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お年玉は現金1000円より1000円の歯ブラシの方が嬉しい|Jan.02

お正月は毎年実家に帰って過ごすのですが、帰省の手土産も兼ねた「お年賀」として家族にプレゼントするものを選んでみたところ、とても面白いコメントをもらいました。

「同じ1000円でも、お年玉で現金を1000円もらうより、1000円する高級歯ブラシの方が嬉しい…」とのこと。

同じ値段でもモノによって価値がインフレする現象が起きている!!!!

わたし自身、この現象に気付かされたのが面白かったので、記録に残しておきます。


今年のお年賀に選んだギフトは・・・

「MISOKA(www.misoka.jp)」という歯磨き粉不要と謳っている特殊な繊維で作られた歯ブラシ。

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購入したきっかけは、「もらった人全員が使うモノ」「年始らしく、喜びに繋がる背景のもの」の観点で探していたところ、たまたま入ったお店で発見したこの商品のパッケージに書かれた以下の謳い文句がお正月にぴったりで良いなと感じたこと。

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また、このお値段だと自分ではなかなか買わないもの、ということでこれに決めました。


同じ値段でもモノによって価値がインフレする

この歯ブラシを渡して「お年賀だよ!この歯ブラシで年始から口を綺麗にして気持ちよく過ごしてください!」

と会話をしていた流れで、

「ちなみにこの歯ブラシ高かったのだよ!(笑)一本1000円くらいする高級歯ブラシだよ!(笑)」と伝えたところ、急に喜びが増した我が家族・・・

特に喜んでくれた理由は、冒頭にも書いた通り。

「同じ1000円でも、お年玉で現金を1000円もらうより、1000円する高級歯ブラシの方が嬉しい・・・普段自分じゃその値段を出してわざわざ買わない“良いモノ”というのは年始の特別な節目にいい気分にさせてくれてぴったりだし、年始から気持ちよく過ごせるし、なんか嬉しい・・・」とのこと。

言われてみれば確かに。

小学生だった自分ならいざ知らず、大人になってから1000円の現金をもらっても、ちょっとしたコンビニでのお買い物やカフェでの飲食、買えるものが限られてきます。(もちろん、シチュエーションによっては嬉しいこともあるんですけどね・・・)

また、仮に1000円の現金があるからといって、自ら1000円する歯ブラシをわざわざ買わないだろうし、そもそもその歯ブラシが買える店を探して・・・という労力すらアホらしくなる。インターネットで注文するにしろ、届くまでのタイムラグをわざわざ待てるか?否、このお正月で、気分を新たに身ぎれいにしたいタイミングだから嬉しい。

そして、わたしは1000円程度のものを彼らにギフトとして渡したわけなんですが、商品を選ぶ労力、探す労力、地元や身近なところで手に入らないものを持ち帰った労力など・・・彼らにとって、この歯ブラシは1000円の価値以上があるなと感じてくれたから喜んでもらえたのだと思います。

そう考えると、当たり前なんですが、金額としては1000円でしかないのだけれど、モノは金額以上の価値を提供できるということ。

だからギフトは面白いし難しい。だけれど、ギフトを贈る相手の嗜好にうまくハマり、その期待を超えた時、その金額以上の喜びや価値が湧き出る感じが贈る側の喜びにもなるのだと思うと本当にギフトの世界は奥深いな、と思った次第。


(おまけ)わたしがギフトを選ぶ時のポイント

ギフト選びって難しいなあと思うことがよくありますが、わたしが選ぶ時に気をつけていることは

「相手が使わないもの(使うかわからないもの)をプレゼントしないこと」
「本人だけでなくその周辺の人含め消費しきれるものであればOK」

という、この2つのルールです。

また、個人的にあれこれ考えながら選ぶのですが、どういう観点でギフトを考えてるかなー?と思いながらちょっと書き出してみました。

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用途によってはこの限りではないのですが、できるだけ相手のことを考えに考えて選んでいるので、わたしから何かもらった人は少なくともかなりの時間その人のことを考えてたのは間違い無いので。ってことでひとつわたしの愛情が詰まっているのでよろしくです笑

これらをベースに、目的によっては色々と細分化したチェックポイントがあったりしますが、さらにお土産や手土産選びはまた違った観点もあるな・・・と気づいたので、また機会があれば後日。

ギフト選びはかなり時間がかかったり大変だったりしますが、価値をインフレさせるモノ選びゲームだと思って探してみると楽しいかもしれないですね。




P.S. ここには書きませんが、ギフトって相手のためを想って贈るものという前提があるんですが、ある種の自分のセンスや知識量をマウンティングするツールでもあるなと感じる側面もあり、その辺もまたちょっくら書きたいなと思っています。(年始なのでマイルドな切り口でひとまず終わり 笑)


\ありがとうございます!/ いただいたご厚意は、新しいチャレンジに役立てます!