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短歌の群れ

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短歌を、思いついたまま
運営しているクリエイター

#一人

孤独がすきです

孤独がすきです

ドタキャンされた夜でも街は明るくて
取り残された気分

受信するのはアプリからのお知らせばかり
私は何の為にいるの

私だけは私を愛してあげようと思いながら髪を梳くの

70億の人間がいるなんて信じない
私は一人ぼっち

望んでしている一人暮らしだけど
誰も言ってくれないおかえり

私が拒否しているの
それとも私が街に拒否されているの

//編集できるように、これまでの短歌をまとめました。
#短

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わたしでいること

わたしでいること

雨降れば自分の未来も閉ざされて
もうこれからは何もしなくない

刑務所があっても事件があるように
私がここにいてしまうんです

電気なんて私には何の役にも立たないのに
勝手に緑になるランプ

向くべき方向を知るひまわり
咲く方法すら知らないわたし

太陽と水と食べ物さえあれば
私は生きていけるはずなのに

私を悩ますものは何だ私を泣かせるものは何だ
許さない

イヤホンであなたとあなた以外のもの全

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あなたの生き方

あなたの生き方

貼り付けるのは諦めた笑顔
貼り付けられるのは諦めのレッテル

空は私にやさしいのそれとも
あなたにやさしいのそれも違うの

太陽を見に行こうよと君の言うそれは
あれとは違うのでしょう

丁寧な口調は拒否であるように
その笑顔すら身を守る盾

失って気付くのならばその逆に
得てみて気付くものがここにも

長い髪もコンタクトにしない眼鏡も
世の中からの盾だから

//編集できるように、これまでの短歌を

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価値観の相違

価値観の相違

パソコンが生きてゆくのに必要と思えなくなりました
さよなら

ただ茫然と
落ちてくる雨が私より落ちていくのを見ている

出せなかった手紙
ローリエと私が干からびていく二週間

さみしい会いたいさみしいさみしい会いたい
雲が白い空が青い

電車に乗ることが日常の人々に混ざって電車に乗る

スマホが壊れたと言うと皆
絶望の顔色になるのは何故

//編集できるように、これまでの短歌をまとめました。

#

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