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久しぶりのカラオケ|いま、東風(TONG POO)にハマっている

先日、かなり久しぶりにカラオケへ行った。暑気払いの二次会に、大学時代の友人たちと行ったのである。

懐メロ大会と銘打っていたため、かなり古めの曲を歌った。その中には、「電話線」という矢野顕子のデビューアルバム(1976年)の曲もあった。

だが、数日後、私はふと思いつく。次回は、友人に矢野顕子の「TONG POO」を歌ってもらおうと。

「東風」(トンプウ、Tong Poo)は、元々、坂本龍一が作曲した曲である。

1978年にリリースされた、イエロー・マジック・オーケストラ (YMO)のデビューアルバムに収録されている。坂本龍一の代表作の一つだろう。

坂本龍一自身、色んなアレンジで何度も演奏している。だが、何と言っても人気が高いのは、矢野顕子との連弾ではないだろうか。私も一番好きである。

こちらの映像は、フランス公共放送FR3による、坂本龍一のドキュメンタリー「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」の一コマです(1985年、撮影:Elizabeth Lennard)

矢野顕子の「TONG POO」は、彼女がこの曲に歌詞をつけたものだ。1980年リリースのアルバムに収録されている。

友人は、高校時代、この曲を歌う矢野顕子をテレビでたまたま観て、衝撃を受けたのだという。

ついには、CDを借りまくったり、放送部の部費でLPレコードを買ったりしたそうだが、その気持ちが分からないでもない。

今回改めて聴いて「歌詞がすごいな」と思った。

40年前の曲なのに、むしろ今の時代に生きる人たちの心に染みるような歌詞なのである。

いわば神様の目線の詞に見える。個人的には「こういう存在に少しでも近づきたい」と思うくらいだ。

歌詞の全文を載せたいところですが、著作権の兼ね合いで憚られるので、リンクを貼ります。ぜひご覧ください(※)

1980年と言えば、竹の子族が流行った年。バブル前夜の、日本が比較的イケイケだった頃である。

そんな時代に、どうしてこんな歌詞が書けたのだろう。

(よく考えると、今回歌った「電話線」もインターネットの世界を予見したような歌詞だ)

私はここ数日、この曲を取りつかれたように口ずさんでいる。この調子だと、次回のカラオケでは、私も一緒に歌ってしまいそうである。


※どのサイトを見ても、2番の歌詞が一部足りないようなので、以下に補足します。

わたしのからだの中に朝日がのぼる
あなたに見えるかしら?これが
あなたのからだの中の氷をとかす
あなたに届くかしら?これが

「TONG POO」2番抜粋(作詞 矢野顕子)

おわり

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