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イスラエル保育園事情2

日本の保活、大変すぎる。っていうか子育て世代に対する政策ひどすぎやしません?? 周りからは、もうこれじゃ働けないし生活もできねえ~~~って声がよく聞こえてくる。入るのも大変だし、入ってからも大変ってそんな育児がしんどいってそりゃ子供も減るわなと思うこの頃。所得制限はあるし配偶者控除も見直しされるってほんと日本はいったいどうなってんだ。

さてそんな育児制度に思うところはたくさんあれども、国外に住んでいる我が家。保活の大変さは体験せずに済むかな♪なんて思っていたのだが、イスラエルも保活が非常に厳しい国であったのだ……。
イスラエルは三才から公立保育園に入園できるものの、三歳以下の保育は私立園に行くしかない(ちがったらごめん)。そして産休育休期間が短い(最大半年ほどのはず)ため、復職する場合は一歳を待たずに保育園に入れるorベビーシッターを雇う道をとるのが一般的。さらに日本と同じく、一歳未満は保育園での受け入れ数は少ない。そう、つまりは復職を考えているすべての家庭は受入数の少ないゼロ歳児クラスに入るために熾烈な入園戦争に挑むことになる。入園するためにはその園で行われるナーサリーツアー(見学会ね)に参加が必須。こちらに来て二か月ほどで参加(娘がまだ4か月くらいのとき)したのだけれども……生まれる前に来ている人の多いこと……。そう、こちらの保活は生まれる前から始まるのであった!!!早すぎでは!?!?
入園申し込みは抽選ではなく先着順ということもあって、みんな生まれる前から予約することも多いみたい。日本だと育休が一年あるし(もちろん育休短い方もいらっしゃるけれど)、万が一のことがあったら怖いし……って懸念もあるから、出産前に見学に行くことはなかなかないはず。ほんとこの国の国民はスタートダッシュはやすぎる……お尻の重い日本人とは真逆ですな。もちろん我が家は入園できずに待機リスト入りしたわけだけど、なんの奇跡か運よく新学期が始まって一か月ほどで転園者が出て入園できたのでありました。
ほんで気になるお金の話。うちの子は一歳。上に書いたように私立しか選択肢がない。ということは、ですよ。……日本でも私立って高いじゃん。イスラエルもむっちゃ高いのよ。さらにいま我が家が住んでいる地区はテルアビブという商業都市なんだけれども、今年生活費が世界一高い都市になったんですよ……わかる?クソ高いの。死んじゃう……いわゆる日本の新卒初任給くらいかかるの、ひと月の保育料……。日本の認可保育園だと、上限でも10万いかないくらいだった記憶があるので、こちらの料金見た時に私の呼吸は一瞬止まった。日本のインターも真っ青じゃない?(知らんけど)実際うちの子が通っているのはインターなので、ヘブライ語だけの現地園よりも少しお高めではあるのものの、ぶっちゃけそんなに変わらない。現地人も保育料高い!というものの、やっぱりそれだけ給料ももらっているもんなあ。そして我ら日本人にはさらに災難が重なって、円安進みすぎてて円換算するのが恐ろしい。怖すぎてもう考えないようにしているのが正直なところ。日本の経済まじでがんばってくれ……たのむ。

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