決めて電話で告白した。答えはNOだった。振られただけならまだマシだった。
 実は密かに僕と同じ部活かつ同じクラスの友人と付き合っていたそうだ。既に周知の事実であり、知らないのは僕だけだった。その事実を知ったとき、交際相手である友人からなんとなく距離を取られていることに初めて気が付いた。振られたことに加えて友人を傷付けていたという事実が重くのしかかった。同時期に部活動と学業が不調に陥った。このままではダメだと思い、逃げるように部活動と学業に打ち込んだ。

大学時代

 勉強の成果もあり、志望校に合格することが出来た。大学こそは彼女を作りたい!という思いはそこまで強くなく、単位を落としたら親に申し訳ないという思いから学業を優先した。大学での勉強の仕方がある程度わかったら今度は部活動に打ち込んだ。高校までと違い、すべて自分たちで主体的に行動しないといけなかったが、却ってこれがやりがいに繋がった。土日はほとんど部活動で潰れたが、好きだから苦にならなかった。初めてするアルバイトも楽しかった。自分でお金を稼ぐことの大変さと楽しさを実感した。
 友人たちから遊びに誘われることもあったが、部活動とアルバイトを優先していたため大抵は断っていた。今思えばもう少し気を抜いて遊んでおけば良かったと少し後悔している。部活動を通じて仲良くなった他大の女の子に異性としての魅力を感じることもあったが、高校時代の二の舞を踏むのは嫌だったので自分の中で完結させた。周りには恋人がいない友人もそれなりにいて、僕自身に彼女がいなくても大した焦りはなかった。

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