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ジャーナリスト横田増生氏の『ユニクロ帝国の光と闇』『ユニクロ潜入一年』を読了

note友達の“オニギリさん”のこちらの2つの記事が、ものすごくわくわくドキドキして、続きはどうなるのか気になったので、本を購入し、やっと読了しました。

わたしがつたない言葉で読後の感想を書くより、国語教師でもあり、日本語に関する記事をわかりやすくおもしろく書いているオニギリさんの記事を読んでもらった方が早いので、ぜひ上の記事を読んでください。





で、記事を終えるのも申し訳ないので、わたしがユニクロに関してビックリしたことを書きます。

1.日本の労働者の給与を100として比べると、中国は50となるのに対して、カンボジアやバングラデシュの賃金は10以下という数字に収まる。
労働者の住まいは、家というより、掘っ立て小屋に近い。屋根はあるが壁はなく、4畳半ほどのスペースで夫婦と幼い娘2人が眠る。

これは、ユニクロの製品を作るために、外国の工場で働いている現地の方の暮らし。

これを読んで、急に、申し訳ない気持ちになりました。

私たちはその方たちより豊かな暮らしをしているはずなのに、なぜこんなに安さを求めているのだろうと。

よく考えたら、ユニクロの製品が安いのには理由があるんですよね。

工場で働いている人たちは、時間外労働を強いられ、安い賃金で働かされ、過酷な待遇をされ、それでも家族のために働かなくてはならなくて。

ホントに胸が痛みます。

これからは、安いからとユニクロの製品をたくさん買わないようにしようと思いました。

これからは、“ないと困る物だけ”を買うようにします。


日本のユニクロはというと、人件費を極力切り詰めることが「利益を極大化」することになるという考えの元、仕事量が多いのに人手不足で、アルバイトは安い時給で働かされ、店長はサービス残業も当たり前なのだそう。

それなのに、12月の感謝祭のために、柳井社長は社員やバイトにこう伝えるという。

2.お客様の中で販売員になってもらえそうな人を、即勧誘していただきたい。買い物をされたお客様に、声をかけ、何時間でも良いので仕事をしていただける人を採用することが、スタッフが足りないことに対しての1番いい方法である。

はい?

何を言ってるのでしょうね。

なぜそれが1番いい方法なのか理解できません。

ユニクロに買い物に来て、「働きませんか?」なんて声かけられて、「はい。働きます」ってなるのかい?

信じられません。

しかも、働いてみると、待遇が良いとは言えないんですよね。

大学生アルバイトさんは、大学の講義に出席できないほど連勤で働かされるそうです。

う~ん。

今までユニクロは良い企業だと思っていましたが、なんだかなぁと思ってしまいました。


さて、今回、横田増生さんの著書を4冊セットでメルカリで購入したので、残り2冊の潜入レポも楽しんで読もうと思います。

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