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パンデミック

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今回のパンデミックについて思うところをまとめました。
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記事一覧

役病1 新しい生活様式

① ヒトとの距離をとる。 ② 遠くへ行かない。  この二つは新たな行動様式として人類に定…

kanatamugen
4年前
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役病2 パンデミックの背景

 2000年以降、SARS、MERS、エボラ出血熱、鳥インフルエンザ ( H5N1 H7N9 )と動物由来のウィル…

kanatamugen
3年前
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役病3 ウィルスの起源

 2019年12月末に中国武漢で今回のウィルスによる感染症が初めて確認されましたが、2019年3月…

kanatamugen
3年前
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役病4 ウィルスの変異

 ウィルスの遺伝情報は突然変異で変わっていきますが、ウィルスの性質を大きく変えることは、…

kanatamugen
3年前

役病5 ウィルスの正体

 今回のウィルスの正体について分かっていることを①一時的作用、②二次的作用として簡略にま…

kanatamugen
3年前
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役病6 免疫記憶

① 今回のウィルスに免疫記憶は成立するか? ② 今回のウィルスに交差免疫は働くか? ① …

kanatamugen
3年前
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役病7 抗体の有効性

 B細胞が作る抗体には善玉、悪玉、役なしの3種類があります。まず善玉抗体というのはウィルスを殺す、ウィルスの働きを止める抗体で、医学用語では中和抗体といいます。一方、悪玉というのは、ウィルスの感染増殖を促進して、重症化させる抗体のことをいいます。役なし、というのはどちらでもない抗体のことです。  悪玉抗体によってウィルスの感染が増強する現象を抗体依存性感染増強(ADE=Antibody-Dependent Enhancement)といいます。ADE がどのように起こってくる

役病8 ワクチンを創るのは難しい

 免疫反応を人工的に誘導するのがワクチンですが、ヒトの免疫システムについてはまだまだ分か…

kanatamugen
2年前
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役病9 ワクチンによる制圧は難しい

人類が唯一根絶できた悪疫ウィルスは天然痘だけです。  WHOが1966年から開始したワクチン…

kanatamugen
2年前

役病10 パンデミックにおける狂気

 今回のパンデミックの中、多くの方が長期的視野を持たず、また、不完全情報下にあることを理…

kanatamugen
2年前

役病11 収束

 今回のウィルス禍は、ウィルスの強毒化によって収束するのではないでしょうか。  東京都…

kanatamugen
2年前

役病12 パンデミック後の未来

  動物由来感染症によるパンデミックは地球生態系が許すレベルまで地球人口が減少しない限り…

kanatamugen
2年前
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役病13 2022. 1. 1 日本人の6割は交差免疫を持っている

 秋から年末にかけて海外では感染が爆発していましたが、日本では2021年10月に入って、感染は…

kanatamugen
2年前
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役病14 2022. 2. 1 脳神経系統への影響

2022年1月1日の感染者は534人でしたが、1月29日の感染者は84,930人と急増しています。これがオミクロン株B.1.1.529です。感染後2~3日で発症し、多くの人に感染させますが、症状が出ても回復は早く、全体としてサイクルが早いので、ピークアウトも早いのではないかと言われています。  ただ、ステルスオミクロンと呼ばれる亜種のBA.2は、より感染力が強く、欧州ではオミクロン株がピークアウトしている国がある中、BA.2に置き換わったデンマークでは感染が拡