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続 アメリカの中学の保護者オリエンテーション。ひたすらいわれた「自分で主張し、行動させて」


前回のアメリカの学校の保護者オリエンテーション(Back To Scholl Night)ですが、今年参加して感じたことを記してみたいと思います。

ミドルスクール(中学部)の最終学年突入

次女は今年8年生、来年はいよいよ高校生です。advisement(ホームルーム担任)は長女と同じ先生で心強い。教科担も新任の英語の先生以外は長年この学校で8年生を教えているベテランばかり。ただカリキュラムやシステムはコロナの影響もあってか長女が在学した5年前と比べて変化もありました。


オリエンテーションでは各教科担任が今年度の学習方針、カリキュラム、使用する教材、成績のつけ方等々を簡潔に説明します。一教科あたり15分と時間が短いものの、先生の教師としてのスタンスや個性も垣間見えて、とても密度の濃い時間です。なかでも特に印象的だったのが、すべての先生が、来年子供たちが高校生になることを意識して指導していくと話したことです

高校生になったら当たり前のことを今年身につけていく

何か質問があれば親ではなく、生徒自身で私に連絡してくること。例えば病気で締め切りまで宿題を出せない、学校を休んで試験が受けられないということが起こったら、自分で私に連絡をとって対処方法を聞いてください。そういうことを自分でするのは高校生になったら当たり前のこと」(社会の先生)

保護者はヘリコプターペアレントにならないでください。8年生の先生たちは生徒たちがSelf Adovocateしていくのを見守ります」(英語の先生)


「self-advocate」。自分の考えや意見をきちんと主張、説明できること。問題が起きた時も自分でそれを解決できるように他人ときちんとコミュニケーションを取れること

中学から高校への大きな移行


中学から高校へのトランジション(移行)は、とても大きな出来事で、子供たちのストレスも半端ないと言われています。

大事なことはコミュニケーションをとることです。何かあったらとにかく子供たちとよく話してください。自分たちで解決しない場合は私たちに連絡してください。私たち8年の先生は、生徒たちのためにいます」(娘のadvisement teacher・サイエンス担当)。

家に帰ってから長女に「オリエンテーションで先生たちは自分のことは自分で解決するように話していたよ」と話しました。

すると、「そうだよ。高校では当たり前だよ。だってママ、私が高校でどの先生とどんなアポを入れて会っていたとか全然知らないでしょ?」

はい、しりません。入試に関することも、成績に関することも、単位に関することもすべて長女は自分でやっていました。

5年生のときから自分たちでできることを増やしていた

そういえば彼女が小学5年生の時、学校のマラソン大会のクラスボランティアにはいったとき、何も手伝うことがなくて私が手持ち無沙汰にしていたら、担任の先生が私に言いました。

「手伝うことないでしょ? 子供たち、お互いに助け合って、自分たちでできちゃうのよ(笑) 」

4年生からは学校から配られるプラナーを使って、子供たちは自分で宿題や準備を管理し始めます。少しずつできることを増やして、自信をつけていくんですね。

頑張れ8年生! 私も最後の中学生ママ楽しみます

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