2023 J2 第18節「V・ファーレン長崎 vs ジュビロ磐田」超主観的振り返り
「嘘だろ・・・・・・・」
2023年5月27日、J2リーグ第18節。ジュビロ磐田はアウェイでV・ファーレン長崎と対戦しましたが1-2で敗戦。
あと数分、いや数秒耐えられたらドローで勝ち点1を分けあえた試合。
前節いわき戦に続き、またもジュビロは試合終了間際に失点するという残酷な結末が待っていました。
最低限ドローに持ち込めた試合でしたが、最後の最後で勝ち点1は0になってしまいました。
各地で観戦イベント開催
今回のアウェイ長崎戦は、各地で観戦イベントが行われました。
パブリックビューイング
まずは「TOHOシネマズららぽーと磐田」で行われたパブリックビューイング。
ジュビロクラブアンバサダーのSHONOさんを迎えて、映画館のスクリーンを貸し切ってのイベント。そして、Twitterで知ったのですがサプライズゲストとして山田大記も一緒に観戦したそうです。
ただ山田大記は、5月17日の藤枝戦に前半のみ出場しましたが、いわき戦、ルヴァンカップ鳥栖戦に続き、この長崎戦もベンチ外。コンディションが非常に心配ですね。
TikTokライブ
そして、シーズンタイアップアーティストのスピラ・スピカ 幹葉さんによるTikTokライブ。
幹葉さんがDAZNで試合観戦する模様をライブ配信するという初めての企画が行われました。
私は、長崎遠征はさすがに遠すぎて無理でした。パブリックビューイングも抽選でしたので、DAZNでリアタイ観戦しました。
また、この日は13時から私が応援している、なでしこリーグ1部の静岡SSUボニータの試合もあったため、
パソコンに3画面を開いて観戦し、Twitter投稿もするという、私にとっても負けられない戦い!
と、思われるでしょうが。
スターティングメンバー
直近の5月24日にルヴァンカップ鳥栖戦を戦い、中2日で臨んだ「九州シリーズ」2連戦。
ルヴァンカップは負傷復帰組・控え組中心でしたが、1週間前のいわき戦ベースのメンバーとなりました。加えて、いわき戦でベンチ外だった鈴木雄斗がスタメンに戻ってきました。
ルヴァンカップ組では、金子翔太が4月29日ホーム徳島戦以来のリーグ戦メンバー入り。古川陽介、ファビアンゴンザレスもベンチに控えます。
前半はシュートの撃ち合い
前半のシュート数は以下の通り。
前半だけで両チームとも10本を超えました。
前半2分、松原后のクロスに対し藤川虎太朗が飛び出しヘディングシュート。これはGKの波多野豪選手に阻まれます。松原后のクロスの質が良かっただけに非常に惜しかった。
前半4分、遠藤保仁がエジガルジュニオ選手にボールを奪われ、ボックス外から強烈なシュート!これはクロスバーを叩いたので難を逃れましたが、そのこぼれ球の攻防が続き、秋野央樹選手がボックス内でシュート。これはリカルドグラッサがナイスクリア!
前半13分、藤川虎太朗がボックス内右側からシュート。枠内右下隅を狙いましたがこれもGKの波多野豪選手に阻まれます。
更に前半アディショナルタイムにも藤川虎太朗がボックス内でシュート!これはロスバーの上。
藤川虎太朗は前半だけで3本の非常に良いシュート放っていたんですが、後一歩得点に結びつかず、非常に残念でした。
両チームスコアレスで前半を折り返します。
ジャメ執念の同点ゴール!
71分に、米田隼也選手に先制ゴールを許してしまったジュビロ。
後半残り時間も少なくなってきた段階なので、何としても早く追いついて欲しいと願っていました。
失点した5分後の76分、後半途中出場の古川陽介が増山朝陽選手にプレスにい行き、ボールが長崎陣方向に飛んだため増山選手はGK波多野選手に戻したところに、ジャーメイン良がスライディング!
波多野豪選手が転がるボールを蹴る瞬間を狙った執念のスライディングで、ボールがゴールに転がり込みジュビロが同点!
ジャーメイン良の諦めない姿勢を見せたスライディングは素晴らしかった。そして、その前の古川陽介のプレスがこのゴールを生みました。
古川陽介はルヴァンカップ鳥栖戦でスタメン出場し、中2日で試合に臨みましたが、その影響をもろともせず得意のドリブルで相手のファウルを誘うなどの活躍を見せました。
古川陽介は、今シーズン序盤戦はリーグ戦メンバーに加われず「2年目のジンクス」に苦しんだように思われましたが、ここ数試合は殻を見事に破るかのようなプレー。今後がますます期待できます。
後半アディショナルタイムの悲劇
ジュビロは85分、ファビアン ゴンザレスと鹿沼直生をピッチに送り勝ち越しを狙いますが得点に結びつきません。
そして試合終了目前の後半アディショナルタイム5分、増山朝陽選手が右サイドからクロスを上げ、都倉賢選手が頭で折り返したボールに対し、ジャーメイン良が右脚を振り抜いてクリアしようと試みますが、空振り。
そのボールはゴール前に転がり、またも米田隼也選手に押し込まれ勝ち越しゴール。万事休す。
最低限勝ち点1をもぎ取れた試合を落としてしまいました。
総括と次節に向けて
私のパソコンのDAZN画面には、歓喜で沸き立つ長崎の選手がこれでもかとばかり映し出されていました。
一方で、同じパソコンのTikTokライブ画面ではスピラ・スピカの幹葉さんが両手で顔を覆い、涙目で絶句する姿。
本当に、いたたまれない気持ちになりました。
リモートで全国のジュビロサポーターと一緒に観戦するというナイスな企画をしてくれたのに・・・・・。
試合終了後のインタビューでは、ジャーメイン良が敗戦に繋がった失点を悔やむコメントを残しています。
ジャメはこの試合執念の同点ゴールを決めてくれました。
確かに最後の失点はジャメがクリアできていれば防げていたでしょう。しかし、その部分だけを切り取ってジャメを責めることはできません。
チームとしてこれらの課題に向き合い、乗り越えていかなければならないのだと思います。
横内監督も試合後のインタビューで以下のように答えています。
辛いだろうけどジャメは前を向いて欲しい。
この敗戦は決してジャメ一人の責任では無いです。横内監督が仰るように、この悔しさを晴らすためにもチームとして更に積み上げること、成長することを願って応援したいと思います。
今シーズンまだ何も決まっていません。
この試合でジャメが決めてくれたゴールのように諦めない姿勢を続けて欲しい。私も応援を続けます。
ジュビロにとって朗報なのは、ルヴァンカップ鳥栖戦を勝利した負傷からの復帰組、控え組が結果を残すくらいコンディションが上がっている事です。
山本康裕、小川大貴、大森晃太郎、伊藤槙人、高野遼、金子翔太、針谷岳晃、藤原健介、後藤啓介、中川創が虎視眈々とリーグ戦スタメンを狙っているはずです。
森岡陸、山本義道もチーム内競争に参戦するでしょう。
今季横内監督が年始に掲げた目標である「基盤づくり」と「成長」に向けて、チーム内で健全な競争がなされることを期待しています。
次節は、6月3日、ホームヤマハスタジアムでブラウブリッツ秋田を迎え撃ちます。
この1週間で連戦の疲れをリフレッシュしてもらい、十分な準備をして戦ってくれることを期待して応援を続けます。
次節絶対に勝ちましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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