小説の書き方の教科書のようなもの

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はじめに

某所の仕事で小説の書き方の教科書のようなものを書く必要があるのですが、腰が重くてなかなかとりかかれなかったので、こうやって公開して連載してモチベーションを高めようという最終手段に出ました(掲載先の許可もらってます)。
完成後は、有料記事として公開しようかなと思っています。500~1000円くらい? 結構お得なのではないかなと思います。
それでも高いという人は、連載中は無料公開しておきますので、期間

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フィクションを書くことのメリット

小説はフィクションの物語です。もっといえば、事実をそのまま書いたとしても小説として発表すればフィクションの物語として読まれます。私小説や誰かをモデルにした小説は限りなく事実に近いですし、多くの小説は作者自身の思想や経験がふんだんに混じっています。ですが、小説のなかに一部事実と違うことが書かれていたとしても、そのことに怒る人はいません。

 逆にノンフィクションと銘打ってあるものに事実ではないものが

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現実とフィクションをつなぐ小説の技術

本音を書いても白い目で見られず、しかも何でも自由に書けるフィクションの物語。そんなフィクションのメリットだけ見ていると、取材して事実の裏付けをとるノンフィクションを書くのが馬鹿らしくなりそうです。が、フィクションには最大のデメリットがあります。それは読者に信じてもらいにくく、説得力をもちにくいことです。当然ですね。なぜなら、読者は、これはフィクションの物語だと思いながら読み始めるわけですから。

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嬉しい!
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小説だからできること

フィクションの物語を伝える方法は小説だけではありません。映画やテレビドラマのような映像作品、漫画、演劇、落語など多岐にわたります。その中で小説が他のジャンルよりも優れているのは「心の動き」を詳細に伝えることができる点にあるとわたしは考えています。
 人の心の動きは複雑です。喜びの中に絶望が潜んでいたり、表面では怒りながらも心の中では泣いていたりすることもあるでしょう。たとえば、驚き、絶望し、そのあ

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いいことありますように!
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心の描写がないと魅力的な人物は書けない

講座や授業で「自分の気持ちを表す文章を書いてください」というと、たとえばこんな文章を書く人がいます。

本はすばらしい。読めば知識を簡単に手に入れることができるし、空想を広げることができる。さらに手軽に持ち運べるし、なにより安い。もっとみんな本を読むべきだ。

 さあ、この文章のなかに気持ちを表す言葉が書かれているでしょうか。実は書かれていないのです。「すばらしい」というのは本の性質を表す言葉です

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登場人物の心を書く

登場人物の心をどうやって書いているのか。こんなふうに誰かに説明しようと試みるまで、わたしはあまり考えたことがありませんでした。恐らく多くの書き手が、特に意識をせずに書いていると思いますし、そんなことをわざわざ人から教わる必要はないと思うかもしれません。

でも読み飛ばすのは少し待ってください。わたしはある日、自分のなkから自然に生まれる人物だけで物語を面白くすることはできないと気づいたのです。意識

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想像力と観察力から人物は生まれる

登場人物を書くのに必要なのは想像力といいましたが、もう一つ重要なのは観察力です。これは普段の生活で必要な力です。

 わたしはいつも、許されるのなら相手の年齢や職業を知っておしゃべりをしたいと思っています。どんな年齢でどんな職業の人がどんな暮らしをしているのか、どんな見方をしているのか、そのすべてが小説を書くときの参考になるからです。自分のなかに座標軸があって、そこにサンプルを置いていく感じです。

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登場人物のプロフィールを作る

現実世界の話をします。初めて出会った25歳の人と、数分間一緒にいたとします。あなたはその人のことを数分間分しか知りませんが、その人はあなたの見ていないところで25年分の人生経験を積んでいて、数分の間にあなたに見せたその人の仕草や発言や行動すべては25年分の経験をもとに生みだされているわけです。

小説の登場人物も同じです。物語に25歳の登場人物が出てきたとします。その人の発言や行動は、その人が25

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プロット立てたほうがいいのか問題

誰が何をして(なぜそんなことをして)どうなるか、という物語の設計図を書いたものをプロットといいます。小説を書き始めの人によく、プロットを作ったほうがいいですか? と聞かれますが、わたしはいつもこんなふうに答えます。

家を一度も作ったことのない人が家の設計図を作れますか?と。もっと身近な例でいうと、料理したことがない人が一度も作ったことのない料理のレシピを書けますか?

何度も完成させる経験を積ん

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文章描写こそ小説の味わい

小説の味わいを演出するのに欠かせないのが文章描写です。描写なんて読むのも書くのもまどろっこしいと思う人もいるかもしれませんが、描写がなければ、小説がほかの分野のエンターテインメント作品に勝てる要素はないとわたしは思うのです。小説を書き始めの人は、セリフの羅列になったり誰が何をしたという説明だけの文章になってしまいがちです。脚本のようなのです。しかし、脚本は絵や演技や映像や音楽が合わさって初めて一つ

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