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【初対面】40歳のおばちゃんは、20歳の大学生に日本の希望をみた

私は友達が少ない。
いや、狭く深いと言っておこうか。

でも、片手に収まる程の親友がいるから私の人生十分豊かだし、友達と呼んで良いかわからないけど、同じ趣味や推し仲間が全国にたくさんいるから、人生けっこう楽しい。

友人の年齢層は40代が多く、親友のさとし以外はほぼ女性。

子育て中の主婦が大半を占めるが、独身の友人や、結婚しているがお子さんはいない人もいる。

そんな私の交友関係の中で、たった一人、
年齢もタイプも異彩を放つ女性がいる。
それが20歳の大学生、”シャネちゃん”だ。

シャネちゃんは、関東に住む現役の大学生。
今回、Instagramやnoteのつながりを経て、東京でシャネちゃんと初対面を果たすことが出来た。

今日は、シャネちゃんに会って、彼女より少し人生を長く生きている人間として、私が彼女に伝えたいこと、そして彼女から学んだ事をここに残しておきたい。


私がシャネちゃんを知ったのは、2年前。
私の推し、OURHOMEのEmiさんが毎日更新するラジオ、Voicyの放送の中だった。

Emiさんは整理収納アドバイザーを経て、今やひっぱりだこの人である。
そのEmiさんファンは全国にたくさんいるが、ほとんどが30代以上の主婦だろう。多分に漏れず、私も40代・主婦。

そんな中「私、小学生の頃からEmiさんのファンです!」とEmiさんにお便りを送った当時19歳の女の子。それがシャネちゃんである。

Emiさんは驚いていた。
そんな若いファンは珍しい。しかしEmiさんが最も驚いたのはそこではない。何よりも特筆すべきは、シャネちゃんのお便りの文面のすばらしさである。

導入、本文、締めの挨拶。19歳とは思えない丁寧で素晴らしい内容に、Emiさんが「もしこれを聞いていたら、直接お話ししたいので連絡をください!」とVoicyで呼びかけ、なんと数日後にEmiさんとシャネちゃんの対談が放送された。

その一連の流れを放送で聞いていた私は、感銘を受けた。

19歳で、このしっかりした文章、考え方、対談の受け答え。どうしたらこんな子が育つのだろうか??

そんな私と同じ疑問を抱いた主婦の方は全国にたくさんいただろう。
その後、西宮を訪ねたシャネちゃんと、シャネちゃんのお母さん、Emiさんと3人での対談も放送され、大きな反響があった。もちろん私も聞いた。

そんなシャネちゃんと私が、なぜ繋がることが出来たのか。

それは、完全にnoteのおかげである。

シャネちゃんと私、先にどちらがどちらを見つけたのかは今DMを見返しても定かではないが、私はある日noteでシャネちゃんを見つけ、シャネちゃんもおそらくVoicyのコメント欄から私のnoteを見つけてくれた。

その後、私のInstagramもフォローしてくれたシャネちゃん。それに気づいた私も、すぐにDMを送る。丁寧な返信が来た。紛れもなくシャネちゃんだった。

そこから、時々noteの感想を送り合ったりさせてもらうようになった。

シャネちゃんは農学部にいて「農旅」と称して日本各地を旅したり、学園祭で野菜のチップスを販売したり、その奮闘ぶりに私はこっそりと胸を熱くしていた。こんな頑張ってる若い子がいるなら、日本は捨てたもんじゃない。

そんなやりとりの中で、ある日シャネちゃんから「今度北海道に行くのですが、お会い出来たりしますか?」とメッセージを貰った。

え!私の方がめちゃくちゃ会いたい!!
シャネちゃんに会って話を聞きたいし、何よりも、こんな素晴らしい若者を、うちの娘たちに会わせたい。

しかし、聞いてみたらシャネちゃんが訪れる町は、私の街からは、うーん、車で6時間ってとこかな…。北海道はでっかいどう。

泣く泣くお断りしたのだが、逆に私GWに東京帰省するので、都合が合えば連絡してもいいですか?と伝えた。そうして実際に初対面が東京で叶った。

GW最終日、午後の飛行機で北海道に帰るので、待ち合わせは蒲田!

本当はおしゃれな街が良かったけど、ごめんね、シャネちゃん。(←蒲田に謝れ。)


当日待ち合わせをしたのは、駅にあるカフェ。

本当は先にシャネちゃんと二人でお茶をして、帰り際にうちの家族にちょこっとだけ会わせられたらと思ってたのに、朝に妹たちと揉めた長女が「私ママと一緒に出るわ」と急遽別行動宣言。パパと双子をご実家に残し、先に二人で蒲田駅に向かう事となった。

待ち合わせ場所のカフェに付く。
早めに着いたので、先に席を取ろうと見回すと、キラキラしたオーラのかわいい女の子がぱぁっと笑いかけてくれた。シャネちゃんだった。

「はじめましてー!」
二人の口から同時に出る、はじめまして。

そこから2時間程。
シャネちゃん、私、中3長女の3人でおしゃべりは続いた。

シャネちゃんは、本当にキラキラまぶしい。
あと、とても礼儀正しい。
そして、普通にかわいい。きっとモテる。

まずは、若者の忙しい時間を私に割いてくれたことへのお礼を伝え、その上で、雑談を挟みながら、聞きたい事をたくさん質問させてもらった。

・シャネちゃんは大学でどんな事を学んでいるのか
・なぜ、それを学ぼうと思ったのか
・夢はなんなのか、やりたいことはあるのか

また、どんな子ども時代、学生時代を送ってきたのかなどなど、本当にいろんな話を聞かせて貰った。

シャネちゃんは、とにかく本をたくさん読む子どもだったらしい。

図書館で本をたくさん読んでる中で、Emiさんの著書に出会った。そしてそのおかげで私もシャネちゃんに出会うことが出来た。

シャネちゃんは農業と地域のつながりに興味を持ち、SDGsや環境問題にも取り組む。
世界を変えるために、まずは日本の事を良く知りたい、そしてその解決の糸口を「日本の農業」という切り口から見出したいという希望を持っていた。

話を聞く限り、シャネちゃんはとても好奇心が強く、フットワークが軽い。興味を持ったことを自分で調べ、自らの足でその場に赴き、自らの目で見て、体験して、感じる。そして学びを得る。大学に入ってから、それを更に加速させている印象を受けた。

すごい。すごいなぁ。

私から見たら、シャネちゃんは自分で目標を決め、それを一つ一つ自らの手で掴み取ってきた人だ。そんな風に行動できるのは、小さい頃からなの?と聞くと

「昔はこんなタイプじゃなかったんです。」という。

学生時代は、変わらず色んなことに興味は持っていたものの、前に前に出るタイプでも、どんどん行動に移すタイプでもなかった。むしろ、自分をうまく出せずに悩んでいた時期もあるらしい。

それが大学に入り、色々な人に出会いたくさんの経験して、
「結果こんなふうになりました(笑)。」とシャネちゃんは笑う。
だからこそ、なかなか行動に移せない人の気持ちも、やりたいことをどんどん進める人の気持ちも両方わかるんです、と。

もう、感心する事ばかりで、
「ねぇ、今の話聞いてた!?」と
隣に座っている長女に何度も確認する。

長女は、シャネちゃんの話をちゃんと聞いていた。シャネちゃんが、長女にも色々話を振ってくれていたからだ。

もしかして気を遣わせるかな?と思った長女の存在だが、むしろ連れて行って良かったかもしれない。
20歳も年上のおばさんと二人きりだと、どうしても会話に上下がうまれがちだ。でもそこに14歳の中学生が挟まることにより、シャネちゃんが少し年上のお姉さんとして長女に色々アドバイスしてくれたりして、長女の存在が良いクッションになってくれた。

最後に、シャネちゃんの悩みも聞いた。
シャネちゃんは現在大学3年生。周りが進路を決め始める時期だ。就職、院への進学、はたまたそれ以外の道。

シャネちゃんは、自分に何が向いているのか、自分は何が好きで何がしたいのか、たくさん選択肢があって、よくわからなくなるのだと話してくれた。
大学三年生。わかる。若いってそういう時期だ。

なので僭越ながら、40年間それなりに山あり谷ありの人生を歩んで来た、シャネちゃんの人生に通りすがったおばちゃんからのアドバイスがある。


シャネちゃん。

私はシャネちゃんはとっても素敵な個性を持ってる子だと思う。だから、きっと人とは違う道を選びたい人なんだと思う。

みんなと違う道を選ぶという事は、時に大変なことも多い。でも、目の前に出てきた選択肢というレールを、腕を組んでよーく見比べたら、シャネちゃんの価値観で、好きな方を選んだらいい!リスクがあっても、興味のあることを選び、そっちに進め!
きっとシャネちゃんはそこに幸せを見出せる人だ。自分で決めたその道の先に、きっと幸せがある。
それを大人は希望と呼ぶ。

もう一つおせっかいを言うならば、シャネちゃんはその持ち前の行動力で、他の人がなかなか出来ないような体験をたくさんするだろう。

それを、ぜひ「発信」してほしい。
シャネちゃんの目線で感じて学んだ事を、日本に世界に発信してほしい。それをシャネちゃん一人の脳内にとどめておくことはもったいなさすぎる!

発信することは、時に怖い事もある。
躊躇したり悩むこともたくさんあると思う。シャネちゃんは「私カナさんみたいにオープンになり切れないんです」と言ってくれたけど、すべてオープンにしなくたって今の時代、上手に発信出来る手段もあるだろう。
あと、歳を重ねれば、いろんなことがどーでもよくなる日が来る。それが良いのか悪いのかはわからんけど。

私は、シャネちゃんは「伝える」べき人だと思う。
日本を知って、世界を知って、あなたに出来る事を知ったら、どんな媒体でもいいから、それを是非、私たちにシェアしてほしい。伝えたいボールの大きいあなたは、そのチカラを持っている人だ。言葉で誰かを勇気付けられる人だ。
大丈夫。全国のEmiさんファンは、きっとみんな、あなたの味方だ。

最後に、シャネちゃんに
「私、カナさんの”ありさのばかちん”の話、大好きです!元気がない時はあれを読んでます!」と言われた。

シャネちゃんの元気のひとかけらになれるのであれば、それだけでnoteをやってて良かったと思った。私もその一言に救われた。

時間がきて別れ際、うちの主人と双子もシャネちゃんに会うことが出来た。双子は羽田空港行の電車の中で「シャネちゃん、めっちゃ可愛かった…」とつぶやいていた。

双子は挨拶程度しかしてないので、シャネちゃんから何を受け取れたのかはわからない。でも、少なからず一緒の時間を過ごした長女には影響があったようだ。
こんなにちゃんとしたシャネちゃんにも、それなりにすっごい反抗期があった話や、進路の相談にも乗ってもらって、長女なりの収穫を得たようだった。

シャネちゃんは、もうじき留学するらしい。
短期留学だが、「世界を見たい!」と、いよいよ日本を飛び出す。

こんな子がいるなら、日本はまだまだ捨てたもんじゃない。日本の将来に希望が持てた。

がんばれ、シャネちゃん!!

君なら何にでもなれる!

日本で世界で、羽ばたけシャネちゃん!!!

通りすがりのおばちゃんは、
ずっとシャネちゃんを応援しています!!!





追記!

シャネちゃんが、私の事をnoteに書いてくれました!嬉しすぎて、おばちゃん、泣きました。

良かったら、ぜひ読んでみてください😊


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