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【北欧旅7日目】フィンランドからスウェーデンへ。ストックホルムでのアクシデントで大金を捨てる。

森と湖。
トラブルはあったけど、ちゃんとフィンランドらしい場所にも行けて大満足。


大好きになったフィンランド、今日はお別れの日。
朝4時半頃、ホストに車を出してもらって空港まで送ってもらう。

この日も朝から雨

早朝だから送ってもらえるのがすごくありがたい。
家主のEricとは車の中でGoogle翻訳で会話した。

お互いの言葉で音声入力して、相手に翻訳した言葉を音声で聞かせる。
(運転しながらやってくれてた。危ない。笑)
ぎこちないやりとりも、なんだか楽しい。

空港に着いたら握手して別れた。
日本のお菓子、大地のおやつのかりんとうを渡した。

素敵なおうちで過ごさせてもらってありがとう、Eric&Sumii。

空港はどこもかしこもオシャレ

フィンランドのヴァンター空港はシンプルでとてもわかりやすい。
なんならちょっと日本語も書いてあったりして。

チェックインもセルフでできるし、日本語変換もできるので安心。

ただここで思いがけない出来事が発生。
スーツケースはフライト料金と別だったらしく、6000円ほど払えと提示が。

元々のフライトチケットは往復3万円ほど。
あまり考えずにチケット取ってたけど、ヴァンター空港からスウェーデンのアーランダ空港まではフライト時間が約1時間と短い。
そもそもお隣の国だから、大きな荷物で乗る想定じゃない飛行機なのかもしれない。。

悲しみに暮れながら、6000円を支払う。
(そして後で気づいたけど、そもそもスウェーデンは2泊しかしないし、またフィンランドに戻ってくる予定があるので、リュックだけ持ってスーツケースを空港に置きっぱなしにした方が安かった。)

お隣の国、スウェーデンへ


船で行く、という選択肢もあったけど20時間くらいかかりそうだったのでなんとなくやめた。
今思えば、船なら宿泊の代わりにもなるので一泊分の料金も浮くし、金額的にはお得だったかも。


アーランダ空港は大きい!

スウェーデン、アーランダ空港に到着。
広い!人が多い!
ターミナルもいくつかあり、迷いそう、っていうか、迷っている。
(そう思うとヴァンター空港は本当にコンパクトでシンプルでわかりやすかった)

とりあえず街に出るために電車に乗ろうと、ターミナルをてくてく歩く。

相変わらず、ノープランなままここまで来てしまった。
そもそも、首都がストックホルムだからストックホルムに行けばなんとかなるだろう、くらいしか考えていない。
日本なら、東京駅に行ったらなんとかなるだろう、くらいの浅はかな考え。

実際この時点で、宿泊する場所もあまり調べてなくて、電車の中で調べよう〜と、呑気に思っていた。

誰もいないホーム

ターミナルからここまで「ストックホルム、あっち!」みたいな標識があるので、はいはいストックホルム行きますよ、私は!と思ってなんの疑いもなく歩いてくると、ほぼ無人の駅に着く。
洞窟みたいでかっこいい。

綺麗な電車がやってきた!

どうやらストックホルムに行く電車がやってきたっぽい。

スウェーデンではフィンランドと似た、自国の公共交通機関のアプリがある。
SLというアプリを事前にクレカ紐付けしておいたので、フィンランドと同じようにアプリでチケットを買う。


人が少ないけど乗る。
とても良い感じの座席でうとうとと過ごしていると、車掌さんがやってきた。
よしよし、私はわかりますよ、チケットですね!と、意気揚々とアプリのQRコードを見せるけれど、車掌さんは悲しそうな顔をして何か訴えてくる。

Google翻訳に向かってしゃべってもらって翻訳すると、「あなたのチケットは違う。正しい料金は6000円くらいだけど払えるか?」と言われた。

ええええええ。。。。。

私の感覚だと、ストックホルムまでは1000円もかからずに行けるはずだった。
(実際、普通の電車だと時間はかかるが数百円で行ける)

どうやら、このアーランダエクスプレスは特急電車みたいなもので、特別料金がかかるらしい。
しかも通常ストックホルムまで4500円くらいのところ、乗車後にチケットを買うと罰金的な感じで1500円ほど追加されるという。
悲しみ。。。


ここで、本当に自分の適当さに辟易する。

気づいたのだけど。

誰かと行動するときは誰かがちゃんと計画してくれたり、そうでなくても自分も何かしら気をつけたり調べたりはする、していた。
だけど一人になったとたん、「なんとなく」で動いていることに気づいた。

日本でもそう。
人と約束してるとか仕事であればきちんと調べるし段取りもするけど、ただ一人で出かける時って、何も調べないことがとても多い。
当てもなく彷徨ってみたり、適当に進みながら道すがら行き先を調べる、みたいなことをやってる。

それを全く土地勘もない場所でも発動してしまった。
それは思いがけないことが起きるわよね。


そのおかげでバスや電車だと1時間程度かかりそうな距離を、特急で20分ほどで到着できたのは、まあ、よかった。

そんなこんなでストックホルム中央駅に到着。


なんですか、この迫力

ストックホルムの駅、大きすぎる。。
ヘルシンキは本当にコンパクトだったなぁ…と、何かとフィンランドと比べてしまう私。
人口も倍違うから仕方がないと思うけど、スウェーデンは人も多いし、活気もあってガチャガチャしてて、賑やか。

とりあえずスーツケースを入れるためにコインロッカーへ。

駅のサイズに比べるとロッカーが少ない
金額を見ておののきました…

コインロッカーの値段を見てびっくり。
krはスウェーデンの通貨、スウェーデンクローネのこと。
(実はここ、ユーロ圏ではない)
1kr=15円程度。

計算すると、スーツケースが入るサイズのコインロッカーはなんと、1時間1000円もする!
24時間MAXで4500円。
朝から夕方まで預けたい私は4500円を支払う必要がある。

ちょっとしたカプセルホテルに泊まれる料金…。
ちなみに調べると、東京駅のコインロッカーは大きいサイズでも1日800円。
どうですか、この違い。

もしかしたら首都の一番大きい駅だから高いのかもしれない、今日の目的地である旧市街ガムラスタンの駅だともっと安いかも?と、謎の妄想で勇気が湧いてきた私は、このコインロッカーを無視して電車に乗ることにした。
(私の適当さがまた、発動されてしまった)

ガムラスタンの駅


ガムラスタンにつくと、そこはめちゃくちゃ小さい駅。。
コインロッカーを探すが見当たらない。

駅員さんにGoogle翻訳を駆使しながら、同時に「ディスバッグ!コインロッカー!プリーズ!ドコデスカ!」みたいなめちゃくちゃな日本語英語で話しかけると、この駅にはないからストックホルム中央駅に行ってくれと言われる。

悲しみ。
ストックホルム駅から来たのに、私。
1番の観光地なんだからあるでしょ、くらいに軽く思ってた私がバカでした。。

ちなみに、コインロッカーが見当たらない場合でも、荷物を預かってくれる場所を探すアプリがある。(このときは存在を忘れていた)
これ、便利。(結局使わずじまいだったけど)


結局…

本当にバカな私は、もう一回ストックホルム中央駅に戻り、コインロッカーに入れました。うぅ。。

こちらのコインロッカーは、先に1時間分だけカードで支払いし、開けるときは残りの料金を支払う。
ヘルシンキはQRコードが付いていたけど、ここではナンバーを入力する。
紙はなくさないようにお財布へ。


朝からめちゃくちゃ疲労した私。自分のせいだけど!
空港で6000円、電車で6000円、コインロッカーで4500円。
富豪でもなんでもないのに、この数時間で16500円も使ってしまって、気持ちも一瞬落ちる。

でも荷物が軽くなったことで、すぐに身軽でウキウキした気持ちに。
適当になんとなく生きてるので逆にいうといつもあまり深刻にならない。
お得な性格でよかった。

スウェーデンについて初めての地上

駅の外観も素敵。

そして改めて、旧市街のガムラスタンヘ。
冷静にマップを見ると、電車に乗る必要なんてない、歩いて行ける距離だった。

なので、身軽な私は意気揚々と街に繰り出したのであった。

このときはまだ、これから雨が降るのに傘をスーツケースに入れたままにしておいたのに気づいていない私であった。

続く↓


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