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孤独なのは私だけではありません。

昔、自分だけが辛くて、自分だけが悩みを抱えている、と考えていたことがあります。中学生の頃です。
それを正してくれたのは、友達のブログでした。

私が中学生だった当時、ブログが流行っていたんです。ケータイ持ってる子はほぼ100%やってましたね。
私はよくパソコンで見てました。
へぇー、この子こんなこと考えてるのか、とかこの子もやってるのか、とか楽しかったですね。
中学3年生の頃クラスで仲の良かった友達も、ケータイ持っていて。で、やっぱりブログやってたんですけど、そのブログに詩が書いてあったんです。

『人が嫌いなのに、人を信じたいと思うのはおかしいですか
人を好きになれないのに、人を好きでいたいと思うのはおかしいですか』

もう6年以上も前のことで細かい部分は違うかもしれませんが、だいたい合っているはずです。

絵が好きでジャニーズが好きで、友達が多くて、明るくてよく喋る子でした。口調は「まじウケるんですけどww ふざけんなw」というイマドキな感じですね、文にすると。(私も変わりませんが)
そんな子も、こんなこと考えてるのか……とそれを読んだ時固まってしまったことが記憶に残っています。
何故なら、その頃私も全く同じことを考えていて、そして私はそう考えているのは自分だけだと思っていたから。
その時感じたんです。悩みを抱えて生きている、それは周りには見せないだけで、外からは分からないだけで、きっと皆一緒なんだと。

以前【孤独なのは君だけではありません。】というnoteで、孤独なのは自分だけだと考えている嫌いな男友達のことを書いたことがあります。その彼にもこういう機会があれば、彼も少しは楽に生きられたのかもしれません。

皆、悩みを抱えながら生きている。その子の詩は、それを私に教えてくれた素晴らしいものだったと、今でも私は思っています。


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