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東京国立博物館の国宝展に行ってみた

東京は上野にある東京国立博物館で国宝展がやっておりました。

東京国立博物館には『国宝』が日本で一番多く保管されております。それを今まで一挙展示はありませんでした。それが、今回は創立150年記念ということで会期中数回に分けてですが全部展示するすごい試みをやっておりまして、ものすごく気になり行ってきました!

天気がめちゃめちゃ良かったです🌞
東京国立博物館 紅葉もキレイでした✨

今回の国宝展ですが、ものすごく混んでおりました。特に刀が人気で、なんだろうと思ったら「刀剣乱舞」というゲーム(日本の名刀をイケメン男子に擬人化したゲーム)に登場する本物の宝剣が展示されているため、それの影響もありとても混んでおりました。

どんな名刀が並んでいたかといいますと、

・童子切 安綱
酒呑童子を倒したといわれる伝説の剣。天下五剣でも最も古い

三日月 宗近
豊臣秀吉の妻「ねね」さんが持っていた名刀。天下五剣の一つ

などの宝剣が静けさの中で展示されております。私は名刀の展示はあまり見なかったのですが、熱心なファンの方がいっぱいでした。

僕も小さい頃に、親戚の方などに博物館に連れて行ってもらい歴史に興味を持ったので、こうやって次世代の若い方にも歴史的で貴重な物に目で見て感じていただくことは大事なことだと思うので良いコラボと思いました😆
(コラボ物販は超並んでいて凄かった)

展示されていた刀は実戦で使われた刀も当然あり、そのような歴史的背景を考えながら見ていたので、僕は少し怖かったです💦

続いて、面白かったのが日本の名画!!

日本画の展示がたくさんあり、渡辺崋山など一度は聞いたことがある方の作品がずらりと並んでおりました。

雪舟の水墨画(秋冬山水図 冬景)もありました!
教科書とかで見たことはありましたが、本物は初めて見ました。とてつもなく古い絵ですが、きれいに保管されていて、また「わびさび」を感じることができ感動です。当時の方はすごいものを残してくださいました。

あと、国宝ではありませんが、重要文化財の琳派りんぱ)の名画
尾形光琳の作品「風神雷神図屛風」は圧巻でした。

最初にかかれた有名な国宝の風神雷神図は京都国立博物館にある「俵屋宗達」が描いたものになりますが、(京都 建仁寺に現代の技術で複製したものを見ることができます。)そちらを尾形光琳が写し取って描いた作品です。ですので元の絵とは少し違いますが、こちらはこちらで大迫力。しばらく、その場で立ち尽くしました。

ほかにも屏風絵はたくさん展示されていて、日本の屏風絵のすごさを実感します。今も昔も屏風絵は、度肝を抜かれます。

あと個人的に感動したのは教科書で必ず出てくる『古今和歌集』の本物が展示されておりました!これが意外に小さい本でして、

「あぁ~、本当に存在していたんだ😳」

素直に感動。このまま永久保存してほしいところです。

ちなみに、私が一番ワクワクしていたのが『土偶』です!
マニアックですが『遮光器型土偶(青森県で出土)』が気になっておりました。縄文時代の物ですので、今から3000年前の物になります。なぜ、その時代にこれだけの物を作る技術があったのか、すごい気になっていたのですが、本物を見てその魅力に驚き、さらに「どうやって作ったの!?」と思いました。

他にも「扁平鈕式銅鐸(へんぺいちゅうしきどうたく)」
これは弥生時代に香川県で出土した物と言われており、これも、どうやって大昔にこれだけの精巧な物が作れ、何に使われたかいまだに議論がされております。ものすごく不思議な物質です。『月刊ムー』っぽく言えば、

完全にオーパーツです🌠

写真をとりたいですが、博物館は基本的に撮影禁止ですので、目に焼き付けてきました。

ただ、一部の作品は写真撮影OKでした!個人のブログやTwitterならネットにも上げてもOK。さすがは国立博物館!太っ腹!
撮影OKだったのが、見返り美人。

菱川師宣 見返り美人図

人がたくさんですね。皆さん、写真を撮っておりました。あと最近、博物館が買い取り修復が終わって展示されていた「金剛力士立像」

金剛力士立像

仏様を撮らせていただくので、きちんと手を合わせてから写真に収めさせていただきました。ありがたいことです。

この二つの像は平安時代の物と言われており、滋賀県のお寺で安置されていたのですが1934年の室戸台風の影響で門が壊れて仏像もバラバラになってしまいました…。それを地元の方が破片を拾い集め組みなおし保管されていましたが、さらに東京国立博物館の力で、再度バラして完全修復されて展示されました。こちらの金剛力士立像に関しては動画もありまして拝見すると、とても興味深いです。

さすがは国宝展というだけあり、ものすごく見ごたえのある作品ばかりでした。とても楽しかったので最後に図録を購入。3000円でしたが、すべての作品の写真が収録されていてこのボリュームは豪華でかなりお得な気がしました。本の上にあるのは、お土産のお菓子(神戸風月堂ゴーフル)です。入れ物の缶がオシャレなので妻が購入✨

国宝展の図録とお土産のお菓子

ちなみに図録は、まいにち書房でも買えます。この図録は本当にスゴイので、ご興味のある方にはオススメです。展示されていた作品が全部見れます。

久しぶりに博物館に行きましたが、時間がギリギリまで楽しめました。おかげで帰る頃には外はもう真っ暗。

ちょうどお天気が良かったので月がとてもきれいでした。
今回の展示は数週間で展示物が少し変わるので、もう一度見に行きたいところです。なかなか見ごたえのある国宝展でした。どこかで、またやってほしいですね~😆


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