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【往復書簡】梨の季節

うちの旦那はこの世で一番好きな食べ物が二十世紀梨なのだそうで、食べるたびに「死ぬ間際になったら何とかして見繕ってほしい」というけれど、梨の季節はせいぜい1か月。。。「死ぬ時期選んでくれい」という水掛け論が我が家の鉄板です。

きのうはおつかれさまでした。
相談のママもつらかったね。

なんでしょうね。不登校児なんてものは
古来「登校拒否」時代からいるんですから
そろそろ「不登校マニュアル」作ってもらえませんかねー。先生、毎回毎回初めてです!みたいなリアクションで対応してるのかなーとおもっちゃう。

それとも、あきらめちゃだめだ!諦めは悪だ!てかんじなのかな。。

本人がいやだ、体が痛い、動きませんと言ったら
無理じゃんねー。
ほんと極寒の冬に梨もってこい の世界なんですけど。

不思議だね。そんなこと言うわたしも
つい3か月前に、小一の次女の担任の先生に
「梨もってこれません」って言ったら、
「もう小学生なんだし我慢を教えるべきだ!」といわれ
「小学校のうちはそれでやりすごして済むかもしれんけど、その先々で『極寒で梨を持っていけない』なんて
発想はそもそも悪なんだ、口が裂けても言えない的な
思考になってマジで死んだらどうするんですか⁈⁈」「…梨?」

ってなったばかりでした。。
何度経験してても、慣れないもんです。

だけど、不思議なもんで
母親が腹を括って、「どうしましょう?」て
先生に助けを求めるスタンスをやめて
「梨なんで、今の時期はどーしょーもないんですよー」って言えたら、空気が変わる。
中高はそうはいかないかもしれないけど、、
小学校はそんな気がする。

その腹を括るまで、、、がつらいのだけど。

不登校になりたてのご家庭はゆっくり、
そのときの気持ちを書き留めておくのは個人的にはおすすめです。
その当時は「学校に変なこと言われたら残しておいてやる!」という閻魔帳的な発想からはじまったのですが
わたしは内容が当事者の娘のことから
私自身に移行していきました。

わたしも子どもに世界は広いんだよ、って伝えたいな。そのことを態度で示したい。
キミの勇気に敬意を表して。

「あたりまえ」ができなくなって
一番ショックであろう子どもたちと、その親御さんと
つらいきもちをシェアできて、
この時期があったからよかったよね、って
軽やかに飛び立てるような巣箱みたいなトコ!

さて、move onみてねよーっと。(でへへ)。
おやすみなさい。


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