見出し画像

「梨地肌」、なんて読むでしょう?

以前こちらでご紹介したことがあるので、お読みいただいた方はお分かりになるかもしれません。

「なしじはだ」と読みます。

鉄瓶「さくらふぶき」を例にすると、桜の模様が付いていない部分に施していきます。

画像1

職人の血管の浮きっぷりが真剣さを物語っています^ ^

結果、こうなります。

スクリーンショット 2021-07-01 11.42.29

梨地肌は筆で絹真土(きぬまね)と呼ばれる絹で濾したような細かい砂を置いて施していきます。

このような細かい肌は、さくらふぶきにおいては「散りゆく桜の儚さ」を表現できるのですが、繊細ゆえに誤魔化しが効かないため、非常に高い技術を要するものです。

ちなみにこのさくらふぶき、現在こちらのイベントの「記憶」ブースに、「認定NPO法人 桜ライン311」さんの取り組みの一つとして展示してあります。

画像3

画像4

(こちらの写真は桜ライン311さんのインスタグラムより拝借しました)

東京ミッドタウン・デザインハブにて「7月5日」までですので、東京にお住まいの方は特に、是非この週末にお立ち寄りいただけたら幸いです♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?