2023 J2 第37節「ジュビロ磐田 vs V・ファーレン長崎」超主観的振り返り
ようやく掴んだクリーンシートでの勝利。
三浦龍輝は喜びの雄叫び!
2023年10月1日、ジュビロ磐田はホームヤマハスタジアムでV・ファーレン長崎を迎え撃ちました。
この試合の前日9月30日、3位ジュビロ磐田と昇格を争っている2位清水エスパルスが藤枝MYFCに敗れました。
従って、今節ジュビロが長崎に勝てば、清水と順位が逆転し再度2位浮上となる非常に重要な試合。
ヤマハスタジアムで観戦してきました。
結果は、1-0でジュビロ磐田の勝利!
清水を抑え、2位に浮上!
前々節、ホーム山口戦でスコアレスドロー。
前節、アウェイ岡山戦で悪夢の逆転負け。
昇格を占う大事な終盤戦で勝ち切れない試合が続いたジュビロでしたが、ようやく勝ち点3を掴むことができました。
クリーンシートでの勝利は、8月19日第31節アウェイ甲府戦1-0以来6試合振り。ホームでは、6月3日第19節秋田戦2-0以来でした。
勝ち切れず、もどかしい試合が続いていただけに、試合終了のホイッスルを聞いた瞬間、ホッとしたというのが正直な感想です。
前回対戦振り返り
前回対戦は、5月27日第18節アウェイトランスコスモススタジアム長崎での戦い。
この試合は今思い出しても悔しい・・・・。
前半は両軍打ち合いになるも決め切れずスコアレスで折り返しますが、71分に長崎の米田隼也選手に先制ゴールを決められます。
しかし、76分、GK波多野選手にボールを戻しますが、ボールがその手に届く直前に、ジャーメイン良がスライディング!見事なプレスでボールはゴールの中へ。同点に追いつきます。
その後両軍共に点を獲り切れず、このままドロー決着かに思われた後半アディショナルタイムの95分、またも米田隼也選手に押し込まれ長崎が勝ち越し。
第4節アウェイ大宮戦同様、試合終了間際で勝ち点を失うという、悲劇の結末でした。
ホームでの長崎戦はリベンジの場。絶対にジュビロを勝たせたい。その一心でヤマハスタジアムに向かいました。
スターティングメンバー
ジュビロ磐田
松原后が今シーズン初めてベンチ外となりました。6月28日第21節ホーム甲府戦でサブメンバーとして試合に出場しなかったことがありましたが、この時期は7連戦を戦っていて、大幅なターンオーバーを敢行した影響でした。
替わりにスタメンに入ったのは小川大貴。今季出場時間は多くありませんが、サブメンバーとしてベンチ入りし続けていました。満を持してスタメンの座を掴みましたね。
横内監督は小川大貴起用について試合後にコメントしています。
横内監督は普段の練習や準備をしっかり見極めて起用していることが判ります。ただ、松原后がベンチ外になった理由は明言していません。
また、金子翔太も前節岡山戦に続きベンチ外になったのが気掛かりです。
一方で大森晃太郎がベンチ入り。大森推しの私にとっては嬉しい限り。残念ながら試合出場しませんでしたが、ウォーミングアップの写真は撮りましたよ。
以下は俺得な写真です。
V・ファーレン長崎(前回対戦との比較)
長崎は夏季の移籍ウインドウで4人補強。その内3人がスタメンに名を連ねました。また前回対戦で出場していなかった現時点J2得点王のファンマデルガド選手がスタメンに入りました。
一方でクレイソン選手やクリスチアーノ選手などは移籍。
前回対戦から大きくメンバーが替わりましたが、やはり福岡時代から苦しめられたファンマデルガド選手が最も脅威であることは間違いありません。
山田大記の技ありシュートで先制!
前半はジュビロが優勢に攻めていたと思います。
試合後DAZNで前半のシュート数を確認しましたが
長崎の倍のシュートを放っています。
今季はなかなか前半で得点できないシーンが続くジュビロ。先制されて追いかけるという苦しい展開は見たくない。なんとか先に点を取って欲しい。
そう願っていた34分、鈴木雄斗からの長いボールに抜け出した山田大記。ワンバウンドで右足を振り抜き、GK波多野豪選手の頭上を越えるシュート!
改めて大型ビジョンに映し出されたゴールシーンに思わずうなりました。
試合後に山田大記がゴールシーンを振り返っています。
確かに山田大記は、これまであまり裏抜けしてシュートするシーンは無かったかもしれません。しかし状況判断でジュビロに流れを引き寄せるゴールを決めた山田大記。ナイスシュートでした。
改めて写真を眺めていると、ジュビロの選手達の笑顔見るためにヤマハスタジアムに通っているような気がします。
前節アウェイ岡山戦のような先制したにもかかわらず逆転負けなんて二度と味わいたくない。
絶対に今日は勝ちたい。
ジャメの裏抜けシュート
山田大記のゴールの直後、今度はジャーメイン良が抜け出してシュート!
と思ったのですが、惜しくもゴールポストに嫌われてしまいます。
これ決まっていれば、俄然ジュビロに勢いづくシュートだったんですが。
ヤマハスタジアムが悲鳴と大歓声が入り混じったスゴイ雰囲気になったことは忘れられません。
三浦龍輝のセーブが光る
ファンマデルガド選手を筆頭に高い攻撃力を誇る長崎。しかし、三浦龍輝が防ぎます。
前半12分、マテウス ジェズス選手のヘディングシュートをゴールラインギリギリでキャッチ。
前半39分には、ファンマデルガド選手の強烈なヘディングシュート炸裂。これも三浦龍輝が間一髪で弾きます。
ドゥドゥのミドルシュート
ドゥドゥの代名詞と言ってもいいミドルシュート。今試合でも積極的に放ちます。
しかしこれもまたゴールポストに嫌われてしまいます。
もう本当にあと少しなんですけどね。
この決定力に磨きがかかると良いですね。
森岡陸が出場
前々節のホーム山口戦でリーグ戦復帰した森岡陸。86分に上原力也に替わってピッチに入りました。
試合終了間際の後半アディショナルタイム94分。自陣ゴール前でクリアしてジュビロゴールを守ります。
リカルドグラッサ、伊藤槙人、鈴木海音というライバルがいますのでポジション争いが熾烈なCBですが切磋琢磨してチャンスを掴んで欲しいです。
試合出場して久しぶりの勝利。森岡陸の笑顔が弾けていました。
クリーンシートの円陣
1-0でのクリーンシートでの勝利を掴んだジュビロ磐田。
GK三浦龍輝とDF陣による恒例の「クリーンシート勝利での円陣」が見られました。
長崎の強力な攻撃陣を見事防ぎ切ったGKとDF陣。
ナイスファイト、ナイスプレーでした。
横内監督の「ブラボー」
翌日、ジュビロ磐田の公式YouTubeチャンネルに、【Go on.】episode16:昇格へのクリーンシートが公開。
久しぶりのスタメンフル出場に対し、勝ってほっとした表情とコメントを残した小川大貴が印象的でした。
そして、控室で横内監督が激を飛ばします。
チーム名こそ出しませんでしたが次節がいよいよ清水エスパルスとの対戦であることから、試合が終わった今から準備を始めることを強調します。
そして一点を守り切って勝利を掴んだ選手達を大いに讃え、
で締めました。
よかったブラボーが出て!
勝ち切れない試合が続いたので、最近の試合後は横内監督の厳しい表情ばかり見ていたので辛かったのですが、勝利を掴むことができて本当に良かった。
ジュビロ磐田公式Xで公開された横内監督の表情は、勝ててホッとした気持ちの表れていますね。
次節は、10月7日(土)ついにやってきました、アウェイ清水エスパルス戦「静岡ダービー」。
2位と3位の決戦。勝ち点差は僅か1。
今シーズンを決すると言っても過言ではない大一番。
もう細かいことは抜き。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れる事を祈って。