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誰もやっていないことを仕事にする


自分は誰もやりたがらないことをやれたりするのだろうか?

困ってる人を助けられるスキルがあるだろうか?


岐阜の「ユキヒト工務店」は、工務店と名がつくものの実際は店舗什器や家具、看板などのオーダーメイドを引き受けている。

1つ1つ、お客さんの要望に「これでもか」というくらい答えていて、見ていてこちらが「採算あってるのかな」と心配になるくらい、工夫を凝らし突き詰めて作っている。

注文したことがある人はわかると思うけど、考えすぎるくらい考えてくれる割に価格がお得。商売をやってる人なら「もっと高くしなさい」と言いたくなる。(実際によく言われると言っていた)


さらに、頼むといろんなことを「なんでもやってくれる」便利屋さんみたいな側面もある。

うちでは今までこんなことを注文した。

・什器・家具の制作(テーブル・棚)

・看板制作

・家のウッドデッキの塗装

・家の大木の切り倒し

・小屋の解体

など


友人だから頼みやすいということもあるが、通常の仕事(什器や家具制作)以外のイレギュラーな仕事(解体や家の修繕など)に関しては、言われた金額より気持ち程度だが上乗せして支払ったりきちんと宣伝したり、お礼をしたいなと思いながら頼んでいる。

なぜならば、そんなことを頼める人って他に全然いないから貴重なのだ。


「家の大木を切ってほしい、できれば薪ストーブに入れられる40cmの玉切りにして、別の場所から新しい木も運んで設置してほしい、なので切り株はなるべくギリギリまで削って。」なんてオーダーを頼める業者いない。

個人だからフレキシブルに動けるのだろうし、道具やノウハウがあるからやったことがないことでも工夫して作業ができる。

普通の業者がやりたがらないこと(=面倒で断られたり高くなることが多い)でも、快く引き受けてくれる。


そういう、「誰もやらないこと」「面倒なこと」をやってくれる人に対して、きちんと対価を払いたいと思う。

これからも困った時に助けてもらいたいし、その時には気持ちよく引き受けてもらえるように。

友人だからといって「ちょっと手伝ってよ」と言って支払わないやり方はしない。


とはいえ、本業は「什器や家具の製作」だ。

私が便利屋さんみたいにお願いしているのはあくまでイレギュラーなのでご了承いただきたい。

もうお店をやっていないので頼める機会が減ってしまったけれど、これからお店を始める方、家具が欲しい方、造作物が得意なのでぜひ頼んでみたらどうだろうか?

本当に、その人自身の「一番」を考えて親身になって作ってくれる。

頼れる人だよ。


***


誰もやらないことや、面倒なことを引き受けてくれる人は本当に貴重だ。

周りにいたらぜひ大切にしたいし、逆に自分はそう言ったことができるのだろうか?と振り返る。


自分は誰もやりたがらないことをやれたりするのだろうか?

困ってる人を助けられるスキルがあるだろうか?

スッキリきれいになった庭を見ながら考える。


ユキヒト工務店


***


こちらは、noteのサークル「暮らしとお店の雑談室」にて、2020年3月に限定公開で書いた記事です。

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