2024 J1 第13節「ジュビロ磐田 vs サガン鳥栖」 超主観的振り返り
呆然。
2024年5月11日、J1リーグ第13節。
ジュビロ磐田は、ホームヤマハスタジアムでサガン鳥栖を迎え撃ちましたが0-3で敗戦。
完敗でした。
前節アウェイ東京ヴェルディ戦で、ジャーメイン良が負傷し離脱。リカルドグラッサがDODSOで退場したため出場停止。
更には川島永嗣もメンバーから外れました。
これまで磐田の攻守を支えたメンバーが3人が外れる緊急事態。
それでも、これまで試合に出られなかった選手のギラつきに期待していたのですが、サガン鳥栖の前に1点も取ることができず惨敗を喫しました。
鳥栖戦のスタメンはこちら。
ジャーメイン良とリカルドグラッサが出場できないのは想定してましたが、川島永嗣のメンバー外には驚きでした。
試合終了後、横内監督は川島永嗣について以下のコメントをしています。
大事には至っていないようですが、大事をとったようです。
昨年まで正GKを務めた三浦龍輝もベンチ外が続く状況で託されたのは、今季ヴィッセル神戸から期限付き移籍した坪井湧也。
4月17日のルヴァンカップ長崎戦で公式戦に初出場していましたが、遂にリーグ戦に出場。
3失点目のファンブルは悔いが残ると思います。しかし、それまでファインセーブで磐田ゴールを何度も守るポジティブなシーンがありました。中3日でアウェイ札幌戦が控えているため、次節も出場の可能性があります。期待しています。
そしてジャーメイン良の替わりにピッチに立ったのは、やはり石田雅俊でした。ノーゴールに終わりましたが、前半シュートシーンがあったんですよね。本人もコメントしていますが、もう少しこのようなシーンが増えて欲しかった。
それにしても、かつて高校時代にライバル関係だったジャーメイン良と石田雅俊が、いまは磐田の為に力を尽くしてくれる姿には運命めいたものを感じるのは私だけでしょうか。
センターバックは厳しい台所事情。前記の通りリカルドグラッサは出場停止。森岡陸は依然負傷から帰還できずベンチ外。伊藤槙人もいません。本職のセンターバックはU-23代表遠征から帰還した鈴木海音のみ。過去何度かセンターバックを務めた鹿沼直生が務めました。
しかし、その鹿沼直生が、前半46分の富樫選手との競り合いの結果、鳥栖先制点となるオウンゴール。富樫選手のヘディングのタイミングも見事だったし、それをリカルドグラッサ、伊藤槙人、森岡陸より上背的には不利の鹿沼直生では厳しかったのかもしれません。
崩れ落ちる鹿沼直生の姿を見るのは辛かったな。
次節には切り替えて臨んで欲しいと思います。
このような緊急事態の状況であればこそ、チーム力が試されます。
なんてことは言わせない戦いぶりを見せつけて欲しかったのですが、まさにその懸念通りの結果になってしまい、非常に残念でしたね。
2023年に横内体制になってから、3失点以上で敗戦したのは以下の試合です。
敗戦であっても、最少失点差でくらいついてきた磐田。今回の鳥栖戦のようにリーグ戦で3点差以上をつけられて敗戦したことはありませんでした。それだけに、今回の敗戦はこたえましたね。
過去の試合を見て、改めて彼の存在を思い出しました。
後藤啓介。
2024年開幕の岡山戦、そして、第32節の千葉戦。
0-3のビハインドから、2ゴールをたたき込む意地を見せました。
敗色濃厚でもジュビロサポーターを煽って「もっと応援してくれよ!」という気持ちを前面に出して戦っていました。
当時の後藤啓介のような気概を持つ選手がいなかった、いや、みんな勝ちたい気持ちで一杯だったのでしょうが、試合終盤になってもその気持ちを前面に出す感じはなく、大人しい感じで終わってしまったのは辛かったですね。
ただ、マテウスペイショットが後方の選手に対し「もっと駆け上がれ」とばかりに身振りで指示を出していたのは希望かと。
試合終了のホイッスルの瞬間に私は席をたって、ヤマハスタジアムを後にしました。
ヤマハスタジアムの第一ゲートの大階段に向かう途中、私の背後から大ブーイングが轟きました。残念ながらこの試合内容ではブーイングが起こっても仕方ないかと。
ゴール裏のジュビロサポーターは、夏のような暑い日差しの下で、試合終了まで懸命にチャントを歌って声援を送っていました。それだけに、今後J1残留を争うであろう鳥栖に対しこの試合内容では、さすがに看過できないものがあったのでしょう。
次節は、5月15日(水)北海道コンサドーレ札幌とアウェイゲームを戦います。平日かつ遠方のため、遠征することができません。DAZNで観戦する予定です。
札幌は現在最下位なだけに、今後の残留争いのためにはなんとしても勝たねばなりません。修正の時間は限られると思いますが、勝ち点3を持ち帰ってくれることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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