Bean to Bar (ビーントゥーバー)という言葉は日本でもずいぶん浸透してきました。ところが、この言葉がいったいどういうものなのか?という定義について明確に答えることができる人というのは案外少ないかもしれないと思い改めて書くことにしました。
直訳すると、豆(Bean) ~へ(to) 板(Bar) というのがそれぞれの単語の直訳。つまりカカオ豆から板チョコへ という言葉がビーントゥーバーの意味。
だけどちょっと待って。板チョコって全部、主原料はカカオ豆なんだから、そう
1IICCTフレーバーホイールとはチョコレートテイスターとして味わいを記録する場合、共通のシートがあるほうが便利ですよね。チョコレートの世界では各クーベルチュール原料メーカーや、チョコレートブランドが独自のフレーバーホイールを出していて、そのどれもが違うので、何を基準にしていいかわからないという声も聞きます。
International Institute of Chocolate & Cacao Tasting (頭文字をとってIICCT)は、国際的なチョコレートとカカオ
■ほとんどの人はチョコレートの食べ方を間違っている
はじめまして。株式会社トモエサヴール代表のさつたにかなこです。
私は2014年からインターナショナルチョコレートアワードの審査員を務めるほか、日本へbean to barと呼ばれるカカオ豆からチョコレートまで一貫生産する主に小規模なマイクロバッチと呼ばれる少ない量づつほとんど手作りともいえるチョコレートを中心に日本に輸入紹介し、チョコレートソムリエの肩書で仕事をしています。年間にテースティングするサンプルは1000~30