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最近本を読まなくなったという話。

 上京して社会人になってから本を読まなくなってしまった。一切読んでいないわけではないが、学生の頃と比べると圧倒的に活字を追う時間が減っている。まぁ仕事をしていると自分の時間が減るのは当たり前の話なのだが。とはいえ、週七で働いているわけではないので、休日になれば時間はあるハズなのだが、本を読むぞ!という気持ちになれない。昔より本を読むことに対して億劫になっている気がる。
 
 社会人になってからそろそろ三年になろうとしているが、その間で読めた作品はいくつだろう。多分20もないような気がする。しかも読むのは短編集ばっかで、長編となると一か月かけて読んでいるような。あ、でも十二国記の新刊は2週間ぐらいで完読した。もしかしたら好きな本に出合えてないのかも?なんて思ったりしたが、それにしても読書量が少なすぎると思う。あと集中力がなくなっている。10ページほど読んでは直ぐに携帯を開いてしまう。別に連絡が来てるわけでもないのだが、何となくツイッターを開いては更新されてもないタイムラインを下にスクロールしてさっきも読んだ友達のツイートをまた読み返すなんて言う、無駄に無駄を重ねた無駄を行ってしまう。これが現代病のスマホ依存か?スマホというよりツイッター依存なのかもしれないが。

 小中の頃、私は携帯やネットにつなげられる機器を持っていなかったため、時間つぶしと言えばゲームか読書だった。本に集中して世界に入り込むのが大好きだったので、休み時間に外で遊べないときや、家ですることがないときはひたすら本を開いては、その世界に没頭していた。私の学校は小中共に、貸出カードというものを個人で所有しており(管理は図書委員がやっていたが)そこに借りる本の名前と期限を書き込むスタイルだった。確か一回の貸し出しにつき借りれる本の冊数は2冊とかだったと思う。何冊か読めば都度ポイントがたまって、4冊一気に借りれる券とか、あと読書量が全学年でトップ5に入ると図書券がもらえてたりした気がする。多分一年で200~300冊は読んでたハズ。大抵は新刊か気に入った本を何度も読み返したり、あと漫画も内訳に入るので実質読んだことのある本で言えば150~200くらいなんだろうけど。
 
 私は純文学よりも大衆文学を好むので、いつもホラーとかファンタジー系の作品ばっか読んでいた。本が好きと言いながら、夏目漱石や太宰治等の名だたる有名な小説家の本はほとんど読んだことがない。最近は少し読むようにはなったけど。だから本が好きという人と対面して話す時「あ~全然知らない」ってことの方が多い。京極先生とか、小野先生とかのホラー作品ばっか読んでたし、あと海外の作家さんの書くファンタジーが好きなので、有名なところで言えばハリー・ポッターとか、王国の鍵とか好きだったな。

 ともかく、昔に比べて圧倒的に読書量が減ってる。多分仕事とか、身の回りの環境とか、集中力の問題なんだろうけど。読みたい本がいっぱいあるのに全然読めてないな~。積読ばっかしてるな~。そういえば森見先生の熱帯すら半分しか読んでない気がする。あと書いてて思ったのが、昔より本の内容が記憶に残りづらくなってる。ほとんどの内容思い出せないかもしれない。別段何か自戒とかそういう気持ちでこの文章を書いてるわけでもなければ、じゃあこうして読書量を増やしましょう!という気持ちもないので、「読書量減ったな」という事実だけを書き留めている。すっげぇ無意味だな~。だんだん文調も適当になってきたのでもういいか。

 おすすめのホラー小説あったら教えてください。ちなみに私のお勧めは京極夏彦先生の「幽談」と辻村美月先生の「ふちなしのかがみ」です。

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