82歳父と娘の奄美大島の旅 その1 上陸
今年82歳になる父の「故郷の奄美大島にいきたい」という希望を叶えるために、私の日本行きにあわせて企画。2歳下の妹も巻き込んで、父と娘2人の奄美大島2泊3日の旅を実現しました。
奄美大島は祖母や伯父伯母、そしていとこたちが住んでいて、私と妹が小学生のころ、夏休みに毎年訪れていた思い出深い土地です。
父は7年ぶり、私は34年ぶり、妹に至っては40年ぶりの奄美大島上陸となりました。
奄美大島行の飛行機は今はジェット機も飛んでいますが、私が子供のころはYS-11型のプロペラ機しかなかったんですよね。しかも同級生のお父さんがその機体のパイロットだったのです。プロペラ機はジェット機に比べたら、機内は狭いし、スピードも遅いですが、「離島に行くぞ」感を味わえる飛行機です。
今回の旅は飛行機を利用しますが、子供の頃は飛行機ではなくもっぱら船で奄美に行ってました。
鹿児島の港を夕方6時ごろに出港すると、翌朝早く、朝の5時ごろに名瀬の港に着くんです。朝の澄んだ空気に包まれて、船を降りるのがとても印象的でした。
また船は所要時間はかかるものの、市内中心部より離れたところにある空港よりもアクセスがいいところに港があるので便利なのです。もちろんお値段も飛行機よりは安い。
さて、「奄美大島空港上空が悪天候のため、着陸できない場合は鹿児島に戻る」という条件付き飛行でした。
奄美大島便に限らず、今までそういう条件付き飛行を何度も経験したことがありますが、結局予定通り着陸してくれたので今回も楽観視。ただ、一回着陸しようとしてできなかったときは、「大丈夫か?」と一瞬心配しました。空港が小さいとこういう制限が生じるのは仕方がありません。
空港をでたら、小雨交じりということもあり、南国ならではの湿度のこもったムッとした空気に包まれました。「奄美だ奄美だ!」
レンタカーをピックアップしたら、海が見える道路を走って久しぶりの奄美上陸を感じます。前回の旅は妹も私もまだ車の免許をもっていなかったので、今回は自分たちで初めて島内を運転。なかなか感慨深いものがあります。
「奄美だよ! 奄美だよ!」と感動と興奮を味わったら、お腹が空いたのでランチにいくことにしました。
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